バンダイ 超機甲爆走ロボトライ エフインパルス
ストーリー
アメリカの悪の巨大企業GA(ゼネラルアックス)社はUFOより得たオーバーテクノロジーで
世界征服を企てていた。天才的なカートレーサーの少年速瀬駿太は、自分が
GA社が作り上げた陸戦兵器『ロボトライマシン』のドライバーとして用意された三人の赤ん坊の
うちの一人であることを知り、ロボトライマシンの一台『エフインパルス』を駆り
GA社との戦いを開始した。
UFO専用の武器である7つのレインボーストーンを巡って繰り広げられる争い。
レインボーストーンを手に入れ宇宙語でそれを起動させれば
UFOテクノロジーを使用したメカは無敵の戦闘能力を手に入れる事が出来るのだ。
駿太はレインボーストーンを手に入れGA社に打ち勝つ事が出来るのだろうか。
と言うのが『超機甲爆走ロボトライ』のストーリー。
そんな作品見た事ないよ、と言う人が大半だと思うのですが
実はこれコミックボンボンで連載されていたマンガ作品。
メディアミックスの予定があったらしく、プラモデルまで発売されたものの
結局三機の主役モデルを発売するに留まってしまいました。
設定はかなりマニアックで、メカデザインも悪くなく、マンガの作画もかなり
良い感じであっただけに残念ですね。
ちなみにタイトルの呼び方は『超機甲爆走ロボ・トライ』ではなく
『超機甲爆走・ロボトライ』が正解。
私も最初読み違いました。
新たなレスキューチェイサー?!
購入動機はご覧の通り、ガルビオンに似てるな〜って事だったりしました。
実際ガルビオンの廉価版、と言うか無理のない変形に昇華したのが
このロボトライシリーズのように思えます。
似てる?
まあロボット形態はSDなもんであんまり似ていませんけどね。
変形パターンや変形前の各ブロックの位置関係なんかは
ほとんどまんまなもんで、比較してみるのも面白いかと。
エフインパルス・TYPE−C(車形態)
ここで紹介するのはロボトライの三機の中でも主役格のエフインパルス。
他にベルガルス、ジェネレクサーの二機がキット化されていますが
細部のデザインとカラーリング変更だけで、変形パターンそのものは三機共通。
写真はカーモード。劇中ではTYPE−Cと呼称。
車の最速性能とロボットの高機動性を両立させる可変システムは
0.8秒で変形が可能との事。
プルバックゼンマイで走行が可能、
TYPE−Hへの変形
車体後方より腕部が展開。
肩アーマーが上がり、腕が前方に回ります。
ガルビオンでは一番の問題はこの腕と胸の変形ギミックでしたから
これをクリアするだけでかなり商品化が楽になる事を
証明したようなデザインです。
フロントカウルが割れて足へと変形。
脛アーマーが足をスライドして上方へ移動する仕組みが良く出来てます。
エフインパルス・TYPE−H
フロントカウル下に取り付けられていたラングメタル(銃)を
掴んで変形終了。
完成したのはロードアタッカー…ではなく
どちらかと言うとバルキリーのガウォークに近い中間形態TYPE−Hです。
ここから更に変形してTYPE−R、ロボット形態になります。
TYPE−Rへの変形
TYPE−Hの状態から、フロントカウルを取り外して盾にします。
するとコクピットブロックとエフインパルスの頭部が現れますので、これを…
エフインパルス・TYPE−R
コクピットブロックごと斜め上にスライド。
胸としっかり合わせる事でエフインパルス・TYPE−Rの完成です。
写真は塗装などしていないせいでディティールなんかは分かり難いと思いますが
そんな場合は下を参照。
エフインパルス設定
こんな具合に詳細な設定が説明書に大きく取り上げられています。
なんとなく今時のHGを思わせる構成。
なかなかカッコイイと思いません?
さらにその内容もオーパーツとか宇宙語による起動とか
今でも充分通用しそうな設定がてんこもりで
かなり良い雰囲気です。
実際マンガ版が読みたくなってしまいました。
たのみcomか何かで単行本嘆願が出ていましたが、実現しないもんですかね。
史上最速、最強の可変高速機動マシン!
マイナーオタものに弱い私ですが、このロボトライは
中でも当たりの一つでした。
ついでにバンダイ発売と言うのが意外でした。
…いや、バンダイなら力技でメディアミックスにまで漕ぎ付けてくれそうなものなのに
マンガ止まりだと言うのが特に。