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実に久々に新車を購入することになった。13年乗ったクルマからの買い替えだ。
前回(H4)の購入はまだバブルの香りが残る時期だったので、ディーラーの状況はかなり違っている。
また財政難の折、購入予算は前回の半分以下しかないため、今回のターゲットはコンパクト・カーだった。
以下、現在(H17)なるべく安く車(クルマ)を買うためのノウハウを整理しておこうと思う。
| 1.新車購入の時期は? |
| 2.どんなクルマがお得なのか? |
| 3.特別仕様車はお得か? |
| 4.ディーラー巡りは必要か? |
| 5.値引き交渉には順序がある |
| 実際に値引き交渉してみた例 |
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これは割と簡単で、ズバリ9月と3月が狙い目だ。つまり、決算月と年度末だ。
販売実績に影響するため、明らかに通常月より値引き交渉はしやすい。
他社と競っている時には、さらなるサービスも可能だろう。
ただ注意すべきは、月末では登録手続きが間に合わないため意味がなくなる恐れがあることだ。
通常、契約から納車まで2〜3週間かかるので、できれば9月か3月の中旬に決めたいところだ。
それ以外の月では、ディラーの販売促進キャンペーンの時だろうが、
設定された車種以外はあまり変わらない可能性もあるので、過度な期待は禁物だ。
ちなみに、改正「グリーン税制」はH19年度(2008年3月)まで適用される.
「グリーン税制の概要(PDF)」
「自動車税及び自動車取得税の軽減対象車(PDF)」
「自動車取得税の軽減対象軽自動車(PDF)」
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セダン、ワゴン、クーペ、ハッチバック、コンパーチブルなど、それぞれ好きなカタチがあり、
デザインや色もクルマ選びの基本とはなるが、もちろんお得かどうかには関係ない。
軽自動車(K-car)は買うのも維持するのも乗用車よりかなりお得だが、ここでは乗用車の中で比べたい。
まず、クルマを買う時に払う自動車取得税。
通常は5%だが、天然ガス自動車などは2.3%、ハイブリット・カーは2.8%に下がる。
またガソリン車でも「グリーン税制対象車」は、最高で1万5千円減額される。
ちなみに中古車の自動車取得税は年式に応じて安くなり、6年経過で僅か1/10に軽減されてしまう。
次は自動車重量税。クルマを買う時と毎回の車検時に徴収される税金だ。
これは名前のとおりクルマの重さにかかる税金で、0.5トン毎に課税されてしまう。
例えば950kgのクルマは、新車で37,800円、車検時に25,200円だが、
1050kgのクルマは、新車で56,700円、車検時に37,800円かかってしまう。
殆どの乗用車は1.0〜1.5tだが、1.0t以下のコンパクト・カーはお得だということだ。
毎年払うのは自動車税だ。これは3ナンバーとかには関係なく500cc毎の排気量で決まってくる。
例えば、1リットル以下のクルマは29,500円、1.0〜1.5リットル以下は34,500円、1.5〜2.0リットル以下は39,500円だ。
毎年のことだから、できれば1.6リットル、1.8リットルという中途半端な排気量は避けたいものだ。
こちらも「グリーン税制対象車」は、新車で買った翌年のみだが最高で1万7千円減額される。
またフェリーに乗る際は、車検証に記載された全長が4m未満だとかなり料金が違う場合がある。
例えば4m以上のクルマと比べて、青森〜函館で片道約3千円、東京〜苫小牧で片道約4千円は安くなる。
つまり「車重1t以下、排気量1000cc以下、全長4m未満のグリーン税制対象車」が最もお得な乗用車だ。
なお、ABSなどの安全装備が完備され、さらにグリーン税制対象のエコ・カーなら任意保険も安くなってくる。
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クルマによっては、特別仕様車とかスペシャル・バージョンなるものがある。
その中にも、年間1〜2ヵ月の期間限定のものと通年のものがある。
「プラスα」の装備に対する上乗せ価格としては、かなりお得な設定にはなっている。
しかしよく見ると、グレードの低いクルマに「プラスα」の装備をつけている場合が多いのだ。
つまり価格的に中間グレードを設けていることになるのだが、殆どの場合上級グレードには及ばない
自分が欲しいと思う装備がぴったり一致する場合は良いのだが、
それ以外は、必ずしもお得というものではないといえる。
例えば「カーナビやアルミホールが付いたが、ABSがなくエアコンはマニュアルのまま」だったり、
「限定カラーとシートに変わったが、リアワーパーがなく電動格納ミラーではない」といった具合だ。
ただしメーカーにもよるが、上級グレードの特別仕様車が発売されることもある。
この場合は、かなりお得だと考えた方がいいだろう。
特別仕様車は、ベース車などを充分に確認してから検討してみる必要があるのだ。
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欲しいクルマが決まっていれば、他のディーラーに行く必要がないと思うかもしれない。
しかし、値引きなどの目安や、その時々の自動車販売業界の状況を知るためには、
ぜひ他のディーラーにも行って話を聞いてみるべきだ。
もし欲しいクルマが決まっていても、競合車とじっくり比べて納得した方がいいに決まっている。
カタログをもらいスペックや装備を確認し、参考見積もりを出してもらうことも必要だろう。
また、実際にクルマを目で見ることや、試乗してみることでかなり印象が変わることもある。
労を惜しまず、最低3社くらいはディーラー巡りをしたいものだ。
キャンペーン中に試乗したり見積もりをとったりするとプレゼントがもらえることもあるので、
できれば早い時期からディーラーに足を運び、クルマ選びを楽しんだ方が良いだろう。
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上記をふまえて、見積もりを前にしながら具体的な値引き交渉を行うわけだが、
当然ながら値引き交渉にも順序というものがある。
まずは、自動車本体価格の値引きだ。
一昔前は、10万円・20万円引きという数字も飛び交っていたが、現在はかなり厳しい。
特に「お得な」コンパクトカー・クラスになると、元値が100万円ちょっとなので、
せいぜい頑張っても5万円くらいと考えた方が良いだろう。
次は、買い替えの場合の下取り価格の交渉だ。
年式が新しければ、まず中古屋で下取り価格を出させておいて天秤にかけるべきだろう。
問題なのは、7年以上経過した中古車の下取りだ。
自動車取得税からもわかるように、殆ど価値はないと言われることが多い。
もしかしたら、「廃車手続きだけはサービスします」と言われてしまうかも知れない。
ただし、ここが一つの頑張りどころだ。
「価値はないだろうが、本体価格の値引きのつもりで検討してくれ」と粘ってみる必要がある。
H4年の時は、7年落ちのクルマに10万円の下取り価格をつけてもらうことができたが、
今回もあるディーラーの見積もりでは、13年落ちのクルマに2万円の価格をつけてくれた。
両者ともに他メーカーからの買い替えだったが、同じメーカーならもっと有利に進められるだろう。
値引き交渉が目一杯になったと思ったら、今度はオプション交渉だ。
どのクルマにも、普通のカタログ以外にアクセサリー・カタログというものがある。
そこで新たな交渉が始まるのだが、まずオプション・パーツの取付け費用はカットしやすい。
例えば、取付け費用込みで5万円分のオプション・パーツを3万円にしてもらうとかだ。
また、買う側としては総額で勝負なので、
本体値引きの5万円のうち2万円を、オプション・パーツを3万円分にしてもらうとかも充分可能だ。
そして最後は、諸費用の精査だ。
具体的には、納車費用、車庫証明代行費用のカットで2万5千円くらいは安くなる。
話の展開では、実作業は変わらずに契約書上でカットしてもらえることもある。
希望ナンバーの取得についても、代行費用を安くしてもらえる場合もあるから話してみることだ。
ちなみに、後から希望ナンバーに変える場合も、今では1度陸運局に足を運ぶだけで簡単に取得できる。
「希望ナンバー申込みサービス」
また諸費用ではないが、店頭価格として付いてくる「付属品」も、フロアマットとバイザー以外はカットできる。
整備用具などは、前のクルマから持ってくれば殆ど事足りてしまうからだ。
最終見積もりの際に「キリがいい数字がいいなぁ」と言っておくと、諸費用で端数処理もしてくれるだろう。
税金や法定料金、印紙代はどうにもならないが、諸費用も結構下げられるものなのだ。
付け足しではあるが、もし不要なタイヤの廃棄などがあっても契約完了後に話をすべきだろう。
新たなお得様になったばかりだから、恐らくサービスしてもらえるはずだ。
| 実際に値引き交渉してみた例 |
【購入するクルマ】 ・本体車両価格:1,087千円(税込み) ・排気量1.3リットル、総重量1.0tのガソリン車 ・グリーン税制対象車 ・ABS、セキュリティ・システム付き 【設定条件】 ・同じメーカーからの買い替え ・決算月(9月)の登録 ・オプションパーツ36千円分(税込み)を追加 ・車庫証明、希望ナンバー手続き・経費込み 【値引き合計】 ・約135千円 (本体、13年経過車下取り、オプションパーツ、諸経費) 【総支払い額】 ・1,190千円(税込み) ・廃棄サービス(アルミホール付きスタッドレスタイヤ4本、 チェーン一式、純正オーディオ、純正ステアリング) |