(14a)杉浦末郎
昭和初期の日本麻雀揺籃期からの先人。
戦前、満州鉄道に奉職、奉天に勤務。在任中より麻雀に親しむ。大正14年、大連の満州鉄道本社に囲碁・将棋、ビリヤードなどと共に麻雀部が設けられ、麻雀部の責任者となる(常任幹事)。
大正15年には大連放送局の依頼により、趣味講話として麻雀の話を放送する。
帰国後、昭和2年2月、渋谷区上目黒562に西風麻雀倶楽部を設立。昭和3年2月、日本麻雀協会と改称。
昭和4年、読売新聞の肝いりで、日華麻雀争覇戦の実現に尽力。これは当時の一大イベントとなった(その関連で、一時、読売新聞にも入社)。
昭和7年、他団体とともに日本麻雀連盟と合併、大日本麻雀連盟として新規発足。
戦後、北陸に北国麻雀連盟を設立。競技麻雀の地域振興に尽力。夫婦麻雀(夫婦ペアの対抗戦)の提唱者としても有名。
主書・日華麻雀争覇戦(読売新聞S5.10.10)、趣味の麻雀(大阪屋S04・01)、麻雀の戦術(S4.12.10)、絵解麻雀入門(S5.11.20)、麻雀スピード上達法(S24・2.9)、麻雀入門第一歩(S26.6.1)、ポケット麻雀戦術(S31.6)、ポケット麻雀入門(S33.6.1)。
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