バンダイ ハイコンプリートモデル・バイファムwithスリングパニアー


ストーリー

宇宙開発の進む人類、その殖民星の一つクレアド星にアストロゲーターと呼ばれる
異星人が襲撃。軍は練習艦ジェイナス号に民間人を収容して脱出を図るが
激しい戦いの末、生き残ったのは13人の子供達だけだった。
彼らは生き別れとなった家族と再会することを願って、子供だけで航行を開始。
やがて艦載機であるラウンドバーニアンの操縦を覚えた彼らは
家族がアストロゲーターの惑星ククト星に捕らわれていることを知る。

宇宙版『十五少年漂流記』として作られた『銀河漂流バイファム』。こっそり企画が
富野監督だったりするのは御存知?
バイファム放送当時はもうアニメの商品は玩具よりプラモデルといった風潮が健著で
バイファムに関しても合金玩具のような物はほとんど発売されませんでした。
(駅売りのビクトラー合金のようなものは発売されたらしい)
そんな中、完成品ながらプラモデルのような精度を売りにしたハイコンプリートモデルを
バンダイが展開。そのラインナップの一つとして発売されたのがこの
バイファムとスリングパニアーです。
後期のハイコンって完成度が高いものが多いのに、最近の再版では
発売されず残念。スーパーハイコンのエルガイムは無理でも
バイファムくらいは入るかなと思ったのに。

 

憧れの操縦席・ラウンドバーニアン始動

ハイコンのバイファムにスリングパニアーを装着した状態です。セット箱もあったのですが
スリングパニアーのみの別売りもあったので、バイファム単品を買ってしまった人も安心。
そのプロポーションの良さもさることながら、ハイコン版の売りは何と言っても
『急造品のシールドが付属』これに尽きます。番組後半、ジェイナス号の装甲を
切り出して作った盾なのですが、何故かプラモデル版には付属せず。
これだけでバイファム物の決定版はこのハイコンと個人的に決定です。

 

雷鳴の中の敵襲・僕たちだけで戦うんだ

スリングパニアーは着脱可能。ランドセルは取り替え式です。
セット箱でも通常版のランドセルも付属しているのでノーマル、スリングパニアー装着型
どちらにも組み替えることが出来ます。

そしてハイコン版の代表的なギミック。1/144スケールでありながら
腹部が展開、ポッドが取り外せます。プラモ版1/144では不可能だった
機構だけに嬉しいですね。ただこのポッドがランナーパーツの都合か
やたら平べったいのです。その為格納してもボディの収納スペースがスカスカで
安定しません。腕に自信のある人はポリパテで左右に
増幅してやるのが吉かと。

 

発進準備完了・地球に向けて出発だ

リアビュー。ランドセルも設定通り上に上がり、ポッドを後方からも収納できます。

 

ククトを探索せよ

スリングパニアーは当然のことながら飛行位置まで可動します。
ウイングも可変式。
胸アーマーとランドセルを繋ぐパイプはスプリングを被せてあって
良い雰囲気です。これもランドセルを基点に上下に可動し、
スリングパニアーと後胸アーマーを分離させることなく
バイファムに取りつけることが出来ます。

 

チャン・カー・タイ・アイ

ハイコン版は各部バーニアが可動。足の大型バーニアはもとより
スリングパニアーの補助バーニアまでもが動きます。
これでこそラウンド・バーニアン。

 

いつまでも13人

今でこそガン○ムもどきばかりになってしまった大河原デザインですが
この頃までは作品ごとに様々なカラーがあって面白かったですね。
バイファムも独特の顔と太い足回りがたまらないです。

ハイコンプリートモデルでは他にネオファム(スリングパニアーも)が発売されたのですが
トランファムは出ずじまいでした。好きだったのになあトランファム。
スリングパニアー付きで出て欲しかったなあ。

 

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