Petit Gee Bee
FLIGHT LOG

2003 9月 20日
え〜、(^^;)
ULTIMATEの時と違ってリアルタイムでUP出来なかったので、
32SXに換装してから今日までに行った
改良、変更などについてまとめてUPしておきます(^^;)
また、機体のみならず32SXにも手が入ってますが、
飛びに驚くほど影響しましたのでこのページにUPしました。
格納庫の32SXのキャブレターチュ−ンからもリンクを貼っておきます。
先ずは写真を一枚と変更カ所、以下に変更しての結果や理由等を解説して行きます。

次の5カ所が変更カ所です。

1.主脚     :40o短くしました

2.バッテリー :ニッケル水素4.8v720mAhを6v720mAhに替えました

3.重心位置  :バッテリー変更と共にエンジン搭載位置を後ろにずらし
          重心を指定位置に合わせました

4.エンジン  :シリンダー&ピストンをヘリ用のピストンリング入りに交換

5.プロポ    :フタバFF9から1024ZA W.C.Uに変更


1.主脚を40oカットしました

これはもう、別に解説の必要も無いでしょうね。
第1ロットの物は明らかに長すぎです!
(次のロットから40o短くなるそうです。)

単純にカットして曲げれば良いのに
カトちゃんわざわざ自作してますが、
コレ、胴体内に硬木が入ってなかったため、なのです。
胴体に差し込む部分の長さを15oにして
胴体の反対側まで突き出る様にしています。
つまり、硬木ではなく両面のベニアで脚を保持させているワケですね。
機体が50クラスより軽いのでかなりのハードタッチを数回やっても
充分保ってくれています。
(次のロットから硬木も入るそうでつ...(^^;) )

ちなみに脚を自作するときはタイヤを填める部分を曲げずに
胴体に取り付けてから機体の三点姿勢を見て曲げたのですが...
寸法を決めてから曲げるのにIMのピアノ線ベンダーを使いました。
このベンダーが無いと機体に脚を付けたままでは加工が大変な様です。
(ツネタン、情報不足で失礼しました〜m(_ _)m )





2.バッテリーを4.8vから6vに替えました

ひょっとしたらカトちゃんの32SX+RAM12x4、
ホントにOS52よりもパワーが出てるかも知れません!
特にパワーバンドでの吹け上がりは
暴力的なまでに強烈、デス!
と言うのも...
ホバリングしながら一気に全開にすると
必ずグルリン!っと1/2回転強ロールが入っちゃってたんです。
パワーをかけるとトルクロールと同じ理屈で
ロールに入るのはおかしくないんですが、
トルクロールとは全く違う感触...?
地上で確認してみたら、
ナント、パワーバンドで一気に吹け上がる瞬間、
ペラの後流にサーボのトルクが負けて、
エルロンが動いてしまってました!(^^;)

これを一番簡単に改善する方法として
バッテリーをR/C HOBBYから出ている
ニッケル水素の6v720mAhに替えてみたら
このトルク負け現象、一発で改善されました〜!(^^)

更に!それだけではなく、
サーボの動作スピード、トルク、ニュートラルの精度
全て一段以上向上した素晴らしいフィーリングです!
ハイトルク、ハイスピードの高級サーボを積んだ様な感覚、
と言えば良いでしょうか?
ホバリングも上空飛行もカチッとしたフィーリングになってくれました。

ただし、まだ正確な確認はしていませんが...
同じ電気電子回路に高い電圧をかけると
たくさん電流が流れるようになるためだと思うんですが、
バッテリーの減りは4.8vより多くなるみたいです。
4.8vから6vに積み替えた場合
この点だけは充分注意する必要があると思います。



3.前重だった重心を合わせました

カトちゃん仕様の32SXはSAITO FA40よりも83gも重いので
FA 40からポン載せで積み替えただけでは
指定位置より1pぐらい前重になってしまっていました。
コブラで前に進みやすい点だけは良かったんですが、
気を抜くとスグにポロリ、と頭が下がったりして。
重心を合わせるとやはり全体にバランス良くなりますねェ...(^^;)
(当たり前!)




4.エンジンのシリンダー&ピストンをヘリ用のピストンリング入りタイプにしました
 (プチGeeBeeのため32SXを新規購入される方には32SX−H RINGをオススメします!)

バッテリーも重心も効果があったのですか、
ファンフライのPetit Gee Beeとして一番オイシイ改良になったのが
実はコレ!
飛行機用32SXのピストン&シリンダーはABCタイプでラップピストン、
つまり、ピストンリングが入っていないのです。
これをわざわざリング入りのピストンとシリンダーに替えてしまったいきさつですが...
(注、リング入りピストン用シリンダーとラップピストン用シリンダーに互換性はありません!)

事の始まりはコブラでペラチンしてエンストしたとき、
手では再始動にかなり手こずってしまっていたのです。

4サイクルだとコブラの軽いペラチンぐらいなら簡単に再始動出来るのに、
飛行機用32SX、
クランク2,3回でかからなかったらもう、ダメっスね...(>_<)
エンジンが冷めるまではチョークしながら50回くらいクランクしても
ウンともスンとも言いません!
(真夏にクランク50回!ええ運動ですわ...(^_^;) )

それを見ていた須磨模型さんが

「ラップピストンの32はエンジンが焼けてると
ピストンとシリンダーのクリアランスが広がっちゃうから
圧縮スカスカで手ではかかりませんよ〜(^_^;) 」

と...

それでヘリ用のピストンリング入りタイプ
(注、ヘリ用にもリング入りと無しの2タイプがあります)
に交換したんです。
確かに再始動性が良くなりました!

駄菓子菓子!

更に驚いた事に...
ホバリングの安定がグッと良くなっちゃいました!
と言いますのがですねェ...


終日完全と言えるほどの無風に恵まれた炎天下の日曜日、
気温は楽に34°超えてるって言うのに
カトちゃん喜んで真っ昼間にガンガン飛ばしてたんですがっ!
(我ながらもう、アホですな、アホ!(^^;))

ホバリングでドボッとツボにハメて
何にもしなくても同じ所にいるようにして
ほんの数秒も経つと...

機体が
「ストーーーン!」
と降下しちゃうんです!

最初はコントロールミスか風か何かか?
と思ったんですが、何回やっても起こります!
まあ、物の見事にキレイなヨーヨーの降下が
突然、自動的に起きちゃうワケです!(^^;)
スロットル開ければちゃんと上昇しますが、
レスポンスも少しダルい、
一拍遅れみたいな状態になるのも不思議...?

その日、ちょうど須磨さんに
再始動性向上のためピストンリング入りタイプへの換装を勧められたのですが
考えてみたら...
炎天下にホバリングしてたら、
いくらパワーに余裕があってもエンジンは焼けてきます!
つまり、ホバリング中にシリンダーとピストンのクリアランスが広がって
トルクが抜けちゃうワケです!(^^;)

ヘリの方に聞いてみても
「ああ、32のリング無しね。
焼けたらホバリング、ス〜ッと下がるよ〜。
ニードル、開けなはれ!」
と...

言われた通りにニードルを開けると確かに、
「ストーーーン!」は起こりにくくはなりますが...
起こらなくなるまでニードルを開けると(ピークから約1/2回転!)、
逆に濃すぎて上は回らないし
レスポンスもかなりニブイ状態に!(-_-;)

で、

早速ピストンとシリンダーをリング入りに変えてみたら
普通のニードルセットで
「ストーーーン!」
が無くなりました!(^^)

その他の演技でもエンジンの温度が変わってもトルクの変動が少なくなって、
有る意味4サイクルに近い感覚で扱える様になってくれました!
2サイクルにありがちなスロットルワークに対して一定しないレスポンスが
かなり一定な感覚でレスポンスしてくれるのです!

ただし、飛行機用のラップピストンでは
RAM12x4が余裕で12500rpm回ったのですが、
リング入りでは100〜200rpm以上、ピークパワーは落ちる様です。
しかしプチGeeBee+32SXはパワー余りまくってますので
例え12200rpmでも充分過ぎ!

と言う事で
プチGeeBeeに32SXを使う場合、
ピストンリング入りをオススメします!




5.プロポを1024ZA W.C.Uに替えました。

32SXを積んだPetit Gee Beeの上空飛行性能は
チョットしたスタント機並みです!
ナント!
スナップロールまでこなしちゃいます!(^^;)

って事でスナップ専用舵角を設定したかったので...(^^)

だけどまた
「キャー!バラケル〜!ヤメレ〜!」
って言われそうデスな...(^^;)

でも、スナップロール、スキなので止められません!
セッティングが煮詰まるまであともうチョット、デス!

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