COBRA 350C

R/C HOBBYから発売になった
COBRA 350Cです。(カトちゃん、勝手に
「コブラサンパン、と呼んでます。元バイク乗り
な物で...)
コレ、どんな機体か?と言うと
何をやっても失敗がコワくない、
墜落バンバンにOK!
も〜う、イケイケの機体です!
落ちても壊れない、に加えて威圧感ゼロ!
壊れてもスグに修理できちゃうので
イケイケでヤバイ橋を渡っちゃえる、
今までの常識では考えられない
素晴らしく気楽な飛行機です!
カトちゃんもこの機体なら何だって
チャレンジしちゃいます!
初飛行なんて池田師匠のお供で
ナイトフライトでやっちゃいましたし、
この写真(オノちゃんサンクス!)なんて
トルクロールしながらラダータッチ!
の瞬間なんデス!(^^)V
厚みのあるスチレンペーパーに
バルサの角棒とカーボンシートを貼り
強度を出す構造ですが、
なんて言うんでしょうね...
子供の頃飛ばしたライトプレーン、
あれに雰囲気ソックリです!
制作も中学生くらいなら...
充分可能ではないでしょうか?
今まで空物のRCは
女子供は寄れないムズカシイ物、
といった雰囲気がありましたが、
これなら子供でも、おにゃのこでも
出来そうな雰囲気です(^^)

ちなみに制作中は
「デカール...無しでもイイカ!」
と思ったんですが、貼って正解!
無かったら裏表がわかりにくいので
シンプルで良いので貼りましょう!
裏面、ニギヤカですぅ〜!
エルロンサーボや何やらイロイロ、
裏表がこれで分かると思うでしょ?
ところがスパーの黒い線(カーボンシート)
が凄く目立って、トルクロールさせると
表の次にまた表が来た、みたいな錯覚を
起こしちゃいました!
今、正面をもう少し、ハデにしようと
考えてます。
サイドから眺めると、いかにも
「モケイヒコーキ」
って感じが変にカワイかったりして♪

ところでこのキット、
モノスゴイ割り切りキットでして、
何と!
メインギアも尾輪もアリマセン!
「重くなるし、無しでも壊れないから」
という徹底ぶりデス!
でも、ナシだとペラの痛みが
バカにならないと踏んだので
カトちゃん手持ちパーツとピアノ線で
自作しました。
メインギアと尾輪で重量増加10g、
まあこれぐらいならOKかな?
という物が出来たのではないかと
思ってます。
受信機やアンプと言ったメカ類は
左側面に集中して取り付けました。
310gの内55gまでがバッテリー、
どうメカを積んでもバッテリーだけで
充分重心が調整出来ますから、
他のメカがバッテリー取付位置を
決めるジャマにならない様に、
片面に集中配置したワケです。
バッテリーは右側面にマジックテープ
で貼り付け、主脚の後ろに開けた穴
からコードを通してアンプにつなぐよう
にしてみました。
ところで...この機体は絶対、
充電してる間も飛ばしたくてムズムズ
しちゃいますよ〜!予算が許すなら、
バッテリーも2個用意して、交換しながら
充電できるようにしておく事をオススメ
します。

GWSのギアダウンユニット、
このユニット、性能良いです!
何と12×6、なんてドデカいペラを
レスポンス良くトルクフルに回しちゃいます!
キットの説明書には固定方法は書かれて
なかったんですが、
ユニットを接着して固定するより
タッピングビス1本で止める方が、修理や
整備の時便利だと思ったのでネジ止めに
してます。
実はこのユニット、以前使った事が
ありまして、ペラのシャフトが墜落で
曲がったら運転音がウイン、ウインと
(例えがHなオモチャみたい、ですな(^^;) )
少し唸る様になります。
音が変になったらシャフトをチェック、
交換しても1本150円くらいデス!
受信機は軽量なPPMタイプをフンパツ
しました。
が、
PPMタイプはPCMと比べて動作の安定
等がどうしても見劣りしますね...
今回、搭載前にイロイロ試したんですが、
コード類をブラブラさせるとサーボが少し
「ウニウニ...」って動いちゃいます。
特に受信機に刺さるコネクタの根本を
ブラブラさせるとウニウニしちゃうみたい
ですので、コネクタの所でブラブラしない
ようにコード類をテープでしっかり
止めてみました。
これがどうやら正解だったようで
サーボのウニウニが激減!
みなさんもPPMでウニウニが起こったら
これ、試して見て下さい。
今回、R/C HOBBYのリポ専用アンプ
MA−13もフンパツしようと思ったら...
在庫切れ中!(>_<)
取りあえず手持ちのGWS ICS−300
というアンプを使う事にしました。
オートカットするまで飛ばすとバッテリーを
痛める心配がありますが...その前に
パワーが無くなって飛ばしてても
面白く無くなります。
ダレて来たら粘らないでサッサと降ろして
充電する、という使い方なら
このアンプでもOKです。
(まあ、プチ・ポリマーもそうやってますし)
このアンプには3端子ICが焼けないよう、
ヒートシンクが付いて販売されてます。
ちゃんとヒートシンクを取り付けておけば
ずっとコブラとトルクロールで飛ばしても
アンプがダレる事は有りませんでした。
案外、オススメ出来るアンプかも?
主脚の根本、(写真右が前です)さすがに
何かで補強しないとダメだろう、って事で
厚さ0.15oのカーボンシートの切れっ端
をキット付属の接着剤で貼って補強、
後は1.4oのピアノ線で作った主脚を
写真の様に固定しました。
補強はカーボンなんてゼイタクしなくても
厚さ0.3oもあれば樹脂板でもOKみたい
です。電気屋で良く見る、商品のハコに
使ってる透明のプラケースなどはPETで丈夫
ですからオススメ出来るかと思います。
(ビデオのケースなんかはPPですので接着
出来ません。不適、だと思います。)
コレ、最初は金具だけで保たせていたんです。
ハードタッチしたら金具が曲がって衝撃を
吸収するだろう、と思ってたんですが
弱すぎたのでタコ糸とタイラップを追加。
これだけで充分な強度になってくれました。
実際墜落させてみて(^^;)、感じましたが
金具も不要な様子でして、タコ糸を4〜5カ所
通して瞬間少々で硬め、タイラップを併用すれば
強度は充分みたいです。
あと、この写真には写ってませんが、
タイヤもGWSの樹脂製タイヤです。
タイヤもR/C HOBBYで手に入ります。
尾輪、(今度は写真右が後ろデス)
これも自作&GWSのタイヤです。
タキシング出来るようにラダーに
付けてますが、ラダーのホーンに
負荷がかかるので、胴体の方が
良かったかな?と思ってます。
取付はJRの保護用布テープを貼って
その上に瞬間接着剤で接着しただけ!
(硬化剤を使って少し肉盛りもしています)
これで強度は充分でした!
布テープを貼った上なら瞬間をタップリ使っても
スチレンペーパーが溶けないので、
これはナカナカ上手い方法だったかな、
と自画自賛してます(^^;)
あと黒いワイヤーはアンテナですが、
真っ直ぐ伸ばしてテープで止めると
ラダーを動かす抵抗になったので
ワッカにねじってたるませてあります。
(ラダーまで伸ばさず胴体の端まで
止めておくだけでも良いかも?)
今回、よーたんのオススメでサーボも全部
WAYPOINTのW−060をフンパツ!
このサーボ、わずか6gでトルク0.8kg、
機体重量0.3kgを考えれば、機体の重さ
の2倍以上のトルクを持ってるワケです!
動きも素晴らしく良くって、フタバの3001
より律儀にトリムに反応してくれますし、
ニュートラルもバッチリ正確でした!
このサーボの性能を100%発揮するには
PCMの受信機を使いたくなるくらいです!
(メーカーさん、早くPCMの軽量受信機
作って下さい!)
サーボの固定はアクリル系粘着剤の両面
テープ(厚さ0.1oの薄い物)で充分ですし
リンケージロッドもアルミパイプでカシめて
瞬間で固めただけ!これで強度は充分です。
(でも作ってから考えたらロッドの長さを先に
決めて、貼付位置を調整すれば、一本物の
ロッドで簡単にOKなんですよね...(^^;)
エレベータのサーボだけ胴体に穴を開けて
穴の壁に両面テープを貼って止めました。
両面テープの面積が少ないので
剥がれ防止のために隙間にバルサのくさび
を押し込んで、瞬間接着剤小量で
抜け止めしてます。
(ホンの少量を表面に付けるだけなら
スチレンペーパーが溶ける前に固まって
くっついてくれます。)
それとエレベータの舵角、60°以上欲しい
んですが、ホーンの長さが不足したので、
切り取ったホーンの腕をハリガネでくくりつけて
瞬間で固めて延長しました。
こんなのでも強度、充分足りてます(^^;)
小さくて軽い機体なので、何でもかんでも
楽ですな...
動翼側のホーンもこんなのです。
キットに入ってる樹脂パーツをバルサに
溝切って押し込んで瞬間で止めるだけ!
何か不安になるような頼りなさですが
このホーンが実に絶妙なんです!
墜落して動翼を強く打つとバルサが割れて
ホーンが剥がれてくれるのでサーボのギアが
欠けません!
こちらラダーのホーンです。尾輪をラダーに
止めた事もあって、もう3回割れて修理済み!
根本がむしれたので当て物したりしてますが
壊れても修理がホントに簡単なんです。
キット付属の接着剤をスチレンペーパー側に
少し塗って押しつけて、バルサには瞬間を
ほんの1滴。これだけで修理完了!デス!
ところでキット付属の接着剤、
良い物を選んでます!
接着する面に薄く塗って、1〜2分置いて
半乾きにしたらまるで両面テープみたいに
粘着するようになるんです。
片面に接着剤を少し塗ったら、一度接着する
物をグッと押しつけて余分を押しだし、
そこで一度剥がして1〜2分置いて
半乾きにしてからもう一度押しつけると...
もうほとんどシッカリくっついちゃいます!
接着剤の説明書にもちゃんと書いてますが
コレ、覚えておくと制作も修理もサクサクと
進みますよ〜(^^)
このキットの制作でメンドクサイのは
カーボンシートの切り分けと胴体の穴開け、
あとヒンジラインの加工だけでした。
要領さえ分かってしまえば、1日で充分
制作可能です!
(みんなでコニー田中の記録に挑戦しよう!)
この手の機体を作るのが初めての方に
一つだけ注意しておくポイントがあるとすれば
それはヒンジラインの加工でしょうか

ヒンジラインは普通のエンジン機みたいに
上下両方削ったら、ヒンジのテープで貼って
つないでもスグに隙間が広がっちゃうんです。
ですからヒンジラインの加工は下側(ラダーは
左右のどちらか)のみを削って片面のみのV溝
に仕上げないと上手く動翼が動きません。
今回、簡単なコツでキレイに加工できたので
ご紹介しておきます。
加工しようとする端面を金属の物差しの上に
端面を合わせてテープ止めして、浮かない様
に手で押さえながらカッターで削るのです。
とにかく物差しに端面合わせで貼るだけで
カンタンに先端を鋭く真っ直ぐにカット出来る
のでお試しを!
ちなみに舵角は60°は欲しくなりますし、
角度が浅いとテープを貼りにくいので、目安
45°ぐらいのカットでちょうど良い様です。
(や、以前作ったGWSの電動プレーン、
これで失敗してスグお亡くなりにしちゃった
経験があるもので...(^^;) )



SPEC

モーター :GWS ギアダウンモーターセット350C−DS
ペラ   :GWS スローフライペラ 12x6
バッテリー:E−Tec ET−1200−2S 7.4V/1200mAh
アンプ  :GWS ICS300(BEC機能付き)
サーボ
エレベータ:WAYPOINT W−060
ラダー  :WAYPOINT W−060
エルロン :WAYPOINT W−060 X2
受信機  :OK模型RX−7
飛行重量 :310g(ET−1200−2S 7.4V/1200mAh 含む)

舵角セッティングについて少し...

上空飛行用の舵角は普通の飛行機と同じ程度
(エルロンのみ少し多めの舵角が欲しくなります)
でエクスポも同じ程度でOKでしたが
トルクロールやコブラ等、
失速系をやるための大舵角は全舵60°ぐらい欲しくなりました。
更にエクスポ、
ファンフライ等では−80くらいから始めて調整していきますが
この機体はニュートラル付近で効きがニブイため
全舵60°の舵角に対して、
エクスポ−20ぐらいで良いようです!

最初カトちゃんはエクスポ−80で試したのですが
浅い舵角での効きが極端に鈍いため、
打ち遅れになってしまったり
逆に打ちすぎたりして機体を暴れさせてしまいました!
初飛行に付き合って下さった池田師匠のアドバイスで
エクスポをドンドン減らしてセッティングをしたのですが
エクスポのセッティングが決まると
面白いぐらい良い具合のレスポンスで反応する機体に化けました!

板翼の機体の大舵角のセッティングでは
エクスポがとても大きな鍵になる様です。

個人差もありますが、
大舵角のセッティングのエクスポは
−20ぐらいから始めて見て下さい。
(11月3日夜11時追記)
あ、忘れてました...
エレベータのダウンだけは割と敏感なので
−40くらいから始めて下さい。
m(_ _)m



関連リンク

R/C HOBBY COBRA350Cの特集ページ

CARDEN AIRCRAFT JAPAN

2003 11 9 new!
FLIGHT LOG




カトちゃんのたわごとインプレ



初めてF.Airを飛ばした時にも感じた物です。

「何ちゅう、エエヒコーキや!」
と!


この機体、ハッキリ言ってしまえば
上空飛ばしてもあんまり面白く無いのです...m(_ _)m
(カトちゃんの場合、
比べる対象がGeeBeeや板プラになっちゃいます物で...)
ホントにごく、フツーの電動飛行機、
少し前まで電動に対して持っていた印象通り、
ごくごく、フツーの電動飛行機なんですよ...

駄菓子菓子!

オッ立てて失速させてからは、
全く話しが変わっちゃうんですっ!

「こんな飛行機が...
こんなに飛んで良いのか〜!?」

ってくらい、
バンバンに練習出来ちゃいます!

先ずはヤキトリ、
やってみましょう!
失速しないとキレイに決まらない技ですが...
これがスゴイ鮮やかさで決まるんです!
で、

オッ立ったら即、トルクロールしちゃいます!
これが板プラよりもメチャメチャに回りたがるんですよっ!
立てたら勝手に回っちゃう、というぐらいの勢いで回り始めちゃうんです!
も、ムズカシイ機体で落とすのを怖がりながら練習しなくても
この機体を落としながら練習するのが一番早く
トルクロールをマスター出来るんじゃないか、

って思いますよ、カトちゃんは!

更にコブラをやると...
普通に飛んでるような感覚でコントロール出来ちゃいます!
エルロンはナカナカ忙しいんですが
エレベータとスロットルコントロールは
GeeBee50よりラクチンです!

まあこんな具合で失速系の代表的な
トルクロールとコブラが
今までさんざんファンフライを飛ばして練習してきたカトちゃんでも、
オモチャではない、シッカリした手応えで
練習出来る事に加えて...


近くで飛ばしても全くコワくない!

身体に当たりそうなら
スロットル閉じてモーター止めて
落とせばいいんです!

落としてもコワレませんし、
壊れてもスグ、テープと添え物でカンタンに修理出来ます!
(ひどい時なんて電源も切らずにテープをピッと貼って
即、飛ばしちゃいました...!)

こう割り切っちゃって度胸をチョットだけ据えればですねェ...
トルクロールがそこそこ出来れば
まるでよーたんみたいに
手の届くような距離で
グリグリのトルクロール、


なんて事がアッサリ出来ちゃうんですよ〜!

カトちゃん今まで
トルクロールしながら機体が近寄ってきたら
コワイからサッサと止めて上に逃がしてたんですがっ、
この機体だと自分から近寄って行っちゃいますし、
終いに馴れてきたらですねェ...




ウイやつじゃ、ウイやつじゃ〜
色白でカワイイの〜!(*^^*)
苦しゅうない..
チコウ寄れ!
ササ、
もと寄れ、チコウ寄れ〜!」



で、


コブラで目の前まで来た所で、
イキナリ、ガバっとオッ立てて〜





「グルグルグルグル〜〜」
っと思いっきりブン回してェ、(^^;)



「ワッハハハハ〜!
良いではないかァ、良いではナイか〜!」


アレ〜、ご無体な〜!
そのような手荒なお手つきで〜!

クルクルクルクルクルクル〜...

パタッ!
(墜落!(^^;) )



「エーイ、今さらキムスメでもあるまいに〜!
ササ、もいちど近う、チコウ寄れ〜!
(オニか!>自分φ(^^;)\(--;) )



なんてノリで練習出来ちゃいます!

しかも電動だからサイレントフライト!
飛行エリアもホバリングとコブラが少し出来れば
ホントにバスケットコート1面分の広さで足りちゃいます
と言う事は...

夜の公園で...
毎日でもコッソリ練習出来ちゃいます!



今までイロイロな飛行機が出て来ても、
それは前からあった物がより良くなった、
と言う範囲を決して超えていなかったんですが...

この機体は今までに無かった機体です!
F.Air同様、イヤ、
F.Air以上にエポックメーキングな機体だと
カトちゃんは感じています。
もしかしたらRC飛行機の未来を大きく変えるかもしれない
このCOBRA 350C、
皆さんも一度経験されてはいかがでしょうか?
ダジコンライフが激変しちゃうかもしれませんよ〜!

えっと、最後に一つだけ...
当たり前ですが、怖くないと言っても
回ってるペラが当たるのはとても危険です!
自分を含め、周りの人たちへの安全を
最優先で飛行させましょう!
(我ながらチト、凄く過激なインプレだったなァと思った物で...m(_ _)m )



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