Laboratory 研究室 

     (33)JKルール


 またまた登場、完先ルール。
以前アップしたPKルールやSKルールは、完全な完先ルールを模索したもの。
しかし完先の論理性を優先するあまり、どうもゴツゴツしていた。
なんせ、作った本人σ(-_-)もよく判らないくらい。(笑)

 そこで今度はσ(-_-)にも理解できるというか、もっと実用的な完先ルールを考えてみた。
題して実用完先、略してJKルール。

 もちろん符計算が一切無いのは、PKルールやSKルールとおんなじ。
しかしなんと云っても最大の特徴は、「門前の場合、役の種類に限らず一翻以上が
確定していればアガリ可
」と云うこと。

 PK/SKルールは、たとえ門前でもさまざまな束縛があった。
しかしJKルールでは、門前テンパイに関しては、束縛を緩めた。
そこでPK/SKルールでアガリ不可であったケースも、JKルールではアガリ可となるケースがでてくる。

(1)字牌の一翻のみで副露アガリする場合、最初に副露(ポン槓)する(あるいは
翻牌を暗刻にしている)こと。

 ここはPKルールやSKルールと同じ。

(2)最初に数牌をチーポンした場合、(翻牌などが暗刻であったり、手の内で手役が完成していない
限り)そのチーポン面子に関係あるアガリでなければならない。


 ここも基本的にPK/SKルールと同じ。しかし次のようなケースが、ちと異なる。

 一萬一萬一萬八筒九筒九筒九筒九萬九萬九萬  九索九索九索

 七筒ならば全帯(チャンタ)、八筒なら対々・三同刻。しかし共通役が無いのでPK/SKルールではアガリ不可。
しかし七筒でも八筒でも一翻以上の役が確保されている。そこでJKルールではアガリ可

(3)ロンアガリできないものはツモアガリもできない。

 ここはPKルール/SKルールと同じ。

4)複数のアガリ牌があるとき、どの牌でも何か役があること。

 それはいいが、問題は王手飛車形。

 白白發發六筒七筒八筒七索八索九索六萬六萬六萬

 王手飛車は、PK/SKルールでは門前・副露に限らずアガリ不可であった。しかしJKルールは門前の場合、
役の種類に限らず一翻以上が確定していれば、アガリ可
というのが最大のポイント。そこでアガリ可

   二萬三萬三萬四萬四萬五萬七萬七萬七萬八萬六筒七筒八筒

 上の形も同様で、六萬九萬でピンフ、八萬でタンヤオと、どの牌でも役がある。そこでアガリ可。

 次のような形も、二萬でイーペーコー、五萬でサンシキが出来るので、二萬 五萬 いずれでもアガリ可。

 發發三索四索五索三筒四筒五筒二萬三萬三萬四萬四萬

 またPK/SKルールで不可であった次の形。

 二索二索二索三索三索三索四索四索五筒五筒五筒六筒七筒

 すべての待ち牌に何か役があるので、どの牌でもアガリ可。
 ただし次のような形は、いくらアガリ牌として六萬しか残っていないとしても、PK/SKルール同様、アガリ不可

 六萬七萬八萬九萬九萬九萬九萬七筒八筒九筒   九索七索八索

5)打牌優先

 自分が打牌をした時点で次巡に入るという完先特有のルール。JKルールでも、これは踏襲。
そこで安めを見送った場合、即ツモしてもアガリ不可

6)ピンフは完全一翻

 ここはPK/SKルールにおなじ。

(7)七対子は完全二翻


 ここもPK/SKルールにおなじ。

(8)食いタン無し

 ここもPK/SKルールにおなじ。しかし対々和は、基本的にポンをしてアガる役という解釈で、
断幺(タンヤオ)であれば、その一翻を加算することは可。

(9)立直後の暗槓

 PK/SKルールであろうが、JKルールであろうが、“立直してから、役やドラを増やすなんてふてぇ野郎だ
ということに変わりはない。そこで立直後の暗槓はいっさい不可

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