卒業旅行スペシャル
1日目 <札幌〜北見 2002年3月25日> 移動距離 650km
1日目 全行程
3月25〜27日の3日間、オイラはサークルで4年間ともにした3人で道東へ卒業旅行に行ってきました。
本当は4人で行くはずだったのですが、もう既に就職先の方へと行ってしまったので3人で行くことになっちゃいました。
旅行前日の3月24日、オイラはWセミナー終了後、一緒に行くメンバーのNIHEY!さん(以下NIHEY!)の家に行き、そこで寝てから朝4時に出発することになった。
ドライブや引退の撮影ロケになると必ず彼の家で仮眠をとっていくのがもう恒例となってしまった。もう1年のころから何度も泊まってるからなぁ。
そういえば寝袋まだ持って帰ってないや。
毎度のことだがNIHEY!の家で仮眠をしようと思ってもそう簡単には寝れない。
なぜならどうでもいいトークで寝る時間が少なくなってしまうからだ。
今回も案の定、全然寝れなかった。スーパーファミコンの「MOTHER2」から「糸井重里」→「徳川埋蔵金」と派生して、
最終的には「埋蔵金のときのナレーションって誰だったっけ?」となってしまい、NIHEY!が友人に電話で聞く始末……。
毎回こんな感じで寝る時間が削られてしまい、過酷な行程になってしまうんだよなぁ。まぁその過酷さが面白いのだが……。
あかん、話を旅行に戻そう。んで、翌25日の午前4時半、我々は道東へ向けて札幌を出発した。この日の行程は夕張まで高速で行き、
その後は日高→日勝峠→帯広→釧路→根室→納沙布岬→釧路と一気に納沙布岬まで行き、釧路まで戻ってきて健康センターで泊まることになった。
このあと大幅に予定が変わることになるとは夢にも思わなかったが……。
この日は昨日から降っていた雪のせいで高速道路が速度規制されてて思うように進まない。
しかも道東道に入ったら50km規制になって高速なのに一般道と変わらなくなってしまった。
それにしてもこの道東道、車が全然走ってない。天候がだいぶ良くなって道路も走りやすくなってきたのに、夕張インターまですれ違った車がたった3台ってどうなんだろう。
そら「熊しか走らない高速道路」だって言われるわな。
道東道とお別れし、国道274号(石勝樹海ロード)で一気に帯広方面に向かいました。路面の方はだいぶ乾いて運転手の0久保さん(以下0久保)も軽快に車を運転するのでありました。
途中、日勝峠の展望台で休憩をしたのですが、うす曇りもあってか景色が思いのほか遠くまではっきりと望めませんでした。
日勝峠を越えて、国道38号に乗り換えて一路帯広へ向かいました。帯広では今回の旅行の最初の目的である豚丼を食べることになりました。
ただまだ昼飯にはちょいと早く、豚丼屋に行く前に、音更の道の駅に行くことになりました。しかし、行ってみたらこの日は定休日で開いておらず……。
結局2日後の帰りに押しに行くことになり、そのまま豚丼屋へ直行しました。……が、感じの豚丼屋がなかなか見つからず、右往左往してやっと見つけました。
というか、以前オイラが行ったとこやん。そこしか知らなかったもので……。
ただ、ここの豚丼屋は以前ひどい目にあったんだよなぁ。1時間半も待たされたからなぁ。ちょっと心配。
でもそんな心配はすぐになくなりました。注文したら速攻で出てきて、しかも以前より美味い!! オイラの帯広の豚丼屋のイメージは一気に払拭されました。ビバ「ぶた八」!!
豚丼屋で今後のルートを検討したのですが、そしたら今日の目的地である根室や厚岸の道の駅が音更同様に定休日であることがわかったのでした。考えてみればこの日は月曜日。休日の翌日は大体定休日なんですよね。
どうしてもスタンプを多く押したいので、我々はこのようなルートを取る事になった。
帯広→士幌→足寄→阿寒→弟子屈→摩周湖→屈斜路湖→小清水→網走→北見
つまり、今日行くはずだった釧路・根室を明日に回して、明日行く摩周湖・屈斜路湖を今日に回して宿泊地を北見に設定することになりました。今回の行程で網走・北見方面には行かない予定でしたが、急遽行くことになりました。
オイラは年に何度も北見に行ってるのですが、NIHEY!と0久保は初めてだったのがちょっとビックリでした。
そうと決まったら早速弟子屈に向けて出発しました。ここからは国道241号で弟子屈に向かいました。帯広を出発してまずは士幌の道の駅でソフトクリームを食べました。ここのソフトクリームは以前も食べたことがあるんですが美味いったらない。
長沼の「あいすの家」の比じゃないかも。確かこれは「じゃらん」で紹介されてたんだよなぁ。今回はバニラとストロベリーのミックスを食べたのですが、ストロベリーが全然濃くなくて食べやすい!! 士幌の道の駅においでの際には是非食べたほうがいいですよ。
士幌を後にした我々は日本一広い町である(大阪府とほぼ同じ面積)足寄に訪れました。足寄は我々引退生にとって切っても切れない場所です。それは引退発表会のCM制作時に使われたBGMが松山千春の「大空と大地の中で」を使ったことから我々は「松山千春」はとても欠かせない存在になってしまいました。
当初の予定では足寄には行かないつもりでしたが、折角来たのでいっそのこと松山千春の家を捜しにまずはふるさと銀河線の足寄駅へ向かいました。
途中、町のあちこちで松山千春のイラストの看板を見かけましたが、現在の姿もあれば、若い時の姿もあり、かなり笑えました。
駅に到着し、駅の周辺地図を見ていたら「松山千春事務所」なるものを見つけたので、とりあえずそこに向かいました。右往左往しつつようやく見つけたらなんとそこには彼の巨大なイラストが!! しかも昔の姿と今の姿の2パターンも!! よく見たら事務所は実家でもありました。結構広かったです。
足寄を後にして阿寒へと向かいました。阿寒は2日目の宿泊地なのでこの日は素通りでした。ただ阿寒湖半の国道沿いには鹿の群れがたくさんいました。当然鹿のフンも……。
阿寒から弟子屈へ向かう「阿寒横断道路」はかなり険しい道でした。急カーブは多いは、覆道内はアイスバーンだわ、道幅は狭いわで運転手の0久保はかなり苦戦してました。景色は結構良かったんだけど、怖かったですね。
険しい「阿寒横断道路」を越えて、道の駅摩周温泉でスタンプと弟子屈町のカントリーサインマグネットを手に入れ、一路摩周湖へと向かいました。
摩周湖に近づくにつれて雲行きがだんだん怪しくなり、着いたころには霧と吹雪で覆われていました。「霧の摩周湖」ならぬ「吹雪の摩周湖」てな具合でした。でも、霧の方は晴れたり、霞んだりと10分単位でパカパカと変わってました。
あんなに流れる霧は初めて見ました。摩周湖でオイラは友人への御土産を購入しました。その御土産は「摩周湖の霧」という缶詰でした(笑)。まさに「名産品食えない」ならぬ「食えない名産品」……。
摩周湖を後にして今度は町の反対側に位置する屈斜路湖に向かいました。屈斜路湖は摩周湖とは摩周湖とは違いめちゃめちゃ晴れてました。同じ弟子屈町内なのにこんなにも天気が異なるとは・・・・・・。
屈斜路湖の遊覧船乗り場あたりで写真を撮ったのですが、そこは遊覧船どころか店もやっておらず、自販機が雪で埋まってました(笑)。当然駐車場も。写真でもお解りの通りすごく綺麗な夕陽でこの日一番の写真だと思っています。
この後我々は国道391号で一気に北上し小清水へと向かいました。今回の旅行で初めての海です。ほんとは太平洋のはずだったのですが、まさかオホーツク海が最初になるとは……。ここの小清水ではとんでもない人にめぐり合うことになりました。
それは道の駅に隣接しているスーパーマーケットで起こりました。
そこのスーパーの店員(女・年齢は高校生か大学生程度)がレジでワンダースワンでゲームをしてました(爆)。しかも店員は彼女一人。我々が店に入ったら「いらっしゃいませ」と言ってたのだが、その後はまた黙々とワンダースワンをやる始末……。
万引きしても絶対ばれないな。というかそんな店員でいいのか、小清水町!?
そんな小清水を後にして次は国道244号で網走に向かいました。もうすっかり辺りは暗くなりまずは網走の夜景スポットであろう天都山に行き、夜景か灯りか判定しに行きました。天都山に到着し車を降りた途端我々3人はこんな言葉を発しました
「臭い!!!!!!」
どういうわけか牛糞臭い。鼻がひん曲がるくらい臭い。そんな臭いのをこらえつつ、夜景のほうへと向かいました。気になる判定は……、
「これは『灯り』だね」
お世辞にも夜景とはいい難いものでした。あと仮に夜景だと思っても外の臭さで却下です。
天都山を下りて晩御飯を何処で食べようかを決めるべく、とりあえずJR網走駅に行き駅周辺を行ったり来たりしました。悩みに悩んだ結果、国道沿いにある「網走地ビール館」なるところで晩御飯を食べることになりました。店の雰囲気からして「高そうじゃない」と心配しながら店に入り、メニューを見てみると値段はそんなんでもなくむしろ安かった。
オイラと0久保はシーフードカレーを注文しNIHEY!は地ビールと石焼豚キムチ丼を注文しました。ここでNIHEY!に悲劇が訪れました。疲れがたたっていたせいか、なんと地ビールのグラスがNIHEY!の肘に当たり、ビールをこぼしてしまいました。しかも一口しか飲んでないのにこぼす始末……。結局ビールは殆ど残っておらず、彼は散々な目に遭ってました。
カレーが到着して見てみたらなんとシーフードがたっぷり入ったカレーが出てきました。
味はもう最高でした!! しかも値段も700円と量の割りに安く、大満足な夕食でした。「網走地ビール館」最高でした。ただ外は相変わらず牛糞臭いですが……。なんであんなに臭いんだろう?? 理由を知ってる方、教えてください。
網走を出発しいよいよ今日の宿泊地である北見へと向かいました。ここからは国道39号に乗り換えて一路北見を目指しました。オイラにとっては今年最初の北見でした。ただ今回は宿に泊まるんですがね。
我々のこの日の宿泊地は国道39号沿いの「高玉温泉」という健康センターっぽいところでした。ただこの「高玉温泉」は只者ではなかった。中に入ってみると普通の健康センターって感じだったのだが、店員に言われたとおりに個室の部屋がある階段を下りてみると、なんと照明が「ピンク」!! でも我々が泊まるところは普通の暗い廊下だった。
ひょっとしてここはラブホテルと兼用!? さらに個室はベッドとテレビしかなくテレビはお金を入れるところがあり、金を入れないと見れないのかと思ってたら、ちゃんとテレビはついたので 良かったのだが、チャンネルをサーチしてたら突然「エロビデオ」が……。金入れなくても見れるのって……。トイレは壁紙が青空で悪趣味だし、最悪だったのが風呂でした。
脱衣所や風呂にいた人たちは物騒な人間ばかり。我々は迷うことなく脱衣所にあったロッカーに貴重品を入れて風呂に入ったら、照明・装飾はかなり悪趣味。おまけに風呂の中には紫色の湯があるし、洗い場の一部はカーテンで覆われていて「何だあれは!?」と思っていたらあかすりコーナーだった。いたたまれなくなった我々はさっさと洗って出てきました。
出てきたら出てきたで、隣接している家族風呂にはオイラ達と同い年ぐらいと思われるカップルが……。
「間違いない、ここはラブホがメインのホテルだ!!」
そう確信して、我々は翌日の対策会議を行い、翌日は朝4時半起床・5時出発が決定して1日目を終了したのであった。
北見は年に何度も来ているがこんなに散々な目にあったのは初めてだよ。
2日目につづく。
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