Mahjan talk 雀話

(82)MONDO撤退


 衛星テレビのMONDO21という番組で、日本のトッププロの対局を毎日のように見られると聞いた。そこで今年の4月、大枚をはたいて視聴契約した。さっそく見てみたら、たしかに麻雀番組はやっていた。しかしトッププロの対局なんて、どこを探してもやっていなかった。

 しかたないので、そのまま麻雀番組を見ていた。しかし別に真剣勝負でもないようで、スモーカーはタバコをくゆらしながら、そうでない人も考えながら迷いながらゆったりゆったり打ってる。
 
 番組の司会者は場を盛り上げるためか、さかんに「すごいぞーっ、この引き」とか、「なに考えているんでしょうかね〜」、あるいは「○○〜、その牌だけは切るのを止めてくれ〜」などと、やたらに感嘆詞やらお願いを連発しているが、どうにも緊張感が伝わってこない。

  この番組の解説で、最初、何を云っているのか判らなかったのが、「ふかす」という表現。
 司会者「お、○○は中をふかしますかねぇ〜」
 解説者「ええ、きっとふかすでしょう」

 (なんじゃらほい)と思って聞いていたら、どうやら「ポンを見送る」という意味らしい。(ふ〜ん、なるほろ、さすがにプロの解説は勉強になるなぁ)と思っていたら、次のときには「○○っ、ここで發をスルーしました〜」。(お、今度は英語できたか)(笑)

#そう言えば、雑誌に載ったMONDOの解説で、「○○、ここで白をリリースしましたっ」ってのもあったな。

 違う時間帯では女性ばかりの麻雀番組もやっていた。うん、若い女性が着飾って麻雀しているのを見るのも悪くない。

 しかしまぁ、面白いと云えば面白いが、σ(-_-)がお金を払ってまで見ようと思っていた物とは違う番組を見ていても仕方がない。じっさいこの程度の対局なら、フリー雀荘での対局風景と別に変わることはない。

 いや、先日、用事があってフリー雀荘へ出掛け、ついでにお客さんの打ってるのをしばらく観戦していたが、フリー雀荘のお客さんの方がまだサクサク打っていた。んなわけで、今月でMONDO21の視聴契約を解約することにした。
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