Petit.Air (プチ.エアー)2号


「悪魔のささやき」
って聞いた事ありますか〜?(^^;)
昔、バイクでレースをかじっていたとき
時々聞こえた事があるんです。
パワーのあるマシンに乗り換えたりすると

「回せ!
開けろ!
もっと開けろ〜!」


って声が聞こえてくるんですよ〜(^^;)
まさかイヤラシいやし系ファンフライの
プチで、そんな〜って思うでしょう?
でも、超超オーバーパワーの
「SAITO FA 40 a」
を積むと、聞こえちゃうんですよ〜♪

もう、楽しい〜の何の!

でも、あんまり全開で飛ばすと
とっても華奢なこの娘さん、
スグにお亡くなりになりそうなので、
2号機は子豚ちゃんにならないよう、
工夫しながら補強してみましたω`)

結果、1号機から20gの重量増加で
大丈夫そうな補強ができました!
そのかわり、
アホほど手間が掛かっています!
(補強する手間と時間だけで1機、
充分組めちゃうぐらい...(^^;) )
メーカー推奨のエンジンを積めば、
こんな手間は掛からない訳ですが、
SAITO FA 40 aを積んで
全開で...
ブッ飛ばすぞ〜!
って思われる方、
参考でどうぞ〜!
先ずは機首回り。
1号機は何の補強もせずに
SAITO 40を積んだら
恐ろしくエンジンが振れていたので
バラけるのは時間の問題だなァ...
と思った訳です。
そこで2号機はフィルムを剥がして
厚さ0.15oのカーボンシートを
中粘度瞬間接着剤で貼り付けました。
タンクが収まる穴は8o角のバルサ棒を
1本、対角線に接着する補強を入れて
カーボンにも穴を開けずに
塞いでしまっています。
他にもフィルムを剥がしたついでに
あちこちの穴にバルサを接着して
補強をしておきました。
更にエンジンマウントの上下には
接着が剥がれないように
フタバのサーボの止めビスを3本ずつ、
計6本打ち込んで瞬間で固めています。

結果、この補強でエンジンの振れは
F.AirにSAITO 56Fを積んだのと
大差無い程度に収まってくれました!
重量増加はフィルムを張り直して13g、
カーボンシートならではの数字です。

ただし、カーボンは硬いので、
タイラップを通す穴にはサーボのハトメを
入れて、タイラップの保護をしなければ
ならないようです。(作業中にプチって
切れちゃいました!)

しかし、カーボンの上に
クリアフィルムを貼るのは難しい〜!
なかなかキレイに貼れません(>_<)
こちらはSAITO 40対策&
カトちゃんのこだわりです。
排気で汚れないようにサーボを
主翼の上面に持っていきたかったのと、
サーボベッドに補強を入れたかったので
......

主翼のフィルム、
全部剥がして張り直しました!

もうね、我ながら、
どこまでヤルねん? と...(-_-;)

エンジンが大きくなるとサーボの負担も
大きくなる訳ですが、
当然、サーボのベッドも負担が増えます。
そこでフィルムを引っぺがして
サーボベッドのBOXの周囲とリブに
2oバルサで補強を入れました。
(写真、チトわかりにくいですが
リブに入れた補強が見えてます。)
全開水平飛行で
しっかりエルロンが入ったので
今のところこれで充分かと思っています。
1号機はスロットル半分少々のパニックで
「ベシ!」
って音がしてヒンジが抜けたので
2号機はOKのSサイズシートヒンジを
エレベータに5枚、
ラダーに4枚使いました。
更にテトラのLサイズワイヤーリンケージの
ワイヤーで張り線をしています。

張り線で補強するに当たって
垂直安定板が弱いと意味が無いかな、
と思ったので、垂直安定板も
フィルム剥がして補強しました。(^^;)
(や、なにぶん張り線補強をするのは
初めてなもので...)

張り線の方法は、針で穴を開けておいて
ワイヤーを通し、やや柔らか目に張った
所で胴体に通した真鍮パイプを
カシめて止めます。
その後、真鍮パイプのみを瞬間で固定し、
カシめ部分を曲げて張りの強さを調整しつつ
ワイヤーの張りが均一になるようにしてから
針で開けた穴に瞬間接着剤を垂らして
固定します。
これ、以前よーたんがRC HOBBYで
紹介していた方法をカトちゃん流に
アレンジしてみたのですが、やってみたら
拍子抜けするくらい簡単でした!
張り線補強の効果の程は
手で押さえたりするだけで充分わかります。
丈夫ですよ〜(^^)v
今回はエレベータとラダーのサーボ、
余っていたRCカー用の9602を使いました。
4.8Vバッテリーだと9601より少しトルクは
少ない様ですが、
動作スピード、はや〜!
エンストしたらラダーをパタパタさせて
漕いで飛べるんじゃないか?ってくらい
動作スピードが早いです!
トルクもナイフエッジループがやれたので
カトちゃんには充分。
コードが短いので50センチの延長コードが
必要ですが、もし走ってないRCカーに
積んでる方がいらっしゃったら、
このサーボも使えますよ〜。
あと、尾輪、小さいタイヤを付けられる物を
自作しました。
埋め立て地の閉鎖道路を滑走路にするとき、
タイヤがないと
「カリカリカリカリ.....」
ってやかましかった物で...。
こんなの自作するの、
カトちゃん性に合ってるみたいで
結構好きだったりします。




エンジン :SAITO FA 40 a
ペラ   :APC11×5
燃料   :NASA 30%
サーボ
エレベータ:フタバS9602
ラダー  :フタバS9602
エルロン :フタバS3102X2
スロットル:フタバS3101
受信機  :フタバR136HP
バッテリー:JR350mAh
重量   :1050g

カトちゃんのたわごとインプレ


パワフルな娘さん、
オスキですか〜(^^)?

プチ自体、元々ゆっくり飛ぶ癒し系ファンフライですが、
このSAITO FA 40 a を積むと
更に一段
癒し度がUPしてくれるのです。

必要なパワーは中スローまでで本当に充分。
排気音がほとんど聞こえないおかげで
普段はと〜っても物静かなお嬢さんです。

目の前でクルクルと舞っていても
「衣擦れの音」
ぐらいにしか聞こえないのですよ。
そして物腰は穏やかで柔らか、
現代日本で失われた天然記念物
「大和撫子」

とはこの娘さんの事か、?
と思っちゃう出来の良さです。

ところが!


イザ、全開!

でぶっ飛び始めると
「あの小さな体のどこにこんなパワーがっ!?」

って圧倒されるくらい、
パワフルにブッ飛んでくれるのです!

それも水平飛行よりも上昇系演技、
本当の意味でパワーを必要とするときに
有り余るパワーでブッ飛んでくれちゃうのですよ!
(しかし、排気量が小さいので
全開で飛んでも大した音圧はありません。)

それと
機体の空力的なボリューム
全く
パワー負けしていない印象
です。

「パワーをもてあまして
どこにブッ飛んで行くかわからないジャジャ馬娘!」
なんて事は全く無く、
「スロットルを開けると欲しいパワーがいくらでも呼び出せる!」
「どこでスティックを引いてもシッカリ舵が入る」
手応え充分でガンガンと昇ってくれるバーチカルクライマーでありながら、
とっても素直に言う事を聞いてくれるという、
今まで経験したことの無い操縦の楽しさを味わう事が出来る
素敵な機体になってくれました!


1号機から
「強度的な不安さえなければ...!」
と感じていたのですが
手間暇かけて補強した価値は充分ありました。

このサイズのファンフライにSAITO FA 40 aは
元気な飛びを提供してくれる、
絶好のパワーソースになりそうです!

RC HOBBYの方でよーたんが

>25/40クラスのGeeBeeも検討中

と告知してましたので
SAITO 40を手に入れてしまったカトちゃんとしては、
この先の展開が楽しみです!


なんか、エンジンのパワーの話ばっかりでスイマセン。
2ヶ月も飛ばさなかったら指、腐っちゃいました。(^^;)
飛びについてのインプレはリハビリをしてから
また後日、改めてと言う事で...m(_ _)m

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