Laboratory 研究室 

     (38)ソニー麻雀


 ソニー麻雀と云っても、あの大企業とは何の関係もない。「麻雀クイズ(日本文芸社 s42 手塚 晴夫)」という本で紹介されているゲーム。それも単なる変則麻雀ではなく、いわば麻雀脳を鍛えるブートキャンプ ゲーム(^-^;

 普通の麻雀では手牌は13枚、しかしソニー麻雀の手牌は12枚。それをソニー麻雀と呼称するは、ソニーの“ ”はの和語読み(三十路と書いて“みそじ”と読むたぐい)、“ ”は漢語系読みで “ ”。つまり12でソニーと読ませる。

 手牌12枚となると、1枚不足する。その不足している1枚は、オールマイティ牌として頭の中に存在させる。「麻雀クイズ」には そのように記述されているが、存在しない牌を常に脳裏にうかべてゲームするというのは ちと大変。実際 チーポンして手牌が9枚とか6枚になると、なんだか少牌している感じになる。そこで ここでは13枚めのオールマイティ牌として花牌を使用することにする。

 まずゲームに先立ち、各プレーヤーはオールマイテイ牌として花牌を1枚づつ持つ。次に東家から順に、通常通り3回づつ取牌したところで配牌終了(すでに手牌を1枚 持っているので最後のチョンは行わない。東家もチョンチョンは行ない)。配牌のあと、東家は第1ツモを行ない、通常通りゲーム開始。実力養成ゲームなので、ルールは二の次。自分たちの慣れたルールでプレーすればノープロブレム。

 オールマイティ牌が1枚あるので イーシャンテン=テンパイとなる。当然 通常よりテンパイが早くなる。それだけでなく、テンパイしたときもマチが非常に多くなる。仮に手牌が

   

となっていれば、マチは う〜んと う〜んと...

   

 なんて形になったりすれば、もう頭くらくら... うっかりすると フリテン続出。そこで最初のうちは 摸打にそれなりに時間がかかってもOKとする。あくまで麻雀脳を鍛えるのが目的なので、フリテンロンなどには厳罰を加える(笑) しかしワケワカメになったからと云って、「えい、こんなもの いらねぇ」とばかりオールマイティ牌を切ってしまうのは厳禁。どんなテンパイになってもフリテンになるが、ツモアガリすればいいと言う問題ではない。それではソニー麻雀をやる意味がない(笑)

 もし 手牌13枚では あまりにもオタオタするというのであれば、最初は手牌10枚のショート麻雀でプレーしても良い。この場合、配牌は各プレーヤーは2トン(上下2枚2組),2トン,1トン(上下2枚1組)と取得する。

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