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【鳩間島豊年祭の概要】
鳩間島豊年祭は旧暦6月に3日間にわたり行われ、1年間の収穫に感謝し
来年の五穀豊穣を祈願する年中行事。祭りの日は普段は静かな島も島外
に住む島出身者や観光客で賑わう。
【日程】
一日目 = 平成14年7月27日(土)。
ユードゥシ(夜通し)。神司が友利御嶽で夜通し神に祈りを捧げる。今年は8月2日に行われる
ところ都合により7月27日に行われた。
二日目 = 平成14年8月03日(土)。
トーピン(当日)。豊年祭のメインの日。旗頭が立てられミルクが登場し、棒術や舞踊の奉納、
パーレーが行われる。
三日目 = 平成14年8月04日(日)。
シナピキヌピン(綱引きの日)。祭りの締めくくり。東西に分かれての綱引きが行われる。今年
は荒天により中止。
【場所】
奉納芸能=サンシキ(桟敷)という広場、ヒナイ御嶽の東側にある。
パーレー(爬龍船競争)=前の浜という海岸、サンシキの前にある。
【二日目内容】
午前11時頃、サカサ(司)が道歌を歌いながら友利御嶽へ向かう。祈りを終
えてから道歌を歌いサンシキへ。午後1時頃、東村と西村の旗頭が合流し
広場に立てられる(島を東村と西村に分けて青色が東村、赤色が西村の旗頭)。
--------友利御嶽での祈願-----------------サンシキへ向かう-------
-----------東村の旗頭------------東村の旗文字は祈豊、西村は瑞穂-
ゆっくり団扇を動かしながらミルクが登場し、神酒を持った女性、五穀を持っ
た女性、三角旗を持った女性を従えて巻踊る。続いて杖とクバ扇を持ち黄色
い着物を着た翁が子供達を連れて登場。円陣を組んだ子供達の真ん中で
踊りしゃがんだ子供達の頭を扇でなでるカムラーマという鳩間島独特の子孫
繁栄を願う踊りが行われる。その後男性によるタイコマーや棒術、女性によ
るマミドーマなどの舞踊が鳩間島小中学校の生徒も参加して行われた。
-------------ミルク-------------------------カムラーマ-----------
------------タイコマー-----------------------マミドーマ------------
満潮の午後3時30分頃、前の浜に旗頭を立て東西両村に別れてパーレー
が始まる。浜辺や防波堤の上から島民が声援を送る中、船が浜を離れる。
赤色の西村の船が先に岸に着き防波堤に掛けられた梯子を登って神酒を
いただく。その後パーレーの漕ぎ手がジラマを唄いながら船の周りを回る。
------500m沖の旗を目指す-------------浜で応援する女性達-------
----先に神酒を飲んだ方が勝ち-------------櫂を掲げてねり歩く-------
午後5時発の船で石垣島に帰る人達を見送るために桟橋に島民が集まりだ
す。”鳩間の港”などが演奏されカチャーシーで別れを惜しむ。
午後8時30分頃、公民館にて宴会。加治工勇さんや鳩間可奈子さんらによ
る演奏で観客が次々と前に出て踊りだし最後はやはりカチャーシーで終了。
-----------港での演奏---------------------公民館での演奏--------
【アクセス】
当日は石垣島から臨時便が運行、約40分。料金:往復3000円。
【左側の写真】clickすると大きくなります。
※写真追加 平成15年度鳩間島豊年祭シナピキヌピン(綱引きの日)/2003.7.20
---------ツナヌミン(西村)-------------------ツナヌミン(東村)------
-----------ツナヌミン------------------------綱引の綱-----------
---------------西村の勝ちで旗頭を掲げ勝利を祝う----------------- |
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