11月28日(土) 日立市久慈漁港・北茨城市平潟港 五目釣り
データ 天候:晴れ 気温:10℃〜15℃位 潮周り:若潮 実釣:6:50〜8:20、15:00〜18:15 満潮 0:56/12:22 干潮 5:57/19:29(小名浜) ポイント:日立市久慈漁港・北茨城市平潟港 釣果 アイナメ(推定35cm) 1匹、ハゼ・メゴチ数匹
誘惑に負けず初志貫徹で今年2度目の奇跡!!。 季節は秋を通り越して一気に冬の装いをみせている。日差しのある日中は暖かく過ごしやすいのだが、朝夕はめっきり寒くなってきた。朝夕がおいしい時間帯となる釣りをするのも辛い季節。でも好きだから我慢しちゃう・・・。
今回の釣行は、以前から行きたいと思っていた「かみね動物園」と「釣り」の2本立て。釣りに行く時に国道6号線を走っていると日立市を通る所で目にする「かみね公園」。遊園地やら動物園やら市民の憩いの場?なのだろう。調べるとそこそこ動物もいるみたい・・・なので機会があれば1度行こうと思っていた場所なのである。
朝マズメに釣りをしてチョチョット獲物を仕入れその後動物園に。お昼に美味しいもの食べて夕マズメにまたチョチョット大物キープ!!。うーん、いつもの事ながら完璧な計画だ。予定通りに行けばの話だが・・・。
まずは朝マズメの釣り。動物園が日立市のほぼ中心地にあるので近いほうがいい・・・と選んだのが久慈漁港。日立港は立ち入り出来る場所が極端に減ってしまったが、ここ久慈漁港は今のところ釣りは出来る。場所によっては車も横付け可能。カレイやアイナメも遊びに来ているかもしれない。
丁度日の出の時間の6時半頃に到着。今朝はそれほど寒くは無く、風も我慢できる程度。空いている場所に陣取って投げ竿を1本出す。あとは岸壁のヘチをチマチマ探って小物を拾い上げようという計画だ。まずは日立港の第1埠頭目掛けて仕掛けをぶっ込む。
その後はアイナメでも・・・とヘチを探っていると早速のアタリ!!。で、お決まりのハゼどん。でも幸先はいい。その後もミニハゼどんが掛かってくる。場所を反対側の漁港内に移すとここでもアタリ!!。当然ハゼどん。
投げ竿のほうは静かな状態が続く。多分夜通し釣りをしていたのだろう周りの釣り人たちは1人減り2人減り・・・まぁ、投げ竿はあくまで保険ですから・・・。本命魚は何といっても
ハゼアイナメ!!。ヘチ探りは続く・・・。そのヘチ探りでさえアタリが無くなってきた。周り全体がまったりタイム突入。「朝のマズメはこれくらいにしといてやるか!!」竿を片付けて動物園へ・・・。
意外と暖かかった朝マズメ。釣果の方は寒々だったが・・・。 お決まりのハゼどん。12cmくらいか。当然リリース。 9時過ぎに動物園到着。入場料500円を払い園内へ。動物園・・・かな〜り久しぶりだ。いつ以来だろう???思い出せないくらい久しぶりだ。最後に行ったのは上野動物園だったかな?。比べては失礼だがこじんまりとした動物園、でもそこそこ動物はいたりして思っていた以上に楽しめた。
最近流行の”凝った”展示方法も一部取り入れられている。また、この21日から一般公開されたライオンの子供(3頭)が今のところ目玉となっているみたいで、この場所には絶えず人の流れがあった。他にもトラ・カンガルー・ペンギンからカバやキリン・サイやゾウ(今は見れないが)といった大型動物までいる。
常磐に釣りに行って思うように釣れないときは、心を癒す為に立ち寄るのもいいかも・・・。
カンガルーは見ていて飽きない。ここにもおやじカンガルーはいた。 そういえば来年はこいつの年だ。年賀状用?写真とっている方多かったです。 一押しの展示動物ライオンの親子。人気者でした。 なぜかこちらに媚を売るチンパンジー達。流行のドームから覗く施設も。 久々の動物園を堪能し、夕マズメの釣り場に予定している平潟港方面へ。といってもまだお昼時間、まずは腹ごしらえ。以前偶然入ってお気に入りとなったおすし屋さんへ(といってもグルグル回転すしですが)。ここはネタが普通とちょっと違いデカい!!。近所で食べる回転すしの1.5倍位の大きさがある。また、ネタも珍しいものがあり、ドンコやホウボウ、平潟産のタコなど地のものが豊富。やはり港町にあるおすし屋さんだ。値段も普通です。
その後大津港を偵察して本日の本命?ポイント平潟港へ。港に到着してチョットビックリ!!。いつもの漁協前が結構な釣り人で賑わっている。こんな活気のある?平潟港はいつ以来だ?。それくらいの賑わいだった。と言う事はもしかして「釣れている!?」。
車を降りて様子を見て歩くと「釣れている」と言うわけでは無さそうだ。お話を伺うと「アジ(豆アジ)が回ってくるよ」とのこと。バケツを覗くと10cmほどのアジが数匹入っていた。「まだ釣れるんだ、アジ・・・」一瞬気持ちが傾く。
本日の釣行にアジの予定は無かった。でも釣れているとなれば・・・いやいや、ここは初志貫徹でアイナメやドンコ狙いに徹するべきだ・・・心の葛藤が・・・。どうしようかとしばらく悩み、もう少しでコマセを買いに行きそうになったが、グっとこらえて投げとヘチに徹する事に決断する。最終的にはこの判断が・・・。
岸壁の空いている場所で投げ竿を2本出し、仕掛けを港内へ投げ込む。しばらくは竿先に音沙汰無し。遠くのほうで騒がしい家族がいる・・・どうやらアジが回ってきたらしい・・・。ここへきても心の葛藤が・・・いやいや、一度決めた事だから・・・でもまだ間に合う・・・。
暗くなってからのドンコのエサ用としてスーパーで買ったサンマを捌いていると、1本の投げ竿のお尻が一気に持ち上がった。慌てて手を洗いしっかりと竿を握って合わせを入れると、ズっしりと手元に感じる重量感!?。「もしや?」「いやいや?」半信半疑でリールを巻いてくる。
途中アイナメ特有のグングンとくる「首ふり」が無かったので、「何だろう?」と思いつつも何かが付いているのは確実。寄せてくると・・・「アイナメだ!!」。それも目測では30cmはある(自分にとっては)大物。逃がしてなるものかと岸壁近くまで引き寄せて一気に抜き上げ・・・見事に足元へ着地成功!!。
たまたまお散歩中の平潟温泉宿泊者のおじさん達の歓声をいただきながら計測すると・・・推定35cm位!!。まだまだ明るいが本日の任務は完了した。美味しくいただく為にすぐに〆てクーラーへ。お刺身が楽しみだ!!。
その後も2匹目を狙い同じポイントへ投げ込むがさすがに追加は出来なかった。ただ、ハゼ・メゴチは釣れてきた。メゴチはリリース、ハゼは20cm弱だったのでキープする。お隣では10cm前後のアジがポツポツと釣れている。でももうアジは羨ましくない!!、何なんだ、この心の余裕は(笑)。
暗くなってからはヘチのドンコ竿2本を追加。投げもアイナメとアナゴ狙いにシフトしてその時を待つ。ただ、だんだんと風が強くなりおまけに冷えてきた。平潟港は結構風には強い港なのだが今日はダメ。投げ竿、ヘチ竿共に絶えず竿先が揺れている状態。周囲の釣り人もアジがいなくなったのか半分以下に減ってしまった。
日が落ちてから1時間以上、投げもヘチもアタリが無い、そして寒い、潮時かも・・・。いつもは心も体も冷え切って家路につくのだが、今日は体だけ!!。心は少し、いや、かなりホット!!。午後6時過ぎ、思い残すことなく片づけを始められた(笑い)。まだまだ(いつもよりは)早い時間なので、冷え切った体を温めるべく鵜の岬にある日帰り温泉に寄って体の方もケアしてきました。
今年は5月にカレイが釣れた。そして今日はアイナメ・・・いい1年だった(まだまだ終わってませんが)。それにしてもアイナメ・カレイ共に40cmの壁は厚いなぁ・・・。目指せ!!40cmオーバー!!。
少々メタボぎみのアイナメ。今回も平潟港は裏切らなかった。