Mahjan talk 雀話


    (1)アメリカ麻雀


 といっても能書きをたれるほど詳しくない。なにせ行ったことも無い(^-^; つまりせいぜい伝え聞く程度の話なのだ。

 アメリカといっても一番盛んなのは中華街における中国系(いわゆる華僑)の人たちによる麻雀。盛んといっても中華街の中だけで、主として年輩者が中心で行われている(らしい)。もちろんルールも中国麻雀そうろうで行われている(らしい)。いずれにしても中国系の人たちだけの麻雀だから、中国系麻雀がアメリカ全土に普及しているとはいいにくい。

 白人系の人たちの場合は、主としてロスアンジェルスなど西海岸の都市を主体に、ポーカーのようなルールで行われている(らしい)。雀荘はないので各家庭で行われている。

 ※4人配牌が終了した後、親から順番に不要牌をまとめて、壁牌と交換する。アガリの形は1雀頭4面子とは限らない。その年、○○麻雀連盟(数団体ある)が発行したアガリ役ブックペーパーに記載された形のみが有効となる。したがって、みんな毎年、○○麻雀連盟の発行したブックを買わなければゲームできない。それが○○麻雀連盟の収益となる(らしい)

 20世紀初頭、日本よりいち早くアメリカ西海岸から普及した時代には、上海系統の中国麻雀が普及したが、百年経つうちに中国麻雀とは似ても似つかぬ麻雀となってしまった。これは日本麻雀の現状とおんなじである(もちろんこれは麻雀遺伝子のせいだ(^-^))

 かなり普及しているようだといっても、一番盛んなのが前述した中国系の人たちというのだから、大したことはない(らしい)

 アメリカ以外では、香港はもとより大陸/台湾でも麻雀は盛んに行われている。もちろん中国大陸は人口が日本の10倍だから、プレーヤーの絶対的人数は日本より多いのは間違いない。しかし雀荘があるわけではない。また中国の伝統的紙札ゲーム(日本で云えば花札のたぐい)はもとより、西洋伝来のトランプも非常に盛んである。
 とはいえ麻雀の研究という点については、たぶん日本の方が圧倒的。戦術論・ルール論はもとより、対子の期待値やリーチ後のアガリの確率などの諸問題に至るまで、書籍の世界を飛び越えてパソコンの世界でも日夜論議されている。

 ※日本ではカード(CARD)トランプと通称する。聞くところによると、トランプは本来、カード用語で「切り札」という意味(らしい)。つまり麻雀ドラと通称されるようなもの。中国でもこの事情は同じで、カードポーカーと通称されている。ポーカーもちろんカードのゲーム法の1つの名前。遊び方として最初にポーカーが普及したので、中国ではそれがそのままカードの名前となってしまった。

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