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2004年03月14日(日) カマダ醤油のだし醤油類 去年の夏だったか秋に、高田馬場の古本屋で精進料理の雑誌を買ったのだ。 その中に、精進料理のかつお節を使わないだしの取り方が載っていたのだが、現在ではそんな手間暇をかけなくても、カマダ醤油というところが、精進だし醤油を販売していることが宣伝と共に載っていた。 「カマダ醤油 商品購入」のページ ←ここをクリック また、その本には、カマダ醤油の跡継ぎの人のところにお嫁に行った「実家がお寺で、日本女子大の家政学部の大学院を出て助手をやっていた女性」が紹介されていた。 適材適所というか、そういう履歴の人がお嫁に行くところの精進だし醤油なら美味しそうな気がして、使ってみる価値があるかなと思ったのだ。 興味はあったのだが、取寄せると、送料が高いので、そのときは諦めていた。 でも興味があったので、インターネットで色々検索していたら、使った経験者の評判は良いようであったし、ただの「だし醤油」なら、西武池袋や東武池袋の地下で手に入ることがわかり、西武池袋の「諸国名産コーナー」で手に入れてみた。 使ってみて、味がものすごくいいという印象もなかったが、悪いということは全然なかった。 大きさが手頃(300ml)で、注ぎ口が細く、料理する手元に置いておいて、ちょっと使うのに中々便利であった。 (例えば、ほうれん草とか茹でて水気を絞ったら、ちょっとこのだし醤油をかけて混ぜて置いておき、馴染んだら、絞って、再度、このだし醤油を好みの濃さに薄めて、おひたしにするみたいな使い方。) そんな時、母が死に、友人たちから、お香典をいただいた。 葬儀全体のお返しは、弟のお嫁さんがデパートを通してまとめてやってくれたのだが、近所の料理が好きな私の友人たちには、このカマタ醤油のだしのお試しセットを送ることに決めた。 差し上げたのは、「五色醤油セット」+精進だし醤油1本+レシピ本なのだが、お醤油は中々評判が良い。(全て200ml) レシピ本は全く反応が返って来ない。 レシピ本は、私自身、初めて使うものが多かったから、どう使ったら無駄にしないか、わからなかったので、取寄せてみたけれど、このレシピ本どおりに使うより、煮た青菜やわかめやサラダにかけたり、いつもの自分の料理に一味加えてみたりする、みたいな使い方の方が実用的なようである。 自分の分として一セットを取寄せたのだが、私なぞ、サラダ醤油とか刺身醤油とか面倒なので、殆ど使わないのだが、「お豆腐に色々かけて味を試しているのだけれど、違う味が味わえて、楽しい」とか、だし醤油の種類が多いことに好意的な感想を聞くことが多い 。(私はもっぱらだし醤油専門で、「何か煮物をして味が足りないと思うとかけてしまう」的使い方を脱していない) 多めに取寄せていたので、母方の叔母が来てくれたときに、一つ渡そうとしたのだが、「近所の人に勧められて、既に持っていていつも使っている、最後にちょっと使うと味が引き立つのよね」とのことであった。 また、その叔母の近所には、カマダ醤油のお醤油類だけで味付けしたお惣菜屋さんがあるそうなのだ。 そのお惣菜屋さん、お値段は高いらしいが、固定客がいるのか、商売として成り立っているそうだ。 先日、友人に古いエッセを見せてもらったら、グッチ裕三のお勧めの取寄せの一つにも上がっていたから、きっと、もう知る人ぞ知る密かに人気のある商品のようである。 で、私が思うに、カマダ醤油さんのアイディアや味もいいけれど、容器が小さくて、料理している手元に置いて、ちょっちょっとかけることができるところがとても良いと思う。 現在、殆ど一人前の料理しかしていないのだが、一人前の煮物とか、炒め物をしたときに、お醤油とともに、ちょっとかけると、だしを取らなくても美味しくできたりするのだ。 カマダ醤油のお醤油類は試してみる価値あると思うけれど、それより何より、気に入っただしの入ったお醤油を小さな蓋付き容器(注ぎ口が5mm程度)に移して使うことの方がお勧め。 私は、カマダ醤油類が切れたら、西武に買いに行こうかな〜、それとも、もう一つ気に入っている創味のめんつゆを小分けして使おうかな〜と思案中。(送料が1〜8セットで700円なので、8セットくらい買わない限り取り寄せは勿体無いと思ってしまう。) それにしても、ミツカンの酢差しが当たっていたら、こういうだし醤油の入れ物にうってつけだったのに、惜しいと心から思う。 また、「低塩だし醤油」の存在をもっと昔から知っていたら、減塩をしなくてはいけなかった母に、もっと美味しい物を食べさせてあげられたかと思うと惜しい。 |