「島の祭り」

波照間島(2002年8月)

ムシャーマ















【ムシャーマの概要】
毎年旧盆の中日にあたる旧暦7月14日に行われる豊年祈願と先祖供養の
為の島最大の年中行事。島を東組(北・南集落)、前組(前集落)、西組(名石・
冨嘉ふか集落)の3組に分けて仮装行列、舞踊狂言、獅子舞などを披露する。
今年は前集落が独立して参加するようになってから100年目ということで例
年以上に盛大に行われた。
【日程、開始終了時刻】
平成14年8月22日(木)。9時頃〜18時頃。
【場所】
波照間島公民館周辺。
【プログラム】
午前中の部
 1.司と公民館役員とのムシャーマ行事開始の挨拶
 2.仮装行列開始のドラ打ち鳴らし
 3.ミチサネー(仮装行列)開始
  *仮装行列順番(1.東組、2.前組、3.西組の順)。
 4.公民館中庭でのボー(棒)とテーク(太鼓)
  *順番(1.東組、2.前組、3.西組の順)。
 5.ニンブチャー(念仏踊り)
  *各組棒のシンカ・公民館役員及び一般。
午後の部(開始時間=午後1時30分)
 1.舞台での舞踊狂言(コンギ)
  *順番(1.東組、2.前組、3.西組の順)。
  *コウムッサー(東組)。
 2.中庭での獅子の棒(西組)と獅子舞(各組)
 3.帰りの仮装行列(ミチサネー)
  *仮装行列順番(1.東組、2.前組、3.西組の順)。
 4.サスケー(桟敷でのミルク節、ヤーラーヨー節)
  *(来賓、公民館役員)。
【ムシャーマ】
“大旗”を先頭に3組の行列が始まる(大旗の図柄は東組が「東」の字と太陽、
前組が「五風十雨」、西組が「祈豊年」)。“ミルク”の後には“マミドーマ”や
“稲摺節”などの踊り、“棒”、“太鼓”などが続き、糸先に作り物の鰹をつけ釣
りの真似をする“鰹釣り”、道化役“ブーブザ”、雨乞いの神“フサマラー”など
が行列の踊り手の周りをうろつく。最後に2頭の獅子が続く。
 
-----------東組の行列---------------------東組のミルク----------
 
-------------鰹釣り-------------------------ブーブザ------------
 
------------フサマラー----------------------2頭の獅子-----------

公民館中庭での“棒”、“太鼓”の披露の後には“ニンブチャー”。これはお供
えの膳を囲んで地謡や役員が座り歌を歌う。その周りを“棒”の演じ手達が
取り囲み何周かうさぎ跳びで回った後立ち上がりまた回り続けるもの。
午後からの舞踊狂言では“かぎやで風”などの舞踊や“一番コンギ”など狂言
が計16種目披露された後、農作業の様子を演じる“コウムッサー”、“獅子
舞”、“帰りの仮装行列”に移る。3組の行列が去った公民館の桟敷では“サ
スケー”(公民館役員らが円陣になりミルク節やヤーラーヨー節を歌う)が行
われてムシャーマは終わりを告げる。
 
------------前組の棒----------------------西組の太鼓-----------
 
-----------ニンブチャー-------------------舞踊“かぎやで風”-------
 
--------狂言“一番コンギ”-------------------コウムッサー----------
 
------------獅子舞--------------------------サスケー------------
【アクセス】
石垣島から安栄観光、波照間海運の高速船で約1時間。
当日は臨時便も運行。
【左側の写真】clickすると大きくなります。



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