バンダイ ハイコンパクトモデル・ジャンブーガラット


ストーリー

宇宙不動産シンジケート・ドーサンは、地球を更地にして売り出そうとロボット兵器を送り込んできた。
だが、地球は家庭にロボットが導入されるだけの科学力を持ちながら、それゆえ兵器に関する規制も厳しく
兵器やそれに類するものを所持していたものは懲役30年の重労働刑が待っている。
蹂躙される街に州知事がとった対策は、街のマッドサイエンティスト・キウイ博士の力を借りることだった。
博士はすでに迎撃の準備は整っていると、少年マイケルとその通学用ロボット・ジャンブーを研究室へ呼び寄せる。
ジャンブーには無敵のヒーローロボット・ガラットに変形する為の機構を組み込まれていたのだ!

SDロボットがシリアスタイプに変形すると言うのは今でこそ『カブタック』『ロボタック』などがありますが
恐らくこの『ガラット』が最初なのではないでしょうか。
当時、あまりにギャップのある変形に「どうせエセ変形だろう」と勝手に思い込んでいたのですが
設定を見て唖然。本当に変形してしまうではないですか。
そこでもうやられてしまいましたね。この番組には。

ちなみにこのストーリーを見て『エリアル』のぱくりじゃんと思った人、
宇宙人の地上げネタはガラットの方が先です。もちろんエリアルはエリアルで面白いんですけど。

 

悪あるところどこへでも出張! 人呼んで正義の使者ガラット!

と言うのが決め台詞。なぜ『出張』なのと言えば州知事から依頼を受けて出動するから?
ガラットにはジャンブー、パティーグ、カミーグの三体があるのですが、ここでは主役である
ジャンブーガラットを紹介。いかにもヒーロー然としたこのロボットですが……

みーなーぎーるー!

もとはこんなギャグロボなのです。
主人公マイケルの通学用ロボットがそのまま巨大化したのがこれ『ジャンブークルット』。
それが変形してヒーロータイプの『ジャンブーガラット』となります。

 

チェンジング・ガラット!

それではその変形プロセスを。まず両腕を頭の上まで移動。そのまま逆立ちさせますとコミカルタイプ時の腕が
足になります。コミカル時の足を左右に展開。こちらが逆に腕になる訳ですね。腹部にはシリアスタイプ時の
頭部が収納されているので起こします。ギャグタイプの顔はカバーが下りて隠せます。

そして前後も逆転させると……

この通り、シリアスタイプの完成です。プラモデル版もあったのですが、パティーグ、カミーグが完全変形だったのに対し
ジャンブーのみ差し替え変形だった為、玩具版は唯一の完全変形モデルと言えます。

子供の頃、某所のキディランドでいじれるように置かれていて、それを触って以来十ン年。
こうしてもう一度購入のチャンスが巡ってくるのだから
ビンテージブームも悪いことばかりではありません。もう少し安いと言うことないのですが(涙)

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