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)御母衣ダム


 7/20・21の連休、めでたい事があって家人と富山県まで出向いた。愛知県からなので最初は電車と考えていた。しかし急ぐ旅でもない。途中であちこち観光して行こうというので車にした。以下はその旅の思い出。

 まずは岐阜県の山奥、荘川(しょうがわ)にある御母衣(みぼろ)ダム。日本最初のロックフィルダム(城壁みたいに石を積み上げて造った)として有名だ。写真のサイズを小さくし過ぎたせいで分かりにくくなってしまったと思うが、実物はまことに雄大であった。

 これは、そのダム湖。↓ こっちも広くて綺麗だった。

 いきなり変なモノが出てきて驚いたか(笑)↓

 これはダム近くの民家(古い民家がいえごと資料館になっている)のある部屋にあった背負い子しょいこ=荷物を運ぶとき、直接背負うと滑り落ちやすかったり背中が痛かったりするので、これを下地とした)の1種。なぜこんな写真をUPしたかというと、実はこの背負い子、別名を御母衣(みぼろ)という。それでちょっとびっくりしたので写真をupしたわけ。

 戦国時代、母衣衆(ほろしゅう)と呼ばれる上級武士階級(侍大将クラス)があった。風呂敷の数倍くらいの布を、鎧の上からマントみたいにまとっていた。たるみを持たせて首と腰の所を留めていたので、その状態で馬を走らせると、風を孕(はら)んで大きく膨らんだ。母衣(ほろ)はいろいろ染めてあったので、膨(ふく)らむと遠くからよく見える。つまりどの武士がどのような活躍をしているか、山の上にいる殿様によく分かるというわけだ。それは知っていたが、まさか背負い子御母衣(みぼろ)とも云うとは知らなんだ。

 σ(-_-)は御母衣ダムという名称は、この辺の地名に由来すると思っていた。しかし地名よりも、この背負い子である御母衣(みぼろ)と関係があるのではと思った次第。誰か知ってる人、教えてちゃぶだい。

 おまけ。
 荘川(下流に行くと“庄川”と表記する)には御母衣ダムのほかにも、5つくらいのダムがある。川沿いに下ってゆくとそんなダムが次々に現れるので、(なんてダムが多いんだ)と、ちとびっくりした。しかしこれらのダムはロックフィルではなく、普通のコンクリート製。これは、そんなダムの一つ。



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