日本文化紹介
2006・7・11
  於:京都国際会館
依頼:小角散乱国際会議

小角散乱国際会議が京都国際会館で行われ、日本文化紹介パフォーマンスの依頼を京都大学の松岡秀樹先生から受け、彦根から出前することになりました。
オープニングの琴の音に誘われるように次々と外国からのお客様が入ってこられました。丹下さんと沢村さんの息もぴったりの琴の演奏に会場中が魅了されたところで、お茶・着付・折紙・書道の各コーナーに分かれ、ゲスト参加型の文化紹介が始まりました。私は折紙教室を担当させて頂いたのですが、恥ずかしながら折れるのは鶴くらい。大慌てで前日に猛特訓(?)しました。その甲斐あって当日は、「かぶと」「ヨット」「かご」「ユリ」などを外国の方々と楽しく作ることができました。皆さん、一枚の千代紙が様々な姿に変化することに大変興味をもたれたようで、あちこちから、「次はかぶと!」「ユリが作ってみたい!」と次々リクエストの声があがり、息つく暇もない程でした。出来上がった作品は、きっと最高のお土産になったことでしょう。参加された皆さんには日本文化を知る大変良い機会になったものと思います。    (白石 美紀)

私はお茶の紹介に参加させていただきました。 日頃は自分の楽しみのためだけのお稽古ですが、それが外国からのお客様に楽しんでもらうのに少しでもお役に立てて、とても嬉しい気持ちです。多くの人が、茶碗、茶器、茶杓、茶筅、水差など、道具のひとつひとつに興味を示され、 “にわか茶人”になってお釜の前に座り、見よう見まねでお点前される方や、なかには飲み方をマスターしたいと何度も何度も練習された女性もおられました。
難しそうな会議の合間に、和やかなひとときを過ごしてもらえたかなと思います。
そしてほとんどの方が、席を立たれる時に自分の国の言葉で丁寧にお礼の言葉を言われたことが、さわやかな印象になって残っています。 一期一会の精神、 “今日お会いする方々との出会いをすばらしい出会いにしたい”そんな願いが叶い、楽しい一日でした。      (川口 きよ)

オープニング前の参加者
名前を漢字やカタカナで書いて楽しみました
説明を聞きながら挑戦
茶席コーナー
浴衣や打掛にご満悦
お琴の体験
お手伝いしたVOICEメンバー