Mahjan talk 雀話

    (81)連続同席の確率


 先日、あるところで麻雀をした。席決めは風牌つかみ取りで、東家は居座り=起家という方式。Aが東を引いたので、以下、BCDと席が決まり、なにごともなく1ゲーム終わった。1ゲームごとに場所替えをするルールだったので、そのままの席で同じく風牌つかみ取りを行った。

 するとBが東を引いたのはいいが、Cが南、Dが西、Aが北を引いた。そこで起家こそ違ったが、坐る席は同じだった。そして3ゲームめ、今度はCが東を引き、以下、DABの順。「なんだ、なんだ、珍しいことがあるもんだ。3連続で4人が同じ席なんて、どれくらいの確率だろう?」なんて云いあいながらゲームを開始した。

 そして4ゲームめ、「さすがに同席は続かないだろう」と良いながら風牌を引くと、なんと今度はDが東を引いた。

 「おい、これでAが南をひくと、ひょっとしたらひょっとするかも」と云いながら、Aの手元を注目。するとAが引いたのは、まごうかたなき南

 「おおっ」というので、今度はBの引き牌に注目する。するとBはみごとに(?)西を引いた。これで4ゲーム連続同席で、おまけに起家は各自1回づつという快挙。

 で、次の5ゲームめ。もう最初から、興味津々。そしてなんと、みごとに5連続4人同席を達成した!。さすがに6連続はならなかったが、5連続でもたいしたもんだ(なにが?....(笑))。

#決してガン牌ではない。(^_^; おまけに風牌を裏付せで用意したプレーヤーは一番最後に引くことになっているので、最低限の作意もできない。

 数字にはからっきし弱いσ(-_-)なので、この5連続4人同席がどれくらいの確率で発生するものなのか、じぇんじぇん判らない。しかし極少の数字にはなりそうな気がする。誰かヒマな人とは云わない。忙しい人でも良いから(笑)、計算してくれないかなぁ。

 算出して頂いた場合には、ギネスブックに申請すると同時に、すえながくこのHPにUPさせていただく。そしてもれなく黄金牌をプレゼント←ウソ(笑)

キヨト    日付:2002/08/19(Mon)

 こんにちは、あさみ先生。
 連続同席の確率ですが、まず席順の組み合わせでAを基点とすると

 ABCD、ABDC、ACBD、ACDB、ADBC、ADCB

の6通りです。すなわち2回連続同じ席順になるのは1/6の確率です(高校1年時の数学で習った「順列(循環)」ってヤツの公式だと、4!/4=6 ということになると思います)。

 したがって、n回連続同じ席順となる確率は、(1/6)**(n−1)で表すことができます。そしてこの場合は5回ですから
(1/6)**4=1/1296=0.0007716・・
注:「**」はべき乗算を表します。

ですので、珍しい出来事ではありますが、ギネス級ではないと思われます(笑)


こんにちわ、キヨトさん

>珍しい出来事ではありますが、ギネス級ではないと思われます(笑)

 そ、そ、そうなのか....(^_^; そりは残念(笑)
 ほいじゃあ、これに「各自、親が1回づつ(4回めまで)」という条件をプラスすたら、
どうなんだろう?

名前:とづね    日付:2002/08/19(Mon)

 数字にからきし弱い浅見さんに読んでもらおーと、かっなり気合入れて書いてます
(笑)。きちんと読みなさい(←ぉぃ)m(_ _)m。

 まず、席順の組み合わせ。前の問題ではだれが何家かということが関係なかったんで6通りだったんですが、今回のは起家が絡んできますので、組み合わせを考え直さなければなりません。東南西北の順で並べると考えると、さっきの6通りを左回りに回転させてやれば、それぞれ下のように4パターンずつでき、合計6×4=24通りなります。

(11)ABCD (21)ABDC (31)ACBD (41)ACDB (51)ADBC (61)ADCB
(12)BCDA (22)BDCA (32)CBDA (42)CDBA (52)DBCA (62)DCBA
(13)CDAB (23)DCAB (33)BDAC (43)DBAC (53)BCAD (63)CBAD
(14)DABC (24)CABD (34)DACB (44)BACD (54)CADB (64)BADC

 例えば、1回目に(11)の席でやっていたとします。2回目は(12)・(13)・(14)のどれかであればいいので、確率は3/24(←24通りの中の3通り)。

 この中から1つ選んでしまうと、3回目は残りの2つのどちらかなので、確率は2/24。4回目は残りの1つなので、確率は1/24。この値を全て掛けると、1/2304(2304回やって1回成功するくらい)。かなり珍しいですがギネス級までは行かないでしょう。多分。

 ですが、ここでさらに5回目の席替えで同席(起家は不問)である確率を求めてみます。例えばここでは(11)・(12)・(13)・(14)のどれかであればいいので確率は4/24。

 なので、上の確率1/2304にさらに4/24を掛けると、1/13824(13824回やって1回成功するくらい)。これならギネスに載せても良いんじゃないかな、と思います。

どーも、ヒマ人でした。ご清読感謝します。


 あさみ    日付:2002/08/20(Tue)

 こんにちわ、とずねさん。

 詳細な研究結果をありがとう。(^-^)/ かっなり気合入れて精読させて頂きました。(笑)

 4回まで親が異なる条件を入れた場合はギネス級に近い確率と知って、非常に嬉しい浅見です。(^ー^)V

 実は6ゲームめも、「あわや」というところだった。まずAは問題がないとして、Bは条件に叶う風牌を引いた。残るはCとD(Dはσ(-_-) )。

 次にCさんが残りの2枚に手を伸ばしたとき、そのまま右手で右側の牌を掴むと思いきや、左側の牌をつかんだ。 内心“あっ、これが運命の分かれ目っ”と思った。するとCさんの引き牌は、はたして不可の風牌であった。

 う〜ん、残念。Cさんがそのまま右側の牌を掴んでいたら、4人同席6連続達成であったのに。(笑)

PS:また牌謎にもチャレンジしてね。

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