PRIMUS FUN


どこのサイトでも愛機紹介のページに
飾ってある写真って、出来たてのピカピカ
の写真ばかりですよね...
このPRIMUS FUNは発売開始されて
スグに作ったんですが...
初飛行でエンスト、胴体まっぷたつ!
そのため写真を取り損なって以来ずっと
写真が無かったという可哀想な子です。
6月2日に背面で落着する直前に
やっと写真を撮ってやりました。

F.Airが手に入るまでやっぱり酷使
され続け、胴体は合計3回折れてます。
ほかにもあちこち傷みまくっています。
それでも修理して飛ばし続けてます。

だって初めてトルクロールに成功した
機体なので愛着が有りますし...
カウルも無いし、もうボロボロですが
やっぱりこいつも
「まだまだ飛ぶんジャ〜!」
と言い張っているもので...。


PRIMUS FUN
エンジン :YS63
ペラ   :RAM13X6
サーボ
エレベータ:フタバS9250
ラダー  :フタバS9250
エルロン :フタバS9601X2
スロットル:フタバS3102
受信機  :フタバR149DP
バッテリー:JR350mAh
重量   :不明(修理だらけで怖くて計れません(^_^;) )

カトちゃんのたわごとインプレ

「トルクロール入門者にオススメの機体は何?」と聞かれたら
カトちゃんの答えはコイツ、
「PRIMUS FUN」です。

(と言っても他にも色々なメーカーがトルクロール入門機を出していますので
他にも良いトルクロール入門機が有るとおもいますが、
カトちゃんは飛ばしていない機体の事は何とも言えません。
それでもやはり
同じ様なコンセプトの機体を選ぶ事をカトちゃんはオススメします

ただし...
このように書くと
いかにも簡単にトルクロール出来そうな印象になってしまいます。
が、しかし、
簡単に回るという点ではPRIMUS ACROの方が簡単です。
トルクロールの回転スピードがまるで違います。

機体を立てて
軸が通った所に一吹かしが入ると
アッと言う間にクルリと一回転してしまう...

これがPRIMUS ACROのトルクロールです
何も舵を打たなくても上手く行くと、
とりあえずの1回転は勢いで回ってしまいます。

ところが
PRIMUS FUNは回転するスピードがとてもゆっくりです。
1回転させるには修正舵を何回も打ちながら軸をたて続けなければなりません。
トルクロールさせるには
間違わずに修正舵を打ち続けられるだけの腕前を要求されます。

つまり
腕が無くても、たとえ
偶然ででも勢いで回ってしまうのがPRIMUS ACRO、
っかり回してやらないと回ってくれないのがPRIMUS FUNです。

トルクロール入門機はトルクロールできる技術を身につけるための機体だと思います。
その点、
操縦者が回してやらないと回らない、回してやればちゃんと回ってくれる。
自分のやっている操作が正しいのかどうか、
PRIMUS FUNは目の前でしっかり答えを出してくれる飛行機です。


そしてその操作の難易度の高さがちょうど良い難しさに設定されていると
カトちゃんは感じています。



カトちゃんがコイツで初めてトルクロールに挑戦したのは
TOP GUNコーナーにおいてあるReal Flight用機体データ、
fun fly big3をとりあえず好きなだけ回せるようになった頃でした。
カトちゃんがこの機体で初挑戦した時って...

自分の真っ正面にストールターンの要領で機体を立てて、
ラダーの代わりにスロットルOPEN!
機体が宙に張り付いて止まりました!
サア〜、ここからです!


「ヨッ、ほっ、エ?...イヤ、合ってる合ってる、イケ、?
オォ、あれ?こうか?ヨシ行け、ウリャ、エ?...アッ、あぁ〜ァ、
クソ〜!!!もう一回!」


...マア、こんな調子だったんですが、
それでも
軸が垂直に立ってる時に
「一吹かし!」
が入ればグルリ〜ンと回ってくれました。(^_^;)

そしてトルクロール入門機として絶対に必要なのが
トルクロールが失敗に終わったときのリカバリー性能の高さです。

PRIMUS FUNは失敗に終わってコケてしまった時、
エレベータ、ラダーをニュートラルに戻してしまっても
スロットルさえ全開に保っておけば、
どの方向に倒れても機首の向いてる方向に走ってくれます。

そのお陰で悪くても横に抜けられるので高度の損失がない、
イコール全く怖くない、壊す気がしない、
イコール楽しい。

(トルクロールの練習で一番怖いのは回転中に回転軸が崩れて
自分の中で機体の姿勢がワケ分からなくなってしまった時です。
PRIMUS FUNならそんなときは機首が下向く前に
とりあえず左指をニュートラルに持っていって即!全開です!
とりあえずは真っ直ぐに走らせて時間を稼ぎ
一拍落ち着いてから機体の姿勢をしっかり見極める!
それから上昇させる余裕を持つ事ができます。
これはfun fly系の機体の特権ですね。
PRIMUS ACROは崩れたら早いのでそんな余裕は持てません。
fun flyではない、ホンマモンのアクロ機ですから...)

他の機体では逃げ腰でトルクロールにかかっていたのに、
いつのまにか夢中でトルクロールにのめり込んでいる自分がいました。

今はF.AIRがデビューしてもっと夢中になっているんですが、
「F.AIRとPRIMUS FUNのどちらが良いトルクロール入門機か?
と聞かれても迷わず
「PRIMUS FUN!!」
と答えます。

垂直に立っているときの挙動の穏やかさと回転軸の座りの良さが
F.AIRには無いPRIMUS FUNの良さです。


トルクロールに挑戦し始めの頃はシュミレーターでトルクロールが出来ていても
舵がやたらと荒くなります。
そうなると
F.AIRはコロコロしすぎて回転軸を垂直に保てないので
なかなか回ってくれないんです...


つまりヘタッピだと
風にへばりついて流れて行くばかりで全然回らないのがF.AIR

PRIMUS FUNはトルクロール中の操舵が荒くてもまだ挙動が穏やかなため、
何とかトルクロール出来る程度に回転軸を立て続ける事が出来ます。
そのお陰で
風に乗せて流しながらトルクロールが出来てしまうのが
PRIMUS FUNです。


でも、
落ちたら壊れるのは普通ですから、高度の余裕だけはお忘れなく。

その点だけはF.AIRには間違いなく負けてますから...

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