開発モデルについて

◆ 開発モデルについて

 システムを開発するための方式として標準化されている、開発の手順や手法の事を言います。
 下で記述しているモデルは押えておきましょう。

ウォーターフォールモデル ・・・ 一般的な進め方の1つで、V字モデルの工程を順に行う事を言います。 前提としては、前工程が完了していないと次工程に進まないようにし、前工程への後戻りを最小限にします。

スパイラルモデル ・・・ 一連する工程(要は設計と実装の事)を繰り返す事で、実装する機能を徐々に増やしていく手法です。 ユーザーからのフィードバックやインターフェイスの検討を繰り返し、実装する機能を徐々に増やしていきます。

インクリメンタルモデル ・・・ 個々のシステムを独立したサブシステムとして分割し、段階的にリリースする手法です。

プロトタイプモデル ・・・ 開発の初期段階で試作品(プロトタイプ)を作り、ユーザに評価してもらいながら開発を進めていく手法です。 小規模なシステム開発に向いています。


◆ UML

 Unified Modeling Language の略で、オブジェクト指向に用いる図法のことを言います。 クラス図、オブジェクト図、コンポーネント図、シーケンス図などの事をまとめて UML と言います。
 最近は UML 2.0 についての出題が多いので、そちらを重点に記述します。 UML は大きく分けて全体的な構成が見える図と、動作や振る舞いを表現する図と2種類あります。

構造図

コンポーネント図 ・・・ インターフェイスを介したコンポーネント同士の関係や内容を表現する。

クラス図 ・・・ クラス間の静的な関係を表現する。
要は、汎化、集約、関連などクラス間の関係を表します。

配置図 ・・・ 稼動するコンポーネントを実行環境に割り付ける図

振る舞い図

シーケンス図 ・・・ 時間軸に沿って状態遷移、時間制約メッセージの送信など表現する。

コミュニケーション図 ・・・ オブジェクト間の相互作用を表現しオブジェクト間のデータリンクを強調する。

ユースケース図 ・・・ 利用者の観点から見た、システムが備えているべき機能・性能をまとめたもの




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