USB 2.0/1.1 (Universal Serial Bus) VIA Technology編

注 まだ書きかけですので、お知らせ無く書き換える事が有ります。

負荷と転送速度を確認する為に、

EHCI無効/有効/デバイスを繋いだ3つの場合のHDBENCH Ver3.40b6 のメモリーの項目の数値

とその時(データー転送時)のタスクマネージャ/CPU使用率を計測、

及びWinBench99 VER2.0 のDisk Inspection Testの結果を比較してみましょう。


 

VT6202

後発のチップが主流になりつつあるので、入手はSHOPの在庫分か中古と言う状況の様です。

しかしこのチップは、USB2.0の環境で(つまりEHCI有効)、負荷が小さくてパワーの無いマシンでは有効との事

PC-9821で使う分では一枚は押さえておいた方が良いかも知れません。

 

向かって左側のボードはスロット隣にグラフィックボードなどを挿す場合、送風に影響を与える割合が少なくて良いかも? (^^;)

上の2枚とも中古バルクで入手したので、正式な型番、メーカー等が判りません。(笑

HDBENCH Ver3.40b6

READ

WRITE

READ/WRITE

EHCI無効

7929

4193

8285

EHCI有効

7927

4190

8285

HDDを繋いだ場合

6904

3170

6337

HDDを繋いだ時に、READで87パーセント、WRITE,READ/WRITEで75パーセントの落ち込みが有ります。

この辺は許容範囲なのかどうかは、環境による部分が有るのですが・・・・・

 

HDBENCHを見ても、WinBenchを見ても大体20MB/s位が最大値でそのままDISK-ENDまで、と言う感じですかね。

そうは遅くは無いのですが、速くも無いと言う・・・・(^^

但し気になるのはDisk CPU Utilizationの数値がIEEE1394に比べ高いと言う事でしょうか。

転送時CPUの使用率は12〜30パーセントの所を推移し、平均は約20パーセント、ピークは38パーセントでした。

以前RvII26で計測した時よりは高めですが、マシンパワー自体が違うのでこの位なのでしょう。(違いを比較する点では良い所だったりして)

 


VT6212 / VT6214

VT6202の後発として出てきたチップですが、現在は次第にVT6214に変わりつつあります。

ベンチの結果や挙動はほぼ同じでしたので、同じ傾向のチップと言う事で話を進めます。

 

単独のVT6212ボードが無かったので、ブリッジなしのBuffalo IFC-PCI7IU2を使用しました。

VT6214はSYSTEM TALKS SGC-52UFG2を使用、こちらもブリッジ無しの複合ボードです。

ブリッジが無い分(と言うか余計な物が間に挟んで無い分というか・・・)単独ボードに近いと言う考えで選びました。

HDBENCH Ver3.40b6

READ

WRITE

READ/WRITE

EHCI無効

7929

4195

8377

EHCI有効

7927

4191

8288

HDDを繋いだ場合

2958

1527

3054

HDDを繋いだ場合の落ち込みが激しいです。 体感でもハッキリ動作が重くなった事が判ります。

デバイスマネージャでEHCIを有効/無効を切り替えるだけではそう変化はないのですが、”ブツ”を繋がなきゃ意味無いし。(^_^;)

 

トップスピードは上記VT6202よりはかなり出ていてIEEE1394に迫る数値ですが、

CPU使用率の27.6パーセントはあまりに高いような気がします。

グラフはVT6214の結果ですが、転送時のCPU使用率は

VT6212で、大体30〜40パーセント辺りで推移し平均35パーセント、ピークは68パーセント、

VT6214で、25〜55パーセント、平均40パーセント、ピークは78パーセントでした。

やはりかなり高めの数値ではないでしょうか・・・・・

スピードは出るが負荷もかなり高めですので、必要な時だけEHCIを有効にして使うと言う方法が良いのでしょう。

互換機の様にパワーの有るマシンで真価を発揮するのでしょうが、多分互換機でも重いでしょう。(^^;)


VIAのEHCIドライバについて

PC-9821/Windows2000SP4の環境でも、VIA/USB2.0のEHCIドライバは自動でインストールされません。

ボードのマニュアルを見ても、ハードウェアウイザード>ドライバファイルの検索>Micrsoft Windows Updateでインストールを行うように書かれていて、

その手順で進めても、”ドライバの場所が見つかりません”で、終わってしまいます。

勢い、VIAのHPからUSB2.0ドライバを拾ったりしますが、このドライバも正常に機能しないようです。(黄色!マークが付く)

で、情報を仕入れてみるとMicrosoftのVIA用ドライバを入れなければならないと言う事が判りました。

Microsoftのダウンロードセンターからも入手可能な様ですが、探し方が悪かったのかなかなか辿り着けませんでした。

色々なサイトからドライバを入手している内にドライバ内に”msusb_2k.cab”の入っている物が有ったので、

これを解凍して読ませると無事ドライバが入りました。

もっとやりやすいと言うか真っ当なやり方も有るのでしょうが、1つの方法として紹介しておきます。

色々なドライバを入れたり、差し替えたりしている内に、選べるドライバの種類が多くなって一瞬迷いますが、

 

上記のように、VIA PCI to USB Enhanced Host Controller の”プロバイダ Microsoft”の物を選ぶとちゃんとした物が入ります。

まあ、ここに来る方は「そんな物とっくに、」状態でしょうが、一応参考程度に・・・と。(笑