タカトク ビルドプラン・宇宙魔人ダイケンゴー


ストーリー

マゼラン帝国は銀河連盟へと侵略戦争を開始。
これに対して銀河連盟主星エンペリアスの第一王子ザムソンが陣頭に立って応戦するも
敵の策謀にはまり敗北してしまう。その時、彗星『魔人の星』の力を受けて
エンペリアスの守護神『ダイケンゴー』が覚醒。ザムソンの弟である第二王子ライガーは
幼馴染みのクレオ、ロボットの兄弟アニケ、オトケと共にダイケンゴーを駆ってマゼラン帝国に戦いを挑む。
のちにブライマンの正体が死んだと思われていたザムソンであることが分かるなど、色々ドラマもあったようなのですが
残念ながらほとんど覚えておりません。

しかし、おもちゃには『不滅のスーパーロボット大全』(二見書房刊)で写真を見てもう一目ぼれ。
か、カッコイイ!色合いからデザインから超合金等当時トイ的プロポーションから
完全に気に入ってしまいました。で、いつかは購入したいと思っていたのですが
この商品も外国の方にとても人気が高いようで……ヤフーでは何度も負け続けました。
手に入った時は感無量でしたね。いまだに眺めてはうっとりしているベタボレトイです。

 

魔人の星に生受けて

なんでしょうね。もう素敵としか言いようがないです。
合金比重が高く、腕と一部パーツを除いてはほとんど鉄の固まりです。
その為、膝関節がへたると自重に耐えきれずかくんといってしまうこともあるようです。
ダイケンゴーはコンバットシップ、ダイケンバギー、ダイケンキャタピラーの
三体が合体することで完成します。

 

コンバットシップ

主人公ライガーの機体です。ダイケンゴーの腕と頭部を構成します。
変形はこれもボルテスVのボルトクルーザー式。後部が屈折して背中のブースターとなります。
腕は本来伸縮なのですが差し替えにて再現。
面白いのはひさしの部分が下がってダイケンゴーの顔を隠すカバーになる機構。
下から見たら生首がって言うのは確かにちょっと萎えますし。

 

ダイケンバギー

ヒロイン・クレオが登場する機体。タイヤがタイムボカンみたいでお気に入りです。
残念ながらこれも変形時にはホイールを除いて全て取り外さなくてはならないのですが。
エンジン、機首も取り外してホイールを背中にたたみます。ここが可動の関係で弱いので、変形の際には御注意下さい。
最後にボディをスライドさせて縮めれば合体準備完了です。
各機とも、合体にかなりの余剰パーツが出るのが完全変形派の自分には少し残念です。
でも、惚れちゃったんだよなあ。

 

ダイケンキャタピラー

パラボナビームが二門突き出した特徴的なシルエットのダイケンキャタピラーのパイロットは
ロボットの兄弟アニケ、オトケの二名。左右のつま先からコクピットが迫り出しているのがお分かりでしょうか。
変形はパラボナ部とバーニアノズルを取り外し、折り畳まれていた脚部を伸ばします。
コクピットはつま先に収納されます。キャタピラは脛へと移動します。この変形後のキャタピラの位置って
あまり他のロボでは見ませんね。

 

合体、そしてダイケンベースへ!

以上で変形は完了。各機を組み合わせることでダイケンゴーとなります。
しかし、合体はこのダイケンゴーばかりではありません。組み合わせ位置を変えることで
主人公達の母艦的形態、ダイケンベースにも組み上げることが出来るのです。
このダイケンベースがまた良いフォルムをしています。
ちなみに説明書にあるダイケンベースはダイケンキャタピラーの膝を伸ばした状態で
表記されていますが、実際にはこの写真のように、折り畳んだままにするのが正解です。
どうしてこんな行き違いが起こったかと言うと、恐らく廉価版的存在『コンバットアクション・プレイ2』の存在が
関係しているのではと推測しています。ダイケンゴーとダイケンベースにのみ変形する玩具なのですが
こちらは膝をたたむ機構がなく、伸ばしたままでダイケンベースということになっていました。

キャタピラとダイケンバギー前輪を起こすことで転がし走行も出来ます。

 

個人的にダイケンベースと言えばこの下からのアングル。
全てのタイヤが下に回りこむ様は迫力満点で
その辺りは制作サイドも分かっていたのか
OPでも下からのナメでダイケンベースが飛ぶカットが
印象的に挿入されていました。

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