USバンダイ ANIMEコレクター・アウトロースター


ストーリー

東洋人が切り開いた辺境宇宙。西洋人の血を引くジーン・スターウインドは
過去のトラウマによる宇宙恐怖症により、地上でジャンク屋を営みながら
宇宙に出る日を夢見ていた。訳ありの軍用グラップラーシップ『XGP15A2』と共に。
しかし、そんな彼のもとに流れ着いた女海賊ヒルダ、
そしてその彼女が所有していた生体アンドロイド・メルフィナの存在が
ジーンを星の海へといざなう。
目指すは宇宙の気を司る龍脈、その中心。

で、その旅立ちと共にXGPが命名された名こそ『アウトロースター』号。
グラップラーシップと言うのはその名の通り格闘戦が可能な船で
戦隊から伸びた腕で格闘したり、武器を扱ったり、パラシュートを操作したりする訳です。
番組は深夜枠で放送され、やはり当時は玩具どころか
プラモデルすら発売される気配もなかったのですが
アメリカでANIMEコレクターシリーズにめでたくラインナップ。
完成品TOYなんて恐らくこの一体のみでしょうから
ファンなら押さえて吉でしょう。

 

誰だって持ってるはず 譲れないもの

ビッグオーの項目で紹介したブリスターは後期型でしたがこちらは前期型。
台紙が白く、作品イラストが書かれているのがお分かりになられますでしょうか。

 

どうしようもなく 落ち着かない夜

アウトロースター号本体。
星型のディスプレースタンドが世界観にマッチしていて良いです。
写真では判別しづらいですがタイトルロゴも刻印され手ます。
河森メカらしいボディーもたまりません。
レトロでありながら最新のデザインライン。

後方のトゲトゲはスクリュー。
アウトロースターはエーテル宇宙なので、スクリュー推進も使用する訳です。
この部分の他にも尖った部分が結構あるのですが
アメリカの厳しい安全基準に合わせてどれもゴム素材で柔らかく出来てます。
おっことして折れる事もなく安心?

 


縦横無尽飛び回りたい 用意周到守りたくない

アウトロースター号の目玉、グラップラーモードへの変形。
腕を引き出し、拳を取り付ける事でグラップラーモードへ移行出来ます。
各関節はもちろん可能。回転を加える事も出来ます。

 

何が欲しい 何がしたい どこに行きたい

グラップラーモード状態でのディスプレイ。
やはりアウトロースター号と言えばこの状態か。

実際ブリスターを見た段階では腕部を収納出来るか分からなかったもので
購入してから変形に気付き、得した気分。
このANIMEコレクターシリーズに限っての事ではありませんが
ブリスターもののフィギュアってマニュアルらしいマニュアルが付属しない事も多くて
後になって「ああ、こんな事出来たんだ」と気が付くことって多くありません?

 

掴み取れ Through The Night

ジーンとメルフィナ、台座も付属。
ANIMEコレクターのフィギュアの出来って首を捻りたくなるようなものが
多いのですが、このアウトロースターは良く出来ています。
モールドが多少野暮ったいですが、日本のアニメキャラクターらしい
造形で、顔のペイントも日本寄りです。

最初にも書きましたがこのアウトロースター号、とにかく
商品化されたアイテムが少ない(皆無に等しい?)ので
それだけでも作品が好きな人には望まれるアイテムなのではないでしょうか。
その上変形、アーム可動ですから
ANIMEコレクターシリーズのメカは総じて良い仕事してます。
これが海外のみの展開と言うのは本当にもったいないです。

 

−戻る−