Laboratory 研究室 。
(32)中国麻将最大点
役満貫と云えば、親で48,000点というのが一般的。大きな点数であるが、役満貫(貫(金)が満ちた役(アガリ))であるからこれ以上の点数はない。しかし一般麻雀ではダブル役満、トリプル役満もOKというマイナールールがある。
しかし中国公式麻将ではマイナーどころか、正式ルール。可能性がある役は全部数える青空勘定式。そこで大三元+混一+混老頭となんて計算となる。役満にしたってダブっていれば、すべて計算される。
そこでヒマツブシに、中国公式麻将ではどんなアガリが最高点になるか計算してみた。(^-^) テキストとしたのは、ココで紹介した中国公式ルールブック。
さて役満のダブリと云えば、定番はこんなところ。東場の東家のアガリ。
ツモ大三元(88)、四槓子(88)、四暗刻(64)、字一色(64)、これで合計304点。いくら役満がダブっても、日本麻雀ではこれで終わり。しかし中国公式麻将では、そうはイカのキ○タマ。(笑)
まず大三元のとき、 の各2点は加算されない。また大四喜でも、場風刻や門風刻の各2点は加算されない。しかしこの手は大四喜には関係の無いアガリ。そこで場風(2)と自風(2)のダブリである東ダブで4点。
※ダブ風でも2点だけかも知れない。
四暗刻は門前アガリが条件なので、門前清は複合しないとある(もちろん対々和も複合しない)。それはいいが、ここで云う門前清が、アガリ役としての門前清(門前清ロン=2)に限った意味なのか、「不求人(門前清ツモ=4)」も含んだ一般論としての意味であるのかよく分からない。
そこでここで云う門前清は門前清(門前清ロン=2)という意味と解釈し、不求人の4点を加算する。もし貰いすぎだった事がはっきりしたら、あとで返す。(笑)
四槓子をアガったとき、「槓子は複合しない」とある。槓子は複合しないと云うのだから、素直に解釈すると暗槓(2)や暗双槓(6)は加算されないようだ。
まぁ、なんとなくそんな感じのようだけど、別に四槓子はオール明槓でも可能である。だとしたら、理屈としては暗槓(2)や暗双槓(6)が加算されてもおかしくない。
どっちか分からないが、アガったσ(^-^)としては点棒は多ければ多いほど良い。(笑) そこで、暗双槓(6)二組が複合するとして12点。うん、これも次の日になって貰いすぎだった事がはっきりすれば、やっぱり返す....(-_-) 最後に、の単騎アガリなので、これが1点。
で実はこのアガリ、花牌がいっぱいあった。(笑) どれだけあったかというと、なんと8種類、全部あった。(^-^) これで8点。そして基本点が8点。ということで、役満貫以外のアガリは計37点。役満貫点との合計は341点。これを3人から受け取るから、総合計は1023点!。
う〜ん、まずこれが中国公式麻将の最高得点じゃないかいな。
これを日本の一般麻雀に換算すると、どれくらいの点数になるのか。まず役満ダブリOKであれば、親で4800点X4であるから192000点となる。これを3人から貰うのだから、ざっと60万点か....
※暗双槓(6)二組、計12点が複合しないのであれば987点。また不求人(4)も複合しないのであれば975点。ダブ風でも2点だけなら、969点。
#どっか間違いがあったら、教えてちゃぶだい。
>#どっか間違いがあったら、教えてちゃぶだい。
と書いておいたところ、中国麻将に詳しいIDさんという方から、メールを頂いた。
門前条件役(門前清が複合しない役:七対、四暗刻、全不靠等)では、ツモアガリの場合も不求人は取ることができず、自摸の1点だけを数えることが普通となっています。
いけねっ、不求人の4点は加算できないのか。
>もし貰いすぎだった事がはっきりしたら、あとで返す。(笑)
と書いた以上、約束通り返す。(^-^;
また、四槓、三槓等は、槓子系の部分役(明槓、暗槓、双明槓、双暗槓)とは複合しないことが、一般的な「決め」となっています。
うへっ
>これも次の日になって貰いすぎだった事がはっきりすれば、やっぱり返す....(-_-)
と約束したので、いま返す。
そこで計算は、以下の通りとなります。
自摸(1)+単釣将(1)+圏風刻(2)+門風刻(2)+字一色(64)+四暗刻(64)+大三元(88)+四槓(88)+花牌(8)+底点(8)=326点オール→978点
妙手回春と槓上開花が複合するかどうかも決めによりますが、複合するルールもあります。そこでこれに妙手回春(8)と槓上開花(8)を加算したうえで自摸(1)を減らした、341点オール→1023点が理論上の最高得点になると思います。
うん、なるほろ。σ(-_-)の計算式は違っていたが、1023点という答えはあっていたか。まるでσ(-_-)の中学の数学テストとおんなじだ(笑)
とまぁここまではよかったが、最後に強烈なオチが....
以上が理論上の最高点と思われますが、日本では得点の上限を定めて対局が行われる場合が多いようです。
(つまり、この場合は、88+8=96点オール→288点が一回のアガリによる最高得点となります。これは、「満貫制」と呼ばれております)
なるへそ。日本では満貫制も取り入れているのか。青天井式よりその方がいいかも。
r@PCLabo 投稿日:2007/11/07(Wed)
2006年から門前限定役に不求人が複合できるようになったので、自摸を減らして不求人を加」ると、差の3点を3人からもらうので9点増えて1031点になるようです。ただしこのルールに対して日本の中麻打ちは、すぐにそれを採用するといったことはしていません。
あさみ 投稿日:2007/11/07(Wed)
なんか中麻大会の主催側にもいくつかの系統があって、そのせいでルールに多少の相違があるようですね。