5月23日(土) 平潟港・江名港 五目釣り

データ
天候:曇り/晴れ  気温:20℃前後  潮周り:大潮  実釣:1:30〜6:30、16:00〜20:00
満潮 1:52/16:00 干潮 8:59/20:58(小名浜)  ポイント:北茨城市・平潟港/いわき市・江名港
釣果 ドンコ(20〜28センチ) 3匹、マコガレイ(36センチ) 1匹

そりゃたまには大きいのも釣るでしょ!!

前回(波崎新港)の釣行ですっかり気に入ってしまったドンコのヘチ釣り。更なる大物を目指すにはもう少し北の方に行かなければ・・・と言うわけで、常磐の北と言えば北茨城。そう、お気に入りの平潟港。何もドンコのためにわざわざ平潟港まで行かなくても・・・とお思いのあなた、ドンコは”あくまで”サブターゲットですよ、サブ。多分・・・。

常磐と言えばカレイにアイナメ。メインはこいつらでサブがドンコ。ここ強調しておかないと!!。掲示板のほうで沼賀 麗さんがお話されているように、平潟港の堤防外側にはおいしそうなテトラ帯があり、そこには沢山のドンコが潜んでいる・・・でもカレイ釣りたいので今回は港内側で竿をだす。真夜中1時過ぎ、港内には3人組のグループが竿を出しているのみ。聞くとカレイ7枚上げたとの事(サイズは分からず)。「うっそー!!」気合が入る。

中堤防に近い場所に陣取りまずはカミさん用にヘチメバル用のお遊び竿を渡し偵察させる。その間に投げ竿2本、ドンコ用ヘチ竿1本用意して臨戦態勢完了。あとは海の中からの返事を待つのみ。自宅を出るときに吹き荒れていた風もほぼ納まり(ここはもともと風には強い釣り場なのだが)さほど寒くもない。さあ来い、カレイ。アイナメでもアナゴでもいいぞ!!。

ヘチを探っていたカミさんからの報告でメバルっ気全く無しとの事。いつも遊んでくれる小メバルがいない・・・少し不安がよぎる。いなけりゃしょうがない。メバル竿をドンコ用にしてヘチに垂らしておく。カミさんが車に入って熟睡体勢に入ろうとしたその時、ヘチに垂らしておいた竿の鈴が♪リンリーン♪。魚の反応を確認して巻き上げると憧れのドンコさま!!。サイズは前回と同じくらいの20センチほど。でも本命サブターゲットなのでキープ。

投げ竿にはこれまた前回同様エンピツアナゴが掛かってきた。平潟アナゴ復活か!!と喜んだが、今回釣れたアナゴ4匹はどれもエンピツサイズ。まだ完全復活とはいかなかった(自分的に)。でも夏から秋にかけてはいい具合に大きくなっているかも・・・ちょっぴり期待。

そんなアナゴと遊んでいる中、またしてもヘチ竿の鈴がけたたましく鳴り響く。合わせるとうまく針掛かりしたようで結構な引き!!。「アイナメか?」とほんの少し期待してしまったが堤防上に転がったのは間違いなくドンコ。でも見た目30センチはあろうかと思うほどのいいサイズ。煮魚決定!!。肝もデカそう。

goodサイズ!!。帰ってから計ったら28センチでした。肝パンパン。

その後明るくなるまでにドンコをもう1匹追加して煮魚分は確保できた。あとは・・・平たいのが欲しい・・・。でも投げ竿にはアタリが無い。3人組みも夜明けと同時に退散していき、港内はガラーンと静まり返ってしまった。時折散歩に来る地元の方と犬がバケツの中を覗いていく・・・。

アタリも無く眠気も襲ってきたので朝の部終了。大津港の方へ移動してしばし睡眠zzz。目が覚めると11時前。大津港は相変わらず釣り人が沢山いる。ファミリーにはいい釣り場だ。でも釣果は・・・。お気に入りの市場食堂で食事をして、以前からリクエストのあったいわき市の「石炭・化石館」見学する為に北上開始。

その前に久々小名浜の「ららミュウ」に立ち寄る。アクアマリンふくしまの前の桟橋でも釣りが出来るそうだが釣り人はおらず。お魚売り場は活気があったが、今日は素通り。自前で調達するし・・・。その後石炭・化石館へ。結構楽しめた!!。昔の坑道の模擬?体験は面白い。

そして夕方の部の釣りをする為に場所選び開始。最初に訪れたのは中之作港。以前一度竿出した事があったので来てみたが釣り人の様子を見てもイマイチのよう。他も見てみようとお隣の江名港へ。こちらもそこそこ大きな港だ。港内を見て回っていると丁度おじさんが小さなカレイをゲット。すかさずここに決定!!。単純だ・・・。

初めての港なので適当な場所でスタート。投げ竿2本、ドンコ用(ここでもか!!)2本でスタート。車横付けも出来、なかなかいい場所だ、釣れればだが。水深もあるみたいなのでシーズンにアジなどが回ってきたりすると面白いだろう。

結構大きな港でした。土曜日で港が休みだったのか作業はやってませんでしたが、いつも同じように釣りが出来るかどうかわかりません。

しばらくは何事も無かったが、事件は突然起こった。ある事に気をとられて竿を全く見ていなかったが、ふと気が付くと1本の竿の糸がダラーンとふけている。これはカレイ独特のアタリだ。「もしや?」と竿を手に取り大きく合わせを入れるとグッとくる重み。ただこの時点で生物の反応は無し。「ヒトデ?」不安になりながらもリールを巻いてくると途中で一気にもぐりこむような強烈な引き!!。「絶対カレイだ!!」。

どうにか岸壁まで引き寄せると茶色い、平べったい生物が姿を現した。目測40センチ位、見事な魚体なのだがどうしよう、玉網持ってないし・・・。とりあえずは証拠写真を・・・と、カミさんに写真を撮ってもらおうと声かけている間にも強烈な引き込みが襲ってくる。そりゃ相手も必至だわな。針は完全に掛かっているようなので、切れる前に一気に引き上げる事を決意していちにぃのさんで引き上げると、平らな魚体が宙を舞い、岸壁上にみごと着地成功!!。

久々小ザブトンカレイ。40センチは無いようだが30センチは優に超えている(自宅計測36センチ)。十分十分、任務完了・・・。肉厚の美味しそうなマコガレイ。お刺身決定。カレイのお刺身にドンコの煮魚、ドンコ汁・・・すべて自前で調達したもの・・・贅沢だ・・・。

たまには大きな魚釣ってもいいでしょ!!。36センチ、立派なマコガレイ。

2匹目のカレイ狙いで同じポイントに仕掛けを投入するものの、そうはうまくいかない。分かっちゃいるんだが、夢を追ってしまう悲しい性・・・。まだ明るいのでヘチのドンコ竿は無反応。こちらは暗くならないと期待できないので、しばらくは投げ竿に集中する。

でもその後投げ竿に目立った反応は無かった・・・。ヘチの方も暗くなっても無反応。要するにカレイ釣れたとき意外は全く静かな港だったのだ。出会い頭の事故のようなものだったのだろう・・・。このような事故ならありがたいのだが・・・。

日が落ちると急激に寒くなった。さすが南東北、福島県は浜通り地方。獲物は確保できたので気持ちに余裕があり(いつもこうならいいのだが)、午後8時納竿。持ち帰りはドンコとカレイだけなのだが、サイズもそこそこあり十分すぎるお土産となった。先ほども書いたが、アジなど回ってくるようなら面白い港なのかも。

これだから釣りは止められない!!。

ドンコ3兄弟。見た目グロテスクですが、味は美味です!!。