タカラ 完全復活DXグランゾート


ストーリー

西暦2050年、月に起こった異変。月面は大地震に見まわれ月面基地は壊滅。
しかし同時に突如として月面に空気と重力が発生した。月面は新たなフロンティアとなり
2100年にはすでに生活することすら可能となっていた。遥大地は福引でそんな月面への
旅行を引き当て一人旅に出る。だが月の異変はその地下世界ラビルーナで起こったある事件が原因であり
大地はラビルーナに予言された三人の魔動戦士の一人だったのだ。
魔法使いV−メイから魔動石を受け取った大地はラビルーナを邪動戦士から守るため
魔動王グランゾートを召喚した。

SDロボットアニメの中で個人的に一番好きなのがこの『魔動王グランゾート』だったりします。
グランゾートの不思議なデザインラインにはなんとも言えない魅力を感じます。
王冠頭も真っ赤なカラーリングも、一歩踏み外せば格好悪くなりそうなところを上手いラインで
それを個性として魅力に変えている気がします。それになんと言ってもあのなが〜い召喚シーン!
魔動銃から撃ち出された魔動石が地面に魔法陣を描いてからフェイスモードの出現
変形、登場までのアクションは毎回見ても飽きないくらいワクワクしました。

で、そのグランゾートはどちらかと言うと前番組の『魔神英雄伝ワタル』を受け継いで
プラクション中心の玩具展開で、グランゾート、スーパーグランゾート、ワイバーストの
三体はプラクションより大きなDXシリーズも発売されました。
ワタルと違い、このDXは組み立てキットです。付属のドライバーでネジまで使うところは
ちょっと幼年層には敷居が高かったかもしれません。

 

ドーマキサラムーン…光いでよ、汝グランゾート!

DX版だけあって、プラクションより細かい部分で行き届いた変形をします。
一部塗装、メッキ済みでシールを貼るだけでこのレベルに完成するのは嬉しいですね。
付属品はエルディカイザー(剣)に大地君フィギュア、あと組み立て用のドライバーがあります。

 

ジークガイフリーズ…一刀両断、エルディカイザー!

各関節可動、指も可動しエルディカイザーを持たせる事が出来ます。
ただし保持力は弱めで、手にストッパーがモールドされていてそれと合わせてやっとって感じです。
あと腕はともかく膝と股関節の可動範囲が狭目なんで、実はこのくらいのポーズが精一杯(苦笑)
もったいないなあ。

 

マジカル、シュートぉ!

フェイスモードへ変形。本来はフェイスモードで出現→ロボット形態へ、なのですが
流れ的にこちらの方が分かり易いかなと。
腕をカバーで覆い、股のアーマーのヒンジを下げます。
角を立て、胸のアーマーを上へスライドさせます。これで頭部が顔半分くらいまで
収納されます。でもそれでは不充分。と言うわけで……

 

燃えろファイヤー、胸の高まりよ

今度は頭部そのものがエレベーター式に胴体に入り込みます。これで顔面は完全にカバーされます。
肩アーマーを上へ向けて上半身の変形完了。
続いて下半身へ。

 

大銀河のこの宇宙、時を越え今すぐに旅立て!

膝が二重関節になっているので引き出します。普段は申し訳程度にしか曲がらない膝が
これでL字にまで曲がるので、背面に丁度『コ』の形になるようにして前から見えないようにします。
足首とつま先の間にある関節を伸ばして、足の裏が頭部の真後ろに来るようにします。
頭、足の裏、肩アーマーでフェイスモードの王冠を形作ることになります。

 

月夜の晩のうしみつどきにヤモリとバラとローソクを……

フェイスモード完成です。専用台座でフェイスモードのまま飾れます。
しかしグランゾートのフェイスモードって微妙ですね。顔に見えないと言うか……
主役三体の魔動王の中で一番顔らしくないフェイスモードです。
ついでに何で顔の形で召喚されてくるのかも謎。なんかドラゴンとかモンスターが召喚されて
それがロボットにとかの方が企画として分かりやすかったんじゃないかなあとか
当時から思ってました。でも好きだから許す(何様?)

 

ホロレチュチュパレロ!

専用台座はトップ画像にあるようにエルディカイザーも一緒に飾れます。
魔法陣がモールドされてる辺りも良い感じです。
超合金魂といい飾り台があるのはいいですね。オプションも一緒に飾れるのが最高。

プラクションも悪くないけど他の魔動王(アクアビート、ウインザード)もこのサイズで
出して欲しかったなあ。いや出てたら出てたで地獄ですけど。最近ワタル、グランゾート系の
中古市場高騰激し過ぎます(涙)特にDX系は軽い気持ちでコレクションには
乗り出せない域に入ってきましたねえ……たとほ。

 

そして完全転生……

 

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