タカラ 二重合体ミクロロボットW


ストーリー

(ミクロロボットWは)ミクロボーグとミクロマンの共同開発の新型ロボである。
それぞれ陸、海、空の戦闘用に造られ、さらに二体が
用途に合わせて上、下どちらにもチェンジして合体、
よりパワーアップしたロボとなるのだ(原文まま)

広告段階では補給用ロボという設定だったのですが
発売時に上記のように戦闘用ロボに設定が変更されました。
やっぱり戦闘用の方が燃えるしね。

 

ミクロロボットW

個人的にミクロロボットシリーズの中で一番気に入っているのが
このミクロロボットWシリーズ。
説明にもあるようにニ体が上半身下半身どちらにもチェンジして合体。
一体の戦闘用ロボになるのですが
それだけに留まらず単体でもジェット機に変形。さらにミクロボーグとも
合体が可能とお腹一杯楽しめます。変形もミクロロボット一凝っています。
その割に何故かニューミクロ期の中ですらマイナーな存在だったりするのですが。

販売方式は単体売りとセット箱のニタイプがあります。

 

R9・ミクロハリケーン

陸戦用ロボ、ミクロハリケーン。
ちなみに単体売りはカラーバリエーションが
各機とも三色(赤、青、緑)があり、この色がデフォルトと言うわけではないです。

故にただでさえ入手しづらい現在では一つ問題が。
ばら売りで集めると思うように色が集まらないのでスな。
二重合体のコンセプトを考えるとカラーは出来るなら
三色別、もしくは三体同色で集めたいところですが
これがなかなか茨道。
私はバラで収集していたのですが、かなり泣けました。

色違い希望の人はセット箱一点狙いにしといた方がいいです。間違いなく。

 

R10・ミクロタイフーン

空戦用がこのミクロタイフーン。
気付きにくいかもしれませんが、各ミクロロボットは胸のデザイン、顔の他に
ウイングとミサイル、腰のシール、銃のデザインも違います。
変形時に取り外す事もあり、どれがどのパーツだったか
覚えてないと良く間違ってしまったり。

こいつの翼はいかにも空戦用と言う感じで平たく尖ってます。

 

R11・ミクロモンスーン

海戦用ロボット・ミクロモンスーン。
デザイン的にはエッジも立ってて一番カッコイイです。

Wの各ミクロロボットの名前は風と言うか台風に統一。
しかし文字面が似てるので未だにどいつがどいつなのか
ボックス見ないと分かりません。
今も確認しながら書いてます。

 

ジェット形態への変形

各ミクロロボは単体でジェット機にも変形。
ロボ→マシン→上下合体つうわけで、
まさにマルチ戦隊やスーパーリンクの直系のご先祖様です。

変形はかなり特殊です。
まず下半身を左右に分割。両腕を太ももに収納してしまいます。
そのまま足を機体左右に展開。
腕は関節が足の関節部分と重なるようになっていて
足を可動させれば一緒に内部で動くようになってます。

 

ジェット形態への変形・その2

足をそのまま後方に向けます。
頭部を回転、顔を後ろ(と言うか下)に向けて隠します。

背中のウイングを180度回転させます。

別パーツである機首にミサイルを取り付けて
機体に取り付ければ変形完了。

 

ジェットモード完成

ジェット形態はそれぞれジェットハリケーン、ジェットタイフーン、
ジェットモンスーンと呼称。
変形は全機共通です。

機首のミサイルも各機違うものの見分けづらいのですが
基本的にウイングに類したデザインのものが
それぞれのミサイルです。

 

ジェットモードの遊び方

各ジェットにはミクロマンが搭乗可能。機体後方にジョイントがあり
立たせるようにして乗せます。

機首パーツは単なる余剰パーツではなく
ミクロロボットの背に取りつける事が可能です。

 

 

ミクロロボットW 上半身モードへの変形

ミクロロボット各機は同一の方法で上半身、下半身どちらにも変形が可能。
まずは上半身への変形から。

ジェットモードと同じように、腕を太ももに収納。
下半身を左右に分割し一文字になるまで開きます。

収納された腕と足が連動するギミックのお陰で
ミクロロボットの構成はかなりタイトに作られています。
ほとんど鉄板1枚の部品をハトメで可動にしたようなギミックは
今ではPL法の都合で作れないでしょう。
でもいい事ばかりでなく、当時の製造精度の低さが手伝って
この収納が上手くいかない固体もあります。
そういう場合、ハトメ使用の為ばらすわけにもいかないので
パーツをしこしこ削って合わせる事に…

ホントにミリ単位の変形なんですよ。良くも悪くも。

 

上半身モードへの変形・2

開いた足を肩口から下に折り曲げます。
太ももをスライドすると拳が出現。

拳が別パーツでないのは無くす心配がなくて嬉しいところ。

 

上半身の完成

以上で上半身への変形が完了。
ジェットの機首パーツが余ってるのですが
これは後に下半身の変形に使用します。

 

下半身モードへの変形

こちらも全機共通の下半身モードへの変形。
腕をスライドさせて太ももに完全に収納してしまいます。
背中のウイングは取り外します。

 

下半身モードへの変形・2

胸全体を下にずらすようにしてスライド。
前後を反転させます。

続いて二機分のジェットの機首パーツを用意します。
ニ体合体なので必ず二個あるはず。

機首パーツを足に履くようにして接続します。

 

下半身モードの完成

以上で下半身モードが完成。

 

二重合体

完成した上半身モードと下半身モードそれぞれの
ミクロロボットを合体させます。

接合時には下半身モードのミクロロボットの顔を
横に向け、上半身のスリットに合わせます。

 

完成!ミクロロボットW

かなり複雑なギミックにも関わらず
まとまりの良いプロポーションのミクロロボットW。
デザインも80年代ヒーローロボっぽくて素敵です。
(80年代、と言うのがポイントかと)

 

三体合体六変化〜♪

…と言うのは別作品ですが、ミクロロボットWでも
各機が上半身、下半身どちらにも変形、合体が
可能と言う事で、六種類の合体パターンが作れます。

 

ミクロモンスーン→上

まずミクロモンスーンを上にした場合。
下半身はミクロタイフーンとミクロハリケーン。
こいつは海戦型と言う事になるのだろうか。

6種類くらいなら撮影も簡単かなと思いきや結構大変;

 

ミクロタイフーン→上

ミクロタイフーンが上の場合。
これだと空戦型になるのかな。
下半身はハリケーンとモンスーンです。
翼や胸のデザインが特徴的なので他と印象が異なります。

 

ミクロハリケーン→上

ミクロハリケーンを上半身にして陸戦型。
下半身はモンスーンとタイフーン。
一人口があるヒーローフェイスです。

ここまででもお腹一杯楽しめるのですが
ミクロマンやミクロボーグと組み合わせる事で
更なるプレイバリューが。

 

ミクロボーグとの合体

ミクロボーグと各ミクロロボットの合体まで可能。
ミクロボーグは全身をサイボーグ化したミクロマンということで
全身のパーツを交換出来るのが売りだったのですが
まさかミクロロボットとまで…

合体にはミクロロボットに付属する合体用パーツが必要になります。
ミクロボーグの上半身を切り離して
接合用パーツを腰ジョイントに取り付けます。

 

更に十八変化!?

上半身に変形したミクロロボットと接合!

…って、ミクロボーグにパーツ換装と言うよりミクロロボットが
ミクロボーグのパーツを奪ってしまった感じですけど(笑

ちなみにミクロボーグも三種類いるので
計算上さらに九変化が可能と言う事に。
いや、ミクロボーグ付属のコンピューターボーグでも
同様の合体が可能なので十八変化かな。

合計二十四変化ですか?!

 

ウイングの使用法

合体時には一枚余ってしまうウイング。
でもウイングはミクロマンに取り付けが可能なので
取り付けて一緒に戦わせよう(笑

そして最後に…

 

君は何重合体出来るか!!

いやこれマジで説明書に載ってるんですって!(^^;

 

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