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    (386)A語


むかしビデオで「幽霊、西へゆく(1936年公開)」という古いイギリス映画を観た。
金に困ったイギリス貴族が先祖代々の城を売りに出す。城の中で関係者と相談しているところへ、突然 20歳前後の女性が登場。
いきなり「この お城、わたしが買います

エッと驚く関係者に
わたし、買ったあと、この城を移築したいんです
買取りの話を いろいろしたあと、ヤングガールは風のように去って行く。じつは このヤングガール、アメリカ人大富豪の一人娘。親とイギリスに観光旅行に来て、たまたま古城が売りに出ていることを聞いたもの。

ヤングガールが去ったあと、関係者の会話。
「なんか 突然の話だな」
「うん、でも いい話ではないか」
「しかし あの女、オカシな英語を話してたな」
「ひょっとしたらアメリカ人ではないか」
※映画は、この古城に住みついた幽霊が、お城とともにアメリカへ渡るというコメディ。

先般、CSテレビでアメリカの犯罪ドラマをみていると、捜査本部に40歳前後の情報提供者があらわれるシーンがあった。情報を提供した男性が去ったあと、刑事同士が相談するシーン。
「いまの話、本当と思うか」
「それは分からないが、調べてみる価値はありそうだ。
「しかし あの男、オカシな英語をしゃべっていたな」
「ひょっとしたら、あの男はイギリス人じゃないか」

同じくアメリカの女子刑務所の実情を描いたドキュメント番組(同じくCSテレビ)。しばらく刑務所の生活がルポされたあと、広大な刑務所内に建てられた別棟に、100人ほどの女囚がゾロゾロと向かう。みたところ白人が主体。

(なにかな~)と思って見ていると、それは通販会社のコールセンターだった。ズラリと並んだテーブルに座った女囚が、かかってくる電話に応対している。

そのナレーション。
「通販会社が彼女たちと契約するのは、彼女たちが訛(なま)りのない自然な英語を話すからだ」

そ~か、英語は いまやA語(America語)になったのか(^-^;

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