バングラデシュ料理と日本料理で交流
2006・7・6
スパイスいっぱいのバングラデシュのカレー他
ちらし寿司と澄まし汁

ミシュさんを囲んで楽しい食事会
ミシュさんは滋賀大で勉強するご主人と共に、今年3月に彦根にやってこられました。
まだ若い奥様で、肌の色と身のこなしが南の国から吹いてくる風のような、とても魅力的な女性です。
彼女は彦根に来た当初、6月末に帰国する予定だったそうです。でもVOICEメンバーの親切なお世話で、徐々に彦根の生活が楽しくなり、帰国を延期されたということです。遠い国からやって来て、気候も習慣も異なり、お友達もいなくて心細い思いをしている人たちを優しく援助するVOICE の活動は素晴らしいですね。さて、本題のお料理交流会のお話に戻りましょう。

バングラデッシュ料理といえばカレーです。本場のカレーはどのように作られるのでしょうか・・?
まず、私達はその香辛料と香味野菜の量に、度肝を抜かれてしまいました。私達がにんにくを料理に使う時、丸ごと一個使う事はまずないですよね。ところが、彼女は10個以上あるにんにくをミキサーで粉々にしました。その上、たまねぎと生姜も山ほどミキサーにかけました。にんにく、生姜そしてたまねぎがボールにいっぱい準備できました。これが全部カレーに入ってしまいました。想像できますか?
そしてカレーの命の香辛料です。ミシュさんのお母さまがお国から送って下さったそうですが、本場のパブリカ、ターメリック、オールスパイス、etc .etc・・・彼女は全種類の香辛料を目分量でバッサバッサと入れていきます。いったいどうなるのか・・・私たちは見守るしかありませんでした。カレーに添える『ご飯』にも、刻みにんにくと溶かしバターそしてターメリックをドッサリ入れて炊き上げます。今日のカレーはミシュさんお勧めのチキンです。これも想像に絶する量のバターで炒めます。バターで煮ると言う表現の方がピッタリかな・・・。一体全体どんな味がするのか、私達は出来上がったチキンカレーを恐る恐る口にしました。ところが、かなり辛いホットなカレーでしたが、お味がとてもいいのです。あのすさまじい量のバターもにんにくもすっかり忘れてお代わりさえしてしまいました。本場のさまざまな香辛料がにんにくやたまねぎの匂いも消してしまうのでしょうか?これは癖になるお味でした。

どうですか?皆さんもバングラデッシュのカレー、食べたくなったのではないかしら?

お料理交流会ですので、私達VOICEメンバーは『ちらし寿司とお吸い物』を作りました。こちらはチョットさぼってインスタントのお寿司の素を使いました。でも錦糸玉子はちゃんと作りましたよ。その上、メンバーの林照美さんが昨晩から用意してくださった、冷たいデザート2種(珈琲ゼリーとヨーグルトケーキ)も付いています。このお菓子がカレーの辛さに合ってとても美味しくて大好評。この日のランチメニューは本場チキンカレーとお寿司そしてたっぷりのデザートと国際色豊かな豪華な(?)取り合わせ。ミシュさんを囲んでとても楽しいホットなお料理交流会でした。   (大神 文江)