natureHS-500
natureHS-500
お客様:神奈川 K様
ご使用ユニット:日立社 HS−500ユニット
エンクロージャー容量はオリジナル同様です。お客様要望が、テレビの横に置きたいとのことで幅制限があり、トールボーイ型としています。
ウーファー部を中央に配置し、ツイータ部を最上部にし、耳の位置に近づけました。バランスを考えバスレフポートはウーファーとツイータの間としました。見た目に安定感があると思います。また、スピーカネットも明るいブラウンとし品がある仕上げとなりました。
ネットワークは、K様と打ち合わせを重ね、オリジナルをスピーカ台を兼用した専用箱に収めることとしました。中々良いアイデアだと思います。
ネットワークの改造はしておりませんが、コンデンサは経年劣化が進んでいますので、電解コンデンサからSOLEN製に変更しました。オリジナルと比較すると、歪み感がなくなり中域の繋がりが良くなりました。
試聴:
@真空管、SM−P1で試聴を重ねています。活躍していた時期が真空管の後期でありますが、音の出方としては真空管が合っているようです。
A吸音材は、色々試しましたが、オリジナル同様の量がベストでした。少ないとダンピング量がないため低音に張りが無くなります。バスレフポートには現在なにも詰めていません。詰めすぎると中域の響きが失われるようです。基本設計の良さを感じます。
B4/6:試聴を続けていきますと、音も落ち着いてきたためか、ツイータの指向性が気になってきました。ボーカルの「シ音」がきつく、位相も整っていません。お客様から、オリジナルの音響レンズを送付頂き取り付け所、音が激変しました。位相も合い、ボーカルも楽しめて聴けるようになりました。オリジナルの良さを感じます。
オリジナルの音響レンズを取り付け
■仕様●型式/ダンプドバスレフ型●スピーカー/日立社 HS−500ユニット●インピーダンス/8Ω●再生周波数帯域/40Hz〜20,000Hz●外形寸法/280(W)×730(H)×280(D)mm●質量19.4Kg
natureHS-500(スピーカネット)
スピーカ台兼用ネットワーク箱
ネットワーク
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