Step 4
機体データ | Extra 300S-Stant_ver1_3.pln |
エンジンデータ | OS 91 Four Stroke Extra-300S Stant_ver1_3.eng |
初心者の人に向けてチョット一言 |
カトちゃん 製作
Real Flight専用コントローラースイッチ説明
左側スティック左上のスイッチ
左で小舵角、
右で大舵角
機体解説
トルクロール練習機としてこの辺りから実機的に厳しくなっています!
この機体、本来は2000年秋頃に
P−01を練習するために作った機体なのです。
2002年現在、ルールはP−03に変わっていますが、
演目の順番とスティックワークを覚える用途には充分使えます。
元々スタント練習用なので
ミキシングを入れなくてもほぼ満足できる程度に
クセを少なく抑えてあります。
非現実的な飛びをする
「fun fly bigシリーズ」
に慣れてしまうと物足りない機体ですが、
現実に飛ばしているRC飛行機、
それもスタント機の飛びをイメージ出来るような味付けにしてあります。
(fun fly bigシリーズはスタントの練習には役に立ちません。)
当時の愛機はAURUM 30 SPORTSや
STREAM50でしたので
この辺りの機体がイメージできると言ったところでしょうか。
そのためナイフエッジの浮きは必要以上には良くありませんし、
トリッキーな動きは全く楽しめませんが、
スポーツマン級以上の検定を受けようと思われている方、
軸の通ったロールを打てるように練習したい方には
本機でのトレーニング、
それも御自分のプロポを使っての練習をお勧めします。
また、実機RCで練習機を卒業したばかりの方が
スポーツ機やスタント機、アクロ機にステップアップするための練習にも
本機はオススメです。
他の機体データに較べると本当におとなしい飛びの機体ですが、
性格がとっても良い大和撫子チャンですよ〜
ジャジャ馬に疲れたときはこの子と遊んで見て下さい。
きっとお気に入りになると思います!
(なんだか風俗店の店長みたいですね...
さしずめこの子は
店長のオススメ、って所でしょうか...(^_^;))
トルクロール中の動きなどはアラが目立つ機体ですが、
実機RCでのトルクロール成功に通じるポイントが練習できますので
ゼヒともトライしておいて下さい。
本機での練習ポイントは
「トルクロールへの入りと抜け」です。
ここまではとにかく
即即でトルクロールの舵が練習できるように、
アイレベルでいきなり垂直に立てることが可能な機体になっています。
しかし、実機RCでトルクロールを練習するとき、
そのような芸当はなかなか出来ません。
PRIMUS ACROとFUN、F,AIRなら
「エイ、ヤーのヤキトリ!」
で出来てしまいますが、
トルクロール初心者は指が付いて行きません。
そして高度のマージンは全く無し!
機体を落とすのは目に見えています。
そのため初めはどうしても安全高度で練習を始めることになりますが、
距離と高度、そして見上げる角度が大きくなると
トルクロールに入れられる垂直姿勢で機体を止めるのが難しくなってきます。
本機での練習ポイントはここにあります。
本機は実機RCのように滑らかに垂直上昇に入れつつスムーズに減速し、
きれいにスロットルを合わせて垂直姿勢で停止させなければ
トルクロールに入ってくれません。
どう見えているときにトルクロールに入ってくれるのか、
毎回同じ位置から垂直上昇に入れてしっかり観察し、
毎回その姿勢に持って行って
一発でトルクロールに入る様に練習してください。
また、本機は舵角を大に切り換えるとラフな操作では即失速します!
そのため大きく崩れてからのリカバリーは非常に難しくなっています。
「ア、アカンな...」
と思ったら即、フルスロットルで上空にブレイクさせて下さい。
実機RCでもエレベータ、ラダーで立て直せなくなったら即、
フルスロットルで上に逃げれば機体を落とさずに済むのですが、
それが反射的に出来なければ機体は下向きに走ってしまいます。
つまり高度が無ければ墜落です...。
言わば崩れたトルクロールに見切りを付けるための練習です。
実機RCで挑戦する前にゼヒやっておくことをお勧めします。
(fun fly bigシリーズのつもりで粘ってしまうと
実機RCはスグ落ちますよ!)
ところで、
実機RCのF.AIRとPRIMUS ACRO、FUNの場合、
ややUP側に傾いて見えるぐらいでスムーズに回転し始めます。
(カトちゃんはエンジンのダウンスラスト分程度かな?と思っているのですが...?)
他の機体もよく観察すると、
同じようにややUP側に傾いて見えるぐらいで回転に入る機体が多いようです。
この回転し始める時の機体の見え方が把握出来ていないと
何回チャレンジしてもトルクロールになかなか入ってくれません。
カトちゃんはこれが良くわかっていないままにかなりの期間練習を続け、
回り始めはエルロンを切って無理矢理回して練習していました。
(お陰でスロットルを吹かすと
左エルロンを切ってしまう変なクセが付いてしまい、
いらない苦労をするはめになりました。)
そのため変な話ですが、
完全無風の時よりも、少し風が吹いて機体が揺さぶられる時の方が
トルクロールに入ってくれやすい事があります。
実機RCでこれを経験している方、
なかなか回転に入ってくれず悩んでいる方は
機体の垂直姿勢を探ってみて下さい。
自分の目で見て機体が垂直な時にトルクロールに入るのではありません。
飛行機は機体のトルクロール回転軸が垂直になったときに
トルクロールに入ってくれるのです!