野村トーイ 宇宙空母ブルーノア・合体DX


ストーリー

ミニブラックホールの接近により母星消滅の危機にある惑星ゴドムの住人は
人工惑星ゴドムに乗り込み、あてのない流離の旅に出る。そんなゴドム人が発見したものこそ
青く輝く地球であった。ゴドムの侵略、そして人口惑星の接近による異常気象で
地球はその人口の九割を失う。残された最後の希望ブルーノアも完成を前に
敵の攻撃を受け未完成のまま航海へと乗り出すことに。目指すはバミューダ海域。
そこでブルーノアを完成させる最後の機関、反重力エンジンが開発されているのだ。

結局反重力エンジンを手に入れてやっと宇宙空母になったと思ったら打ち切りになってしまった
『宇宙空母ブルーノア』。でも好きだったんですよね〜。
ヤマトはダメだったんですが、ブルーノアは好きな少年時代。
多分色々ギミックがあったからだと思うんですが。当時から変形合体好きだったみたいです。

ヤマトのリメイク的存在として期待されていたためか、ブルーノアの玩具は
結構種類が出回っていたのですが、ここで紹介するのは
多分一番豪華なセットであろう『合体DX』。
ブルーノアの装備とギミックが一通り楽しめる合金玩具です。

 

青く輝く海原越えて

ブルーノア全景。
空母と言うのは面白いモチーフだったと思います。
しかも、空母の特色である甲板を折り畳んで潜水母艦にも変形してしまう。
物語云々よりその設定に痺れました。

 

旅立ちの時は来た ブルーノア

潜水形態への変形。
砲塔を取り外して甲板で艦橋を包み込みます。
個人的に余剰パーツが出る変形って好きではないのですが、この玩具では
外した砲塔を船底の収納スペースにしまっておける親切設計!
この配慮は嬉しいですね。
ここには砲塔の他、艦載機なんかもしまっておけます。

 

巨大な波を蹴立てて 海底深く進んで

潜水形態です。印象もいかにも潜水母艦って感じに変わり
効果的な変形だと思います。
玩具版は結構クリックが固め。甲板を折り畳む際にパキパキと怖い音を立てます。
広げる時にはスムーズなんですけど。

 

遥かに望む 大いなる海

商品名が『合体DX』とあります通り、ブルーノアのもう一つの特色
シイラ、バイソンの分離合体も再現されてます。

 

ブルーノア 俺達の使命は重い

潜水艦シイラが艦首より分離。
分離ボタンがあって、それを引くとボトッとシイラが外れます。
簡単な機構ですが、結構劇中のイメージにも近い感じなんでこれはありかと。

ブルーノア本体にはあまり金属は使われていないのですが
シイラは完全に合金の固まり。でもそれ自体には特にギミックはありません。

主人公日下真や仲間達はこのシイラの乗組員と言う事もあって
主役クラスの活躍だったシイラ。
反陽子砲を撃てば暫く動けなくなってしまうブルーノアを守って戦う様子が印象的。

 

ブルーノア お前の力を信じる

戦闘ヘリコプターバイソンもまた艦尾より分離します。
何故か玩具の解説には『戦闘ヘリコプター』としか記載されていないのが不思議。
そう言えばシイラも『シーラ』と書かれてました(笑)

バイソンそのものは特にロックなどもなくただブルーノアの艦尾に乗っかってるだけです。
しかしシイラと違い、本体にはコロ走行用のタイヤがあったり砲塔が回ったりと
それなりの作りになってます。

ただバイソンってあんまり活躍した印象がない……
なのに単体で玩具も発売されてるんですよね。確か艦載戦闘機や
シイラすら単体では発売されてなかったのでは?

 

この地球に再び安らぎを

艦載戦闘機が四機付属。甲板の発射ギミックにより射出出来ます。
しかしこの戦闘機、どの資料調べても名前が書かれてないんですけど。
プラモデルのパッケージにすら『艦載戦闘機』と書かれているのが
コスモタイガーやコスモゼロとは違ったぞんざいな扱いを感じさせます(苦笑)

 

幼い頃から 海に憧れて

コロ走行用の台車が付属していて、ブルーノアを乗せることで
転がし遊びが出来ます。
そうそう、この玩具の船底ってウォーターラインシリーズの戦艦のプラモデルみたいに
まっ平らなのです。個人的には飾り易いし嬉しいのですが。
なので、平らな台車に乗せても安定しています。

 

誰でも持ってる 海のロマンを

子供の頃、スタンダード版しか持ってなかったので欲しくて仕方がなかったDX版。
今にして思えば単純なギミックですけど、どうしてもプレイバリューが
狭くなりがちの戦艦ものの中ではトップクラスの遊べる玩具なのではないでしょうか。

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