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ポプラ 魔境伝説アクロバンチ 合金アクロバンチ
アクロバンチの合体玩具は驚異合体だけ……ではありません。
玩具界の魔境、吊るし売りチープトイにそれはありました。
名前は『合金アクロバンチ』
シンプルすぎる名称です。
『強合金』とか『Z合金』みたいになんか考えてあげましょうよポプラさん。
BOX背面の説明書
チープトイらしく、BOX背面が説明書になっています。
アクロバッチ、一体何者なんだ……
読む限り、ファルコンバンチャーは作れても他の四機には分離できないように見えます。
しかしながら。
開封してみると……
開封してみると、隠れていたところにどう見てもバンチャーアローのものにしか思えない
前輪パーツ×2が。
売りとなるプレイバリューを隠す理由が全く不明です。
変形(組み替え)パターン
BOX裏の説明にあったように、変形は基本的に全身のブロックをバラバラにして
組み替える形で行います。
ファルコンバンチャーはプラ驚異合体のような適当な見立てではなく
本来の変形に合わせる形でブロックを入れ替えます。
どうせ完全再現できないんならなんちゃって変形でいいのに、とか思いますが
開発者のこだわりを感じます。
腕ブロックはやっぱりバンチャーアローになります。
肩アーマーをたたみ、拳を付属の前輪パーツと差し替えます。
両足は、残念ながらバンチャーホーネットにはなりません。
ファルコンバンチャー&バンチャーアロー×2
こだわりの組み替えだけあって、ファルコンバンチャーはかなりイメージに近い感じがします。
バンチャーアローも自立をまったく考えてない細身なので
バイクらしい形状に収まっています。
(写真は頑張って立たせました)
ファルコンバンチャーには下部に2輪、コロ走行用のタイヤがあります。
バンチャーアローは後輪が回転します。
しかしながらファルコンバンチャーは2輪で全体を支えられる訳もなく
バンチャーアローに至っては前輪が回転しない為
転がし遊びができるわけでもない謎仕様。
アクロバンチ形態
アクロバンチに合体。
エクスキサーチ(剣)が付属しています。
脇のバンチャーアローのタイヤが邪魔で、腕を前に出そうと思ったら
脇を開く必要があります。
余談ですが、ワンダーフェスティバルで発表されて以来
長らく止まっていたBRAVE合金アクロバンチの開発が再開されたとの噂も聞きます。
現在の技術でアクロバンチを作るとどうなるか、楽しみです。
(2014/3/1)
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紹介記事更新記録 |
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■コラム目次■
バイク可変〜バイクからロボへ、パワードスーツへ〜(2002/10/6) |
フェイバリット・トイズ(2007/4/21) |
可変ガルビオンの悲劇(2002/10/11) |
バルキリー・ショック(2002/10/25) |
サンライズメカ、プラモデルと玩具の違い(2002/11/1) |
SDロボット列伝(2003/5/7) |
エルドランシリーズ〜変形、合体、また合体〜(2003/4/30) |
不遇?好評?サイバーフォーミュラ玩具(2003/5/29) |
ANIMEコレクターシリーズって何?(2003/7/19) |
バイク可変2〜ミクロマン?TF?パワーレンジャー?〜(2003/8/28) |
芸がなければ脱げ!?(2003/10/2) |
いぬ的作品倉庫(2004/2/19) |
ニューミクロマン ミクロロボットシリーズ(2004/4/23) |
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バイク可変〜バイクからロボへ、パワードスーツへ〜(2002/10/6) |
80年代前半にバイクブームに乗る形でアニメ業界にもバイク変形ロボ、パワードスーツが数多く登場した時期がありまして、私はその直撃を受けるような形でこの手の事にはまりこんでいった気がします。なので玩具収集にもその影響がありバイク変形ロボには滅茶苦茶弱かったりします。 映像→玩具の最初の可変(と言っていいものか)バイクものはやはり『電人ザボーガー』でしょうか。永大グリップ版超合金とも言える『永大グリップジャンボ』版ザボーガーは、別パーツのタイヤとハンドルを装着する事でマシンザボーガー形態を再現しています。さすがに手は引っ込みませんが。 バイク可変の火付け役は何と言っても『機甲創世記モスピーダ』の主役メカ・モスピーダでしょう。これは当時タカトクトイスの『超時空要塞マクロス』の1/55バルキリーが巻き起こしたリアルロボットトイブームに乗る形で発売されたのが幸いして、玄人好みのデザインと精密な変形機構を再現した究極とも言える玩具で、近年のホビー系TOYと比較しても見劣りしない完成度を誇っています。 そんなモスピーダを発表した企画集団ARTMICは続いてバイク可変でありながらコクピットタイプのロボットに変形する『メガゾーン23』主役メカガーランド、エアバイクから半マスター・スレイヴのパワードスーツに変形する『ガルフォース』のジェットブロウガン、バイク→モトロイド(自立型ロボット)→モトスレイヴ(強化外骨格)に変形する『バブルガムクライシス』のモトスレイヴと、マニア心を鷲掴みにするバイク可変メカを発表し続けたのですが、どれもベースとなる作品がOVA(オリジナルビデオアニメ)と言う事もあって、玩具化される機会には恵まれませんでした。稀にガレージキットとして発売された可変ガーランドやモトスレイヴが物凄い額で取り引きされていたりもします。どこか今時のメーカーが商品化してくれませんかね…… 他に80年代には隠れたバイク可変玩具として『ウイングマン』のサポートメカ・ウイナア二世があります。これは原作版ウイナルドと異なるデザインながらウイナア(バイク)→ウイナルド(自立型ロボット)へと完全変形する玩具で、パーツの組みや変形システムなども流石は老舗バンダイと思わせてくれる商品でした。 80年代も終盤に入るとに入るとリアルロボットブームは廃れ、バイク可変メカもトランスフォーマーやマシンロボに一部見られる程度となってしまいます。そんな中、久々のTV枠で登場したリアル系バイク可変メカが『赤い光弾ジリオン』のトライチャージャーです。正確にはバイクではなく3輪バギーから、アーモレイターと呼ばれる半マスター・スレイヴのパワードスーツに変形するのですが、ライダーのフィギュアを包み込むような機構は久しぶりにバイク可変ファンの心を熱くしたものです。 90年代唯一の主役バイク可変メカが『機甲警察メタルジャック』のレッドジャックアーマーです。しかしこれが主人公の愛犬→エアバイク→パワードスーツととんでもない三段変形。玩具も辛うじてこれを再現しております。番組後半に登場するレッドジャックアーマーの後継機であるハイパーレッドジャックアーマーは、バイク→飛行機→パワードスーツとこれまた三段変形なのですが犬にはなりません。ほっとしたような残念なような。 『超光戦士シャンゼリオン』には主人公のサポートメカとしてバイクからロボットに変形する超光騎士リクシンキが登場します。これは単体のギミックはさほど凝ったものではないものの他の超光騎士クウレツキ、リクシンキと合体してシャイニングバスターなるメカにという仕掛けが施されておりました。シャイニングバスター状態は全長50cmほどと玩具としてはかなり大型です。 主役級ではないものの、近年のバイク変形ロボとして気になるところでは『勇者警察ジェイデッカー』の白バイ刑事ガンマックスがあります。バイクからガンマックスアーマー形態、そしてマックスキャノンへと変形するのですが、ただしこれはライダー自身もロボットということもありましてアーマーと言っても装着型ではなく、ライダー自身も変形して巨大ロボット形態のパーツになると言った感じの変形です。 最近は主役級バイク変形メカがなくて寂しいですね。ミクロマンやトランスフォーマーにはあるようですがこれと言って活躍しないし……某誌連載企画『バリアライド』の玩具が参考出品されたとの話がありましたので、バイク可変ファンとしては期待をかけているのですが(←結局雑誌展開のみで終わってしまいました。玩具の参考出品もあったのに残念) |
フェイバリット・トイズ(2002/10/7) |
私の玩具収集のきっかけとなったのはモスピーダと『Xボンバー』の主役ロボ、ビッグダイエックスでした。ネットオークションもまんだらけもなかった頃、この二体を探して下北沢の懐古玩具店を何度も歩き回りました。ビッグダイエックスはスタンダードとDX、電撃合身と合金ものが出ているのですが、合体するのは電撃合身のみ。DXはTVにも出て来ない謎の戦闘機に変形するのですが、誤って何度こっちを買いそうになったことか。ビッグダイエックスは顔面のXのディティールや全身のモールドなど、どこか他のヒーローロボットと一線を画するセンスでまとめられた感があり、子供心にビターなカッコ良さを感じさせてくれました。 ビターと言う点では『スパイダーマン』の主役ロボ、レオパルドンも欠かす事が出来ません。スパイダーマンにロボット?と最近の方は思われるかもしれません。日本版スパイダーマンではスパイダーマンの母船マーベラーが変形、巨大ロボットになるのです。しかもこれが好評だった為に東映戦隊ものにもロボットが採り入れられるようになったのだとか。レオパルドンは等身大ヒーロー+ロボットというコンセプトの魅力も然る事ながら、蜘蛛の巣をあしらったデザインや落ちついた色調、そして不思議な魅力のあるお顔(笑)が素敵。レッドバロンやマッハバロンもそうですが、当時の特撮ロボットってアニメのそれとはまた違ったカッコ良さがあったような気がします。渋いというか。 アニメロボの玩具で一目ボレしてしまったのが『宇宙魔人ダイケンゴー』のビルドプラン・ダイケンゴー。本のグラビアで玩具版の写真を見て以来もうメロメロ。色といいプロポーションといい完全にツボにはまってしまったのです。ただ入手まではかなり時間がかかりました。何故だか海外の方に人気でオークションだとすぐ金額が跳ね上がってしまうのですね〜。やっと手に入れた時は感動ももひとしお。分離、合体のみならず組み替えてダイケンベース形態と言うコンセプトもこの玩具の価値を大きく高めているのでは。なにかあっても持って逃げようと決意する玩具の一つです。 などと書きながらもここまでの三作、映像作品自体はさほど好きではなかったような。ならなんで購入するのさ、と友人に聞かれた事があったのですが、玩具として好きになったとしか言いようがないです。 『超力ロボガラット』の主役ロボジャンブーガラットはそんな中で唯一作品も気に入って見ていた玩具です。ギャグタイプからシリアスタイプに変形するのですが、そのあまりのイメージの違いようにかつては「これって本当に変形するのか?」と疑っておりました。玩具はそのトンデモ変形をきちんと再現しております。プラモデルシリーズでもジャンブーガラットは唯一完全変形が出来なかったので是非欲しいと考え探し回りました。 個人的に戦艦ものはちょっと苦手です。あの宇宙戦艦ヤマトすらロボットが出ないと言う理由だけで見なかったクソガキだったので、現在も思い入れがあまりなく、戦艦ものの玩具はほとんど購入してなかったりします。 そんな中で何故か好きだったのが好きだったのが『宇宙空母ブルーノア』と『レンズマン』のブリタニア(二世)号。ブルーノアは空母でありながら潜水母艦に変形したり、シイラやバイソンと言った艦載機と分離合体するののがツボに入ったのですしょうね。DX版を結構探していたのですがスタンダードとしか遭遇出来ず、また値も結構つり上がっていたので購入まで結構時間がかかってしまいました。 ブリタニア号は人気がないのかショップなんかで結構目にしますね。見ていた時期の問題か、私にとってはフューチャーコメットと並ぶ宇宙船のスタンダードなのですが。この間とうとう三千円まで落ちてしまっていたので不憫に思って購入してしまいました。ほとんどディスプレイモデルかと思いきや、力技で様々なギミックが詰め込まれている楽しいアイテムです。実はレンズマンシリーズのおもちゃってリアルな見た目と裏腹にどれも面白いギミックが満載なんですよね。どこかでサイクローダーU安く売ってないかな〜。あれも電動で変形した挙句に勝手にミサイルを乱射する素敵玩具です。 (2003/5/23追加) (2004/1/4追加) (2007/4/21追加) |
可変ガルビオンの悲劇(2003/11/24) |
玩具マニアの間で『超攻速ガルビオン』と言えば、タカトクトイス倒産後TYCOに引き取られた金型で発売されたと言う1/48可変ガルビオンに尽きるのではないでしょうか。プラモデル版可変ガルビオンはロードアタッカーにしか変形せず、最近の再版時に至ってはサーカスI(車両形態)のプラモデルが『別に付属した』という、可変ロボマニアにとっては肩透かしなものでしたし、しかしながらTYCOのガルビオンは稀にネットオークションに出回る程度の入手困難な代物。今でも探している人は少なくないのではと推測します。 私もそんな一人だったのですがある時ほいと偶然にも安価で手に入れる機会に恵まれ、驚喜乱舞したものです。しかしながらこの玩具、実は色々ととんでもない代物だったのです。 各所であのプロポーションながら『完成度は高い』と書かれる可変ガルビオン、その理由は手に取れば分かりました。変形機構が凄絶です。回転、回転、スライド、収納とバルキリーショック以降複雑化した80年代可変TOYの末期とも言える可変ギミック。ですがもう一点、この玩具を入手した者が味わうであろう驚きがあります。 異常なまでに壊れやすい。 よりによって各関節に使用されている黒いプラスチックが、チョークの如く折れやすいのです。複雑な変形においてこれは致命的です。私以外に入手された方とお話する機会があったのですが、その方もこの玩具の壊れやすさには驚いて(呆れて?)おられました。ただ腕を引き伸ばすだけでロック用の突起ごとスポーンと抜けてしまう事などしばしばです。その度に「ああ玩具界の貴重な文化財が〜っ!」と罪悪感に襲われます。この複雑な変形の上に説明書も付属していないのですから、最初はもうとにかく壊しました。この関節ここまで回るのかな?ぺきり。ああ、回らなかったのか。でもロックごと折れて回っちゃった、みたいな。 この玩具が入手困難な理由はその流通経路も然る事ながら、絶対にこうした壊れやすさが理由にあると思います。こうしているうちにも完品の可変ガルビオンは失われていることでしょう。入手された方は大切にして下さい。壊したくなければ絶対変形させちゃダメですよ〜、ってなんの為の可変なのやら。 せめて安全に変形できるよう可変パターンをアップしておきました。これが貴重な文化財を守ることに繋がれば(苦笑) (2002/10/28追加) 押入れに未制作のまま眠っていて、友人に頼んで作ってもらっていたイマイのプラモデル『1/48可変ガルビオン』を受け取ってまいりました。作ってくれたS君には感謝。しかしこのキットもTYCO版ガルビオンに負けず劣らずとんでもない代物です。とにかくプラの肉厚が薄い。プラモデルといえばこの肉厚部分を接着面として、突起を差し込むなどして組み上げていくものですが、まず肉厚が薄い=接着面がほとんどない、そして肉厚がない為に突起などがほとんど作られていないのです。冗談抜きで厚紙を側面で糊付けするようなものです。そんなものに強度が必要な変形をさせようと言うのだから……。ボロボロパーツが外れます。そのうち絶対壊れるだろうな……。どうしてこうガルビオン関係は壊れやすいのでしょう。 ちなみに項目の最初に書きました通りTYCO版がサーカスIにしか変形しないのに対して、イマイ版はロードアタッカーにしか変形しません。ただガルビオン形態のプロポーションの良さは特筆ものです。ほぼアニメのイメージ通りと言って過言ではないでしょう。 (2003/11/24追加) ガルビオンに似ていると言うだけで購入した『超機甲爆走ロボトライ』の主役メカ『エフインパルス』もネタ的にここに乗っけときます。変形のブロック構成はほぼ同様でありながらここまでシンプルに収めてくるのは流石バンダイと言うべきか?メディアミックス企画でありながらコミックボンボンにマンガが連載されるに留まった作品なんですけどね。 ちなみに内容はなかなか面白そうなので機会があれば一度読んでみたいです。 |
バルキリー・ショック(2002/10/25) |
1/55完全変形バルキリーについては多くのサイトさんが紹介しておられますので、今更私がどうこう書く必要もないかとは思うのですが、やはり玩具のお話をする上では避けて通れない感があります。なので商品自体の紹介は駆け足気味で、ネタ中心でいかせてもらおうかと。 ロボット系の玩具は完全に子供向きと、リアルロボットについても多くの玩具的アレンジが加えられて発売されていました。イデオンはイデオンソウドなる剣を持つし(アニメのイデオンソードとは別物の本当の剣)ザブングルは足が開いてミサイルを発射するしと、そんな当時に発売されたのがタカトクのバルキリーです。そのギミック、プロポーションもさながら、付属のシールもミリタリーを意識したもので玩具ながらにモデラー層をも引き込んで新しい玩具層を開拓。その後のデュアルモデル、学研のモスピーダシリーズ、ハイコンプリートモデルとリアルロボットブームの先駆者となりました。そんな経歴もあってか、ネットオークションで出品される中古品なんかはオリジナルの塗装がされていたり改造されていたりとモデラーと玩具者が混然一体となった当時の空気が感じられたりします。 バルキリーはヒット商品となって、様々なバリエーションや装備が発売されています。VF−1A、J、Sの各機種に加えマックス機、ミリア機と言ったカラーバリエーション、バルキリーに装着しアーマードバルキリーに出来る装甲システムGBP−01(VF−1Sとのセット箱もあり)、スーパーバルキリー、タカトクトイス倒産後はバンダイにその金型を引きとってストライクバルキリーやエリントシーカー、スーパーオストリッチ、劇場版VF−1A一条機、再版スーパーバルキリー(頭部ほか金型改修版)さらにはトランスフォーマーへの金型流用ジェットファイヤーとこれだけバリエーションのある玩具は類を見ないのではないでしょうか。最近はさらに再版シリーズが発売されていますし、コレクションされている方は大変なのでは。 このバンダイの再版が出るまではバルキリーには高額のブレミアがついており、特にスーパー、ストライクといった大箱ものはなかなか手に入れにくいものでした。ですがバルキリーを安く手に入れる裏技としてジャンクものを集め不足パーツを補うと言う方法がありました。かつてのヒット商品と言うこともありジャンクも多く出回っていましたし、さらに海外版(ジェットファィヤー)などは海外のオークションで安く手に入ることもあったようです。そうして組み上げた余剰パーツはまた同じようにバルキリーを組んでいる別の玩具仲間に譲ったりして、裏ではそんなバルキリー仲間が生まれたりして……不思議な世界でしたねえ。楽しかったけど。 そんなバルキリーを生み出すことになった超時空要塞マクロスの後に続く超時空シリーズ、超時空世紀オーガスの主役メカオーガスの販売実績はやはりバルキリーには届きませんでした。しかし玩具としてはギミック、プロポーションとも良好です。野心的なデザインは好みが分かれるところでしょうが個人的には好きです。でもその良さが分かったのは最近のことで当時はやっぱり好きではなかったかも(苦笑) バルキリーのヒットを受けて『可変戦闘機を出して欲しい』とのスポンサーサイドからの要求に応えて作られたと言う機甲創世記モスピーダのレギオスはロボット(アーモソルジャー)、ガウォーク(アーモダイバー)、ファイター(アーモファイター)の三段階に変形するものの構造はバルキリーとまるで異なり、ゴツゴツしたアーモソルジャーから流線型のアーモファイターに変形する様はバルキリーを超えたと言うファンの人も多いです。商品としても主役メカのモスピーダを差し置いて中心的な展開で発売されました。 バルキリーも10年の後に『マクロス7』『マクロスプラス』にて再登場。ファイヤーバルキリー、ステルスバルキリーといったマクロス7のメカはバンダイより、YF−19エクスカリバーといったマクロスプラスのメカはやまとよりそれぞれ発売されています。特にやまとのバルキリーシリーズは最新作らしくギミックとプロポーションを両立させると言う難しい部分に挑んでおり、その出来はディスプレイモデルにも迫るものがあります。 海外でもトイナミがバルキリーを発売していたり、今年は新作『マクロスゼロ』が開始されたりとまだまだバルキリーの攻勢は続きそうです。VF−0の玩具はやまとさん辺りが出してくれそうですけれど、欲しいですね〜 |
サンライズメカ、プラモデルと玩具の違い(2002/11/1) |
日本サンライズ(現サンライズ)と言えばガンダムでプラモデルの爆発的ヒットのきっかけを作った訳ですが、そのヒットはその後の玩具展開にも大きな波紋を投げ掛けたように思います。『重戦機エルガイム』においては辛うじてハイメタル・エルガイムが発売されましたが、『銀河漂流バイファム』にもなるともはや完全にマーケットはプラモデルへ移行。リアルモデルはプラモデルでと言う風潮になってしまった感があります。 でも私はこの時期に出た玩具が欲しくて欲しくて仕方が無かった記憶があります。と言うのもやはりプラモデルでは強度やパーツ数の問題で再現出来ない劇中ギミックが色々ありまして、それを再現したのは玩具版だけと言ったものが多くあったのです。『戦闘メカザブングル』のDX戦甲変形合体ザブングルなどはそんな一つで、他の商品では再現されなかった合体変形機構が楽しめます。また、『伝説巨神イデオン』ではプラモデルでも合体変形モデルは発売されたものの差し替え変形に近く、合体変形と言う点では玩具である奇跡合体イデオンに一歩譲る感があります。やはりAメカの左右展開が楽しめないとイデオンとは言えないよなあ。『超力ロボガラット』の主役メカジャンブーガラットもプラモデル版は手足が差し替えでした。当時プラモデル版でがっかりして、ハイコンパクトモデル・ジャンブーガラットが欲しくて仕方がなかったです。 ブラモデルブームと住み分けを狙った精密玩具も各社より発売されました。バンダイのハイコンプリートモデルやタカラのデュアルモデルです。ハイコンプリートモデルはその材質強度や完成品である強みを活かして1/144プラモデルでは再現できなかったバイファムのコクピットブロック開閉、ポッド着脱と言ったギミックを盛り込み、同スケールのスーパーハイコンプリートモデル・エルガイムではスパイラル・フロー収納ギミックやランダムスレート開閉を実現するなど、プラモデルとは違うハイコンプリートモデルならではの魅力を見せてくれました。私は小スケール派だったので、1/144でこれらギミックが再現出来ているというのはには憧れましたね〜 |
SDロボット列伝(2003/5/7) |
『魔神英雄伝ワタル』のヒットによりSDロボットなれどギャグではない(ワタル流に言えば「おもしろカッコイイ」?)作品が続々と作られるようになりましたが、ワタル、グランゾートのプラクション、リューナイトのミストロッドコレクションとその商品展開は多くが低価格のプラモデルが中心であったように思えます。なんでDXものは影が薄かったのですが、一応各作品とも発売されてはいます。 ワタル(1)では『重構造龍神丸』と『可変構造龍王丸』(同じく可変構造で邪虎丸も発売)がDX玩具の位置に当たると思われます。ただ重構造龍神丸は、もともとの龍神丸に大したギミックもなかったので「装甲を外すと中のフレームが見れる」と言うなんだか分からない商品に なってしまっていました。可変構造龍王丸は玩具らしく完全変形を果たすのですが、プラクション版も非常に出来が良くこちらも完全変形であった為に、子供たちがプラクションに流れるのも無理はないかなと言った感じです。でも今になると大き目サイズで思い出のメカを集めたいと言う人が増えたのか(かく言う自分もその一人)この手のDX玩具はオークションなど出の競争率が高くなっている気がします。 ワタルも2が出てDXでは龍星丸や新生龍神丸が発売されたのですが、もうこの辺りになるとDXの存在は完全に忘れられていた感もありますね(苦笑) 『魔動王(マドーキング)グランゾート』ではいわゆる完成品の玩具はメタル製の無変形TOYが発売されたのみで、DXものでさえ組み立て式と言う展開となります。『完全復活DXグランゾート』、『完全転生DXスーパーグランゾート』と、発売されたのは主役メカとそのライバルであるワイバーストのみだったのですが同サイズのウインザードやアクアビートも欲しかったですね。このシリーズ、特にスーパーグランゾートなどはなかなかに出来もいいのですが、なにぶん組み立て式と言うこともあり、組み立てはなかなかハードです。ドライバーまで付属し使用するのですがあまり低年齢層は意識していない商品だったのでしょうかね。 『NG騎士ラムネ&40』は珍しくプラモデルではなく玩具中心の展開でしたし、守護騎士も主役のキングスカッシャーやクイーンサイダロンばかりでなく、セイロームやシルコーン、ブレンドンとほとんど発売されたわけですが(他に二機が存在するも、セイロームやシルコーンの色変え的な存在)作品そのものがどちらかと言うと子供よりマニア層に受けたきらいがあって玩具そのものはヒットした印象はあんまりありません。どれも完全変形で出来も悪くはないのですけど。 『覇王大系リューナイト』ではミストロッドコレクションを発売するなどワタルに準じた商品展開となるのですが、DXも主役4機がきちんと発売されました。『DXリューナイトゼファー』はギミックも発光、音声くらいしかないのですがそれでもかなり癖の強いこのデザインがきちんと玩具として発売された事自体に意味があると思うのですがどうでしょう。典型的な幡池デザインのマスクやチューブ一本の腕や太ももまで忠実再現。これだけで買いかなと思います。 SDは他にもアイアンリーガーやらてやんでえやらヘポイやらまだ数え切れないくらいあるのですが、 もうこれ以上手が出ません。オークションでも意外と高値で。 (2003/10/3追記) (2003/10/25追記) |
エルドランシリーズ〜変形、合体、また合体〜(2003/4/30) |
エルドランシリーズは紹介が大変なんですよねえ……。各シリーズの主役メカがまず3体合体で、新ロボと強化合体。更に(1作品除いて)もう1体新ロボが出て、計3体で最終合体。ついでに各メカの多くが2形態から3形態に変形するのですから、こうして書いていても訳が分からなくなりそうです。でも良くも悪くも勇者シリーズと並びここまでの合体ロボットものの総括的なシリーズのような気がするので、徐々に画像付き紹介をアップしていこうかと思います。珍しくトミーのロボット玩具シリーズですね。 ここをご覧になられている方の多くは御存知かと思うのですが、エルドランシリーズとは『絶対無敵ライジンオー』『元気爆発ガンバルガー』『熱血最強ゴウザウラー』の三作品(+雑誌展開のみで『完全勝利ダイテイオー』有り)の総称です。主人公にロボットを与えるのがエルドランと言う超存在であるが故の呼び方であり、学校や街が秘密基地となる展開の身近さがヒットに繋がりました。実際、各メカの発進シーンはどれも一見の価値あり。 ……などと一応説明しておかねばならないのが微妙な心境。これももう十年前の作品なんですね。 第一作『絶対無敵ライジンオー』の主役メカ・ライジンオーは鳳王、剣王、獣王の三体のメカが合体して完成しますが、プロポーション、ギミックともになかなか良く出来ています。他のシリーズのメカが完全にプラ製なのに対してライジンオーのみ一部ダイキャストも使われていて、DXな手応え。剣王が合体前でも人型のロボであったり、獣王がライオン型であったり、これまでのロボット玩具で人気の高いコアメカのチョイスであった事もヒットの一因であったように思います。 でも、ゴッドライジンオーは酷いです。サポートロボ・バクリュウオーと合体してライジンオーはゴッドライジンオーになるわけですが、手足に頭、何もかもバランスが悪くなって正視に耐えません。ライジンオーの手足にバラバラになったバクリュウオーのパーツを取りつけるだけという構造がそもそもいけないのですが、ウイングが腕についていて腕を上げれば翼はとんでもない方向を向いてしまったりそもそも内側から見ると腕はがらんどうだったり、足は高下駄式にパーツを履くもののただの四角い物体でつま先すらなかったりと、どこをどう見れば作中のゴッドライジンオーに見えるのかさっぱり分からない代物でした。 そんなバクリュウオーですが分離時には結構作品イメージに近いです。分離再合体してバクリュウ・ドラゴンにチェンジするのですがこちらもでかくて大迫力です。 『元気爆発ガンバルガー』のガンバルガーはちょっと他の二作より人気は落ちる感がありますが、玩具的にはなかなか遊べるアイテムです。合体前のコアメカ、マッハイーグル、ゴウタイガー、キングエレファンはそれぞれアニマルモード、ファイター(ロボット)モードへと変形しますし、それが更に合体するのですから嬉しいですね。 シリーズ中唯一各コアメカが分箱でも発売されました。キングエレファンのファイターモードは酷いですが、その他はなかなか破綻なくまとまっていて良く考えられた変形合体だなあと思えます。 対して、新ロボとなるリボルガー、ゲキリュウガーは単品で見るととんでもない出来です。ゲキリュウガーのファイターモードなど何かの冗談としか思えません。アニマルモードはプロポーション的には良いのですが、パーツをほとんどバラバラににしての組み替え変形なのが変形好きには辛いところ。 しかしながら、三体揃えて考えるとこの二体の役割は大きいです。リボルガー+ガンバルガーで必殺技形態リボルバスターを作れますし、ゲキリュウガー+リボルガー+ガンバルガーでお約束の超合体グレートガンバルガーを組み上げる事が出来ます。これだけゴチャゴチャ合体するにもかかわらず、グレートガンバルガーのプロポーションはかなり良好。ノーマルのガンバルガーより格好いいくらいです。これを考えるとガンバルガーを買えば他の二体も必須かと。 しかしそんな素敵なグレートガンバルガーにもとんでもない点が三つ。まずはサイズです。でかいです。いわゆる基地ロボ玩具を除けばなかなかない大サイズになってしまいます。次に合体プロセス。正直説明書片手でも戸惑う複雑な変形です。オークションなどで購入の際は説明書なしの場合覚悟したほうがいいですよ。ネット画像なんか参照しても結構辛いかも。最後に物凄い数の余剰パーツが出る事です。アニマルモードの顔なんてほとんど余ります。完全変形派の人には残念に思える部分でしょうね。 そんなライジンオー、ガンバルガーの問題点を踏まえて、良くも悪くも両者の中間的なラインの製品となるのが『熱血最強ゴウザウラー』の各メカです。 主役メカのゴウザウラーはシンプルにマッハプテラ、サンダーブラキオ、ランドステゴの三体合体。その組み替え(とパーツ追加)で飛行機形態ザウラージェットに変形させる事が出来ます。ゴウザウラー状態も悪くなく、足を開く事が出来るので立ちポーズも決まります。 二号メカのマグナザウラーは恐竜形態とロボット形態に加え、ゴウザウラーとの合体で必殺技形態マグナバスターモードを再現する事が出来ます。その上ザウラージェットとの合体でスーパーザウラージェットに出来るのですからプレイバリューも良いですね。ただこのモードの合体はアニメの設定と随分異なり、機体の厚みが相当のものになってしまうのが残念です。 三号メカ、グランザウラーは恐竜、ロボットの他に単体でグランジェットに変形します。こちらもなかなかのプレイバリュー、ですがロボット形態のプロポーションは今一つ。 三体合体形態キングゴウザウラーは、ゴッドライジンオーほどは悪くなくグレートガンバルガーほどは良くはない感じ。余剰パーツもガンバルガーほどは出ないにせよライジンオーのようにシールドのみとはいかないですし、ここらが妥協点と言う事でしょうかね?? これだけ多数のメカが変形合体するとなると整合性の面で色々と問題が出てくるものなのでしょうが、エルドランシリーズのメカはそうした面とプレイバリュー、商品展開と言ったロボットものの宿命との戦いの歴史であったように感じます。結果がどうであったかは分かりませんが、今でも根強いファンを持ち、近年再版されてるところを見ると成功といえる部分は確実に存在したと思いますね。合体変形は男のロマンですし。 |
不遇?好評?サイバーフォーミュラ玩具(2003/5/30) |
マジンガーやゲッターなどの新商品が今でも繰り返し発売されるのはこれらの作品の知名度によるものでしょうが、不思議なのは『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』。私も好きなので内容が云々とは言いませんが、そんなファンの視点からしても「何故今になって新アイテムが!」と叫びたくなるようなタイミングで今でも新製品が繰り返し発売される謎の作品です。 まず驚かされたのは番組終了から随分経って発売された『テクニ四駆』シリーズでした。爆走兄弟レッツ&ゴーでお馴染みフルカウルミニ四駆のブームに便乗する形で発売された同シリーズですが、マグナムセイバー辺りと競り合うアスラーダGSXなんて構図を想像すると思わず笑ってしまいますね。しかも『四駆』の名の通り、本来六輪のスーパーアスラーダなんかも『四駆バージョン』と称して無理矢理四輪になっているのがご愛嬌。ランドルのマシン・イシュザークはこれが唯一の商品化でしょうか? さらに98年以降アオシマはνアスラーダやアオイオーガ、シュピーゲル等の1/24キットを次々と発売。OVAも終了し流石にサイバー系アイテムもここまでかと思った2000年、今度はYUJINがサイバーに着手。SRDXシリーズでマシンコレクションとしてνアスラーダ(ハヤトまたはアスカのフィギュアとセット)を発売しファンを驚かせました。ただこのアイテム、マシンコレクション第一弾と銘打った割には第二弾が発売される様子がないのですが… まだサイバー系アイテムは終わりません。キャラウィールでアスラーダGSXが発売され、スカイネットからはラジキャラシリーズ(デジQのような豆ラジコン)としてアスラーダGSXと、なんとラリーアスラーダが発売。まあ色変え程度+ちょっとしたパーツ追加で作れる為とは思いますがこの時すでに2003年。本当に売れるのか心配になります。 ついこの間も再びYUJINからSRDXでアスカのキャラクターフィギュアが単体で発売されましたし、根強い、と言う言葉だけでは足りない何かを感じさせるサイバーフォーミュラの新製品。この状況はいつまで続くのでしょう。このままレアメタルが実用化されるまで続いて完全変形νアスラーダでも発売してくれないかと言う勢いです。 近況はここまでにしてTV放送当時ですが、サイバーの玩具展開はワタルやグランゾートを引き継いでプラクションが主力製品となっておりました。なのでDX玩具の存在感が薄いのもワタルやグランゾートと同様。でもちゃんと発売されていました。『メタルキット・アスラーダGSX』と『ヴァリアブルモデル・スーパーアスラーダ01』がそれです。 『メタルキット・アスラーダGSX』は名前から分かる通り、金属製のフレームに外装を取り付け完成させるアイテムで、簡単に取り外せる外装と内部フレームの再現が売りでした。これと言って玩具的機構がないので内部構造再現と言うのはワタルの龍神丸と同様で、こんなところでもワタルの商品展開を引き継いでいるのだなあと苦笑。 しかしながら『ヴァリアブルモデル・スーパーアスラーダ01』は隠れた名作TOYです。サーキットモード、エアロモード、ラリーモードと三段変形するスーパーアスラーダ、番組を見た人ならお分かりの通りその可変システムは「本当に再現できるの?」と首を傾げたくなる複雑なもの。その変形を、ラリーモードのライトのクリアパーツを除いてほぼ再現しているというのですから驚きです。ラリーモードでは車高すら変わります。 サイバーのプラクション(CF−KIT)シリーズはかなりの車種を商品化しているのですが、イシュザークやファイヤースペリオンと言った後半のメインキャラのマシンは発売されていません。しかしながら同時期登場のネオ・ミッショネルやカウンターアロー等、大して活躍しないマシンは発売されているあたり不思議ですね。 CF−KIKで個人的に注目したいのが『スゴウレガード10V5000』の存在。名前だけ聞かされると「何それ?」と思われる方もいるかと思いますが、アスラーダを運んだり整備していたスゴウチームのトランスポーターです。きちんと統一サイズ(1/48)によるキット化でアスラーダやスーパーアスラーダを乗せるのはもちろんの事、コンテナを展開して基地モードの再現も可能。マイナーなキットですがアスラーダと共に揃えたいアイテムです。 当時ものでは他にメタルコレクションと言うミニカー相当の玩具も発売されておリました。アスラーダGSX、スペリオンGT、ナイトセイバー、ミッショネルVR4の四種がラインナップ。 放送当時は玩具不振によって番組短縮を余儀なくされたと言うサイバーフォーミュラ。しかしながらそう思うと今でも新製品が発売される状況ってつくづく不思議。 この波に乗って新シリーズでも立ち上げてくれないかなあ。ねえサンライズさん。 |
ANIMEコレクターシリーズって何?(2003/7/4) |
ANIMEコレクターなるシリーズを御存知でしょうか。 海外で日本製のキャラクターフィギュアを発売したと言えばAKIRAやトライガン、天地無用等を出したマクファーレントイズが有名だと思います。マクファーレンは今でも攻殻機動隊やソウルテイカー(!)なんか出してたりしてるんですが、我らがバンダイ(USバンダイ)もこうしたシニア層向けのアニメフィギュアを一昨年ほど前に展開したのです。 それがこの『ANIMEコレクター』です。 このシリーズ、パッケージには『ANIMEコレクター』と日本語混じりで表記されているのですが、日本国内では発売されておりません。完全にアメリカのみの展開です。 ラインナップは第一期が『THEビッグオー』『星方武侠アウトロースター』『天空のエスカフローネ』の三種。第二期で新たにビッグオーより『ビッグデュオ』『女神候補生』『カウボーイビバップ』の三種が追加され、計六種となりました。 放送当時玩具がほとんど発売されなかった番組揃いで、国内でも隠れ需要が多そうなんですが、MIAと違い国内販売されないところがこのラインナップの微妙さと言うところでしょうか。お陰で入手には輸入ショップやオークションを頼るほかないと言う厄介な代物になってしまいました。 肝心の出来の方ですが流石はバンダイ製。フィギュアとは言えなかなかの完成度を誇っています。ビッグオー、ビッグデュオはフル可動。アウトロースター号はグラップラーモードへの変形が再現されてますし、ソードフィッシュ(カウボーイビバップ)では着陸脚のほか主翼の折り畳みまで再現されている凝り様。モールドも海外製品特有の眠さもなく、適度にプラパーツも使用され作りもしっかりしています。国内史上で果たされなかったマイナー番組の商品化が海外で実現したと言うのは面白いですね。 ただこのシリーズ、メカに加えそれぞれのキャラクターフィギュアが必ず付属するのですが、こちらの作りはなんつうか…いかにもあちら版と言った出来で、メカの出来とは比べるべくもありません。 メカ一つに付き二つもキャラクターが付属し(ビバップではアインも含めて三つ!)ディスプレイ台座まで封入されているというセット内容はなかなか豪勢でよろしいのですが。 海外市場は日本と比べものにならないほど大きい為、こうしたマイナータイトルでも採算が取れる可能性があり、それゆえこの先もこうして日本のタイトルが海外のみで玩具展開されちゃう可能性もある訳で。マイナー好きはこれからは海外にもアンテナを向けなきゃなりませんかねえ。国内版でも精一杯なのになあ。とほほ。 でもまあ、発売されるだけでも嬉しいのも本当。この調子でガドガードやキングゲイナーなんかも発売して欲しいもんです。 |
バイク可変2〜ミクロマン?TF?パワーレンジャー?〜(2003/9/15) |
またバイク可変玩具が増えてきたので新しくコーナーを作ってみました。以前までは収集の際「ライダーのいないバイクは除外」なる自分ルールに基づいて購入を自制してきたのですが、そのタガも最近外れつつあります。TF系、マシンロボ系には深入りしないと言うのが今のギリギリの線なのですが、これもいつまで守れるやら。 そんな訳でライダーがいるにも関わらず前回紹介されなかったミクロマンの『ミクロライダー』と『ミクロバイク』から。これは忘れていたのではなく単に私がミクロマン系に弱かったからと言う… 『ミクロライダー』は旧ミクロマンが登場可能なバイク(これがミクロライダー。ライダーといいながらバイク)がロボットに変形、さらに組み替えでサイドカーにもなると言うかなり遊べるアイテム。ミクロマンも搭乗者素体としてはサイズも可動もピッタリで、今見ても燃える玩具であります。 で、名前が紛らわしいですが『ミクロバイク』、こちらは旧ではなく平成ミクロマン『ミクロマン・レッドパワーズ』関係のメカとして発売されもので、地味なレッドパワーズの商品展開とあいまって比較的最近の玩具でありながらマイナーという不遇のアイテムであります。『マッハスピーダ』と『トルネードバイソン』の2タイプが発売、変形もそれぞれ異なるのですが、詳しい方なら「アレ?」と思ったことでしょう。この商品はかつてトランスフォーマーとして発売されたものの小変更、リペイント品なのです。ハンドルを握れるものに変更するだけでミクロマンが乗れるほどサイズが合っていたというのはむしろTFファンのお遊びの世界と言う気すらします。 TFからの金型流用バイク可変と言えば『DX雷鳴合体サンダーダグオン』もそうですね。もっともこちらはバイクが変形するダクサンダーは新金型、流用されたのはサンダーシャトルの方でしたけど。そういえば勇者シリーズでは『DX激音合体ビッグボルフォッグ』の『ガンドーベル』もバイク変形ですが取り上げるべきかな?? 『TF・マイクロン伝説』では『ダブルフェイス』を購入したバイク者も多いと思います。バイク→ロボットの変形は当然として、マイクロンと言う設定を活かしてマイクロンのライダーが付属しているのがポイント。さらにこのマイクロン『ミラー』は実はさらに二つのマイクロンの合体であり、その二体どちらがダブルフェイスの顔に合体するかでサイバトロン、デストロンどちらかのマークが胸に現れるとギミック満載。プロポーションが気になるものの良い玩具でした。 TFの対抗商品的なマシンロボにもバイク可変ロボは多いのですが、中でも『ダブルマシンロボ・サイドランサー』は10cm以下の小サイズながらギミック的になかなか凝った作りで驚かされます。マシンロボと言うよりバルキリーやドルバック系?(分かり難い表現ですいません)とにかく折れたり回ったりジョイント出したりでマシンロボ全体で見てもかなり上位に位置する完成度の高いアイテムなのではないでしょうか。海外版DXマシンロボ『スロットル』も複雑な変形で有名ですが、一度触ってみたいものです。 ムック『超合金魂2』や『SFヒーローまぼろしの冒険伝説』で掲載され一部で話題となった『パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー』の『トランスアーマーサイクル』もようやく手に入れることが出来ました。ムックではなぜかタイタニウムレンジャー(タイタニアムレンジャー、チタニウムレンジャーと書かれている場合あり)用のものしか載っていないのでタイタニウム版しか出ていないように見えますが、実際にはレッド、ブルー、グリーン、タイタニウムの四種類があります。フィギュアの軟質素材を利用してプラ製のパーツを取り付ける、近年のR&Mを思わせる構造で、バイク、アーマーに加えてウエポンモード、グライダーモードにも組み替えが可能。同系統の商品がライトスピードレスキュー以降発売されなかったのが悔やまれます。 これまで意図的に外していたのが『DX爆走合身・銀河烈風バクシンガー』。いや、バイクなんだけど当時バイクがムクムク巨大化するあの感じが苦手だったのです。あれならバイク型ってだけでもともと巨大なアクロバンチのバンチャーアローの方が納得できたと言いますか……。でも最近ビデオで本編を見返す機会がありまして、あのぶっとんだ世界が逆に気になるようになりました。メット一つでバイクに乗って宇宙を走るんだもんなあ。玩具の方は差し替えの嵐でとんでもない事になってます。タイヤはともかく太股や脇まで別パーツの合体ロボットってこいつ以外ないんじゃないでしょうか? 最近では仮面ライダーファイズがバイク可変ロボをフラッグシップアイテムとして『オートバジン』と『サイドバッシャー』を発売。オートバジンなんかは変形も両形態とも綺麗にまとまっていますし、ロボとしても現代的なデザインラインで続くアイテムを期待させてくれましたが、サイドバッシャー以降今現在バイク可変ロボが出る気配はありません。登場ライダー全員にバイク可変ロボを付けてくれる、バイク者の救世主的番組になってくれると思ったのですが(苦笑) おまけ的に『チェンジバイクロボ風神』。ちょっと前に玩具系サイトで割と話題になったチープトイなんですが、合金使用の上ぱっと見変形するとは思えないバイク形態のまとまりなど侮れない出来です。今でもたまに地方ドライブインやファミレスなんかで入手可能。千円と非常に安価ですし、興味を持たれた方なら買って損はしないかと。 同じくチープトイ系では『シードバリオス・ロードパック』がバイク可変。これはチープトイでは微妙に有名なメーカー『ヒーロー』の『攻速機動ゼロシーダ』シリーズのVとしてラインナップされたもので、アシスタントヒューマノイド『シードバリオス』がロードパックと呼ばれる装甲をつけることでバイク可変ロボになるというアイテム。デザインをあのビークラフトが手掛けていたり、設定が変に80年代アニメっぽかったりして、そんな周辺事情がバイク者の気分を盛り上げてくれます。下手すると玩具そのものより。 |
芸がなければ脱げ!?(2003/10/18) |
変形、合体と言った楽しみが中心となる傾向が強い玩具界。無変形のロボットが主役の作品では、そのまま立体化してもギミック不足の感が否めません。その場合良く用いられるのが電飾、音声ギミック、そして『装甲着脱』です。 装甲着脱とは「芸がなければ脱げ!」とばかりに無変形のロボのアーマーを取り外し、内部構造を覗く事が出来る仕掛けです。正直電飾や音声ギミックだけで玩具として成功したロボット系アイテムは皆無に等しい(苦笑)のですが装甲着脱については大きな成功例がありました。 それが『デュアルモデル・ダグラム』です。 リアルロボットアニメを突き詰めた戦場ドラマ的作品であるダグラム、もちろんロボットが合体どころか変形なんかしやしません。しかしそのリアルさを逆手に取り、内部構造まで設定に忠実に再現したのがデュアルモデルでした。サスペンションまで再現された内部フレーム、プラモデル以上の好プロポーション、シンプルで高級感溢れるパッケージと、明らかにホビー層を狙った作りは購買層が求めるものとコンセプトが上手く噛み合った好例と言えそうです。これまで玩具になんて手も出さなかったようなアンちゃんが改造や塗装の為にデュアルモデルを購入する姿など珍しくなく、デュアルモデルはリアルロボトイを代表するアイテムの一つとなりました。 しかしながら、そこから「とりあえず脱がせるか」的なアイテムが出始めたのも事実。もっとも恐ろしいのは魔神英雄伝ワタルの『重構造龍神丸』で、主役メカである龍神丸の装甲を引っぺがすと内部構造が覗けるのですが、作品を見ていてもとり立てて脱がしたくなる訳でもない上、龍神丸は生体メカなのです。 つまり、内部は有機的なモールドでびっしり。説明書にはご丁寧に「龍神丸はかつての龍神の屍から作られている」なんて恐ろしい設定まで書かれているから生体っぽさ抜群のラメ入りゴムフレームがちと気持ち悪いです。 なかなかのレア玩具なんですけどね… しかし、SD系と言うのはギミックが用意し辛いらしく、からくり剣豪伝ムサシロードの『DXからくりムサシ』と『同からくりコジロー』でも装甲着脱ギミックが使用されています。からくり人の内部構造を見たいと思った人が何人…(以下略)まあこちらはメッキや塗装パーツの使用が上手く、さらに内部フレームにダイキャストを使用しており、手にとった際の手応えはまさにDXと言った感じに仕上がっていて、出来そのものは悪くありません。ムサシには天空丸、天地丸が覚醒前、覚醒後の二本、さらに舟の櫂まで付属していて、むしろ見所は内部フレーム再現ではなくこうした作りの方なのではと言う気がします。 機動警察パトレイバーも玩具はギミックのなさに悩まされたようで、DXパトレイバーではライト&サウンド、クロスギアシリーズでは装甲着脱と絵に書いたような道を辿っています。 『クロスギア・イングラム』『同パイソン』ですが、リアルなダイキャストフレームに装甲とデュアルモデルとほぼ同コンセプトでありながら、残念ながらプロポーションがあまりよろしくないのです。ホビー層に向けるなら各所の関節カバーもゴムや布などを用いても良さそうなところですがプラ製です。その為可動がかなり犠牲にされているのも辛いところ。イングラムとパイソンで共通フレームを使用したりと面白くなりそうな点もあったのですが(でもイングラムって新鋭機だからパイソンと中身が同じじゃまずいのでは)。 ヤマトタケルの『魔空戦神シリーズ・スサノオ』『同タマノオ』では一歩進んで『成長変形』なる新機軸が用意されました。本編で主役ロボ・スサノオは成長しその姿を変えるのですが、それを素体フレームへのアーマー交換で行うこの『成長変形』、見所はその際『身長までも変化する』点。成長後の身長に合わせて関節が伸縮、素体そのものが2cm程大きくなるのです。あまり例のない面白いギミックなのですが作品そのものが今一つ人気がなく(好きだったのですが…)マイナーな玩具となってしまったのが残念。 このジャンルは「芸がないから脱がせるか」と言うだけの発想で作られただけのアイテムと、それをコンセプトとして突き詰めたものの差が顕著に現れるような気がします。流石に最近はただ内部フレームが覗けるだけ、と言うような玩具はなくなってきましたが、やっぱりあまり評判が良くなかったのでしょうね。逆にPGなどプラモデルでは内部フレームの再現が売りの一つになっていて、デュアルモデルのリアルモデルとしてのコンセプトは間違いではなかったと再確認させてくれます。まあ、やっぱりコンセプトと合致したギミックでないとと言うわけで。そこら辺の理解度が問われるジャンルなのかなあと思います。 |
いぬ的作品倉庫(2004/3/25) |
オレバイン&オレスーパーロボットマンがたまってきたのでレシピとか写真なんかをここに残しておこうと思います。と言うのも有形ブロックって次のを組む時なんかに分解してしまうものですから、前のがどうなってたか思い出せない時があるもんで。つまりはほぼ自分用。ちなみに有形ブロックと言うのはタカラのミクロマンを作っていた方が提唱した発想で、ブロック遊びを赤ちゃんのものだと思っている層に対してアピールする為に、ブロックそのものに形を持たせたもののことです。おもちゃそのものを分解してブロックにしてしまうアレですな。最初から形があるだけに使い道は限定されてしまうのですが、最近の有形ブロックはそこに挑む楽しさがあるのでハマリ度が高いです。私も最近は無茶っぽい可変ものに挑戦したりして楽しんでます。自分なりの目標を作って色々考えるとパズル的な面白さがありますよ。苦しいけど(笑 1・オレスーパーロボットマン マグネパワーズのロボットマンディーンとエンデバーを使って自分なりのスーパーロボットマン(二機合体)を作っています。 公式合体がカッコ悪いので自分で組みたくなると言う点ではムゲンバインの元祖かも。 私はこれで有形ブロックにハマリました。 2・オレジェネラル3 ムゲンバイン01〜03までを使って作るオレジェネラル3です。 スーパーロボットマンの時もそうですが、オーソドックスなヒーロースタイルを目指してます。 と言うか、多分これからも一度は基本ヒーロースタイル目指していくと思います。 3・オレジェネラル4 ムゲンバイン04ディグコングが出たので四体合体に挑戦です。 コブシパーツとムゲンロイドがもう一体来ればもっと楽に組めるとジェネラル3の時は思ったのに… 甘かったです。大苦戦。 4・ムゲンバイン・可変ガーランド ムゲンバインで差し替えなしの可変ガーランドを作ろうと言う企画。 各所の変形はかなりディフォルメしていますが、大まかにはガーランド変形。 平成ミクロマン(マグネパワーズ・レッドパワーズ)用に作ってありますので、ライダーがコクピットに包まれる感じが楽しいです。 5・ムゲンバイン・可変モトスレイヴ 6・ムゲンバイン・可変ガンバイク |
ニューミクロマン ミクロロボットシリーズ(2004/4/23) |
ニューミクロマンは70年代からのミクロマンのストーリーを一度リセットする形で開始された80年代ミクロマンです。登場ミクロマンが10人に絞られたことやロボット系アイテムの充実、ガンプラブームの影響を受けた塗装、改造の推奨などが特色ですが、古くからのミクロマンファンからはその時代に流された商品展開からかあまり好感を持たれていない様で、メディア等への露出も少ないのも残念です。某年表ではなかったことにさえされていて涙を誘います。 では出来が悪かったかといえば、むしろアーマーやロボットと言った80年代的なアイテムにミクロマンと言う小サイズフィギュアを実際に乗せたり絡めたりして遊べるコンセプトは秀逸ですし、後期に発売された身近なアイテムから変形する1/1スケール のロボット、ミクロチェンジシリーズはトランスフォーマーシリーズとしてその後も販売され続けることになります。過去のプレイバリューを新時代のブームに持ち込んだ非常に面白いシリーズに仕上がっています。もっと評価されてよいおもちゃだと思うので、とりあえず手持ちのもので揃っているミクロロボットシリーズについて、ここで紹介しておこうと思います。 ミクロロボットシリーズはニューミクロマンの中心的アイテムの一つです。子供がポケットマネーで買えるロボット玩具を作ろうと言うことで、玩具のサイズそのものを小さくするコロンブスの卵的発想で作られたのがこのミクロロボット。しかしそこにミクロマンの有形ブロックの概念が取り入れられたことで、そのプレイバリューは飛躍的に広がりました。またセット販売もののミクロロボットW、V、7では斬新なシステムを次々と登場させ、その発想には今見ても舌を巻きます。 発売されたものはM1〜R18までの18体。 M1・ゴードン M2・ギャラク M3・フラッシュ 最初に発売されたミクロロボットです。それぞれがロボット、ファイター、タンクの三形態にチェンジします。変形そのものは単純で、正直変形と呼ぶには辛い形態(主にタンク)もあるのですが、お小遣いで買える上に多段変形と言うのは売りとして上 手いと思います。ミクロガンダー3との合体も可能です。 色は各機赤、青、緑の三色が存在。三体のセット箱もあり。 R4・ミクロパイソン R5・ミクロランダル R6・ミクロバズーカ R7・ミクロモーゼル R8・ミクロマグナム ここからシリーズナンバーがMからRへ変更(カウントは引継ぎ)。 R4〜R8の五体は合体して初期のニューミクロのフラッグアイテム、ミクロロボットVとなります。また武器の名前が付けられているように、単体でもミクロマンが使用する武器へと変形します。 合体後のミクロロボットVはかなりの好プロポーション、合体機構も凝っています。 五体のセット販売のほか、リアルカラーバージョンもあり(セット箱のみ)。そのほかのカラーバリエーションはありません。 R9・ミクロハリケーン R10・ミクロタイフーン R11・ミクロモンスーン R9〜R11は二重合体と称して、この三体から二体を合体させることでミクロロボットWとなる機構を持っています。それぞれが上半身にも下半身にも変形するシステムで、自由に組み合わせることで六種類のミクロロボットWを作ることが出来る、スーパー リンクのご先祖様です。 単体でもジェット形態に変形。ミクロマンを登場させることが可能です。またミクロボーグと合体することも出来ます。 各機にそれぞれ赤、青、緑のカラーバリエーションあり。三体のセット箱での販売もありました。 R12・ミクロラングレー R13・ミクロスタリオン R14・ミクロギャラン この三体は分箱はなし、R12〜R14+ウォーカータンク+ミクロマン・イリヤのセットでスリーウォーカーとして発売されました。単体でのギミックはありませんが、三体+ウォーカータンクで合体してロボット・スリーウォーカーになるほか、スリーウォーカータンクにも合体。どちらにもミクロマンが搭乗できます。 R15・ミクロレオーネ R16・ミクロサバンナ R17・ミクロトレディァ R18・ミクロパルサー こちらも分箱はなく、R15〜R18+ウォーカージェット+ミクロマン・ウイリのセット箱、フォーウォーカーとして発売。スリーウォーカー同様、四体+ウォーカージェットの合体でロボット・フォーウォーカーになるほか、フォーウォーカージェットにも合体。もちろんミクロマンが登場可能です。 さらにスリーウォーカーとフォーウォーカーが合体することで大型ロボ・ミクロロボット7が完成。ミクロロボット7は七体という合体ロボット数もさることながら、ロボット状態でもミクロマンが搭乗できるのも特色。 ミクロロボット7として、スリーウォーカー+フォーウォーカーのセット箱も発売。というよりこちらがメインと言うべきか。七体合体というともすればキャラクター性が失われそうなセット内容を、三体合体、四体合体の中間形態を用意することで上手く処理した点は流石です。ミクロロボット7のBOXに付属するミクロマンはエイジ。 スリーウォーカー、フォーウォーカー、ミクロロボット7ともカラーバリエーションはありません。 以上でミクロロボットシリーズは終了。その後ミクロチェンジシリーズなどはトランスフォーマーとして再発売されるのですが、ミクロロボットにはそうした機会もありませんでした。以前紹介したミクロライダーなんかもそうですが、こうして埋もれてしまったニューミクロ期のアイテムにも面白いものは多いので少し残念です。旧ミクロのように復刻してもらえるほど人気が出ればいいのですが… |
禁無断転載
紹介されている玩具の販売などには応じられません
『いぬの隠れ家』 管理人・いぬ
2004/5/28 最終更新