越後駒ケ岳(2003m)

平成20年6月28日(土) 晴れ後曇り

雨が降らない今年の梅雨・・・。
しかし、この日曜日は雨の確立が高い!
ならば、土曜に何処かのお山へ・・・。
鬼が面山〜浅草岳へヒメサユリを愛でに出かけようか?
最盛期を迎えてる鬼が面は混雑が予想される

となると・・・自宅からそう遠くない登山口は?
枝折峠から越後駒ケ岳にしよう!

国道352号腺枝折峠へ車を走らせる
大きな越後駒ケ岳は稜線までくっきり眺められる!
お天気に期待できるかも・・・。

 
6:50〜枝折峠の駐車場は綺麗に整備されて、トイレも立派な建物になっていた!
ガソリン高騰ですが・・・県外ナンバーの車ばかりです!
さすが、百名山ですね
登り始めは、砂利が敷かれて少し登り難かった・・・。
左手に荒沢岳が大きく見え、稜線を目で追ってその右に中の岳さらに駒ケ岳へ・・・。
一登りで越後駒ケ岳の雄姿が見えた!
山頂からのパノラマに期待が膨らむ!

明神様に向かう手前で残雪歩き
冷気に包まれて気持ちいい〜
7:15〜明神峠にて三角点確認
そして
が〜ん・・・駒ちゃに雲がかかった・・・ショック!
一気にテンション下がり気味

上を向いて歩いていたが、目線は一気に下へ・・・。
マイヅルソウが朝露に濡れて綺麗
鈴のよいうなアカモノが可愛い
イワカガミも多く、サンカヨウはまだ蕾み

アカモノ

ヒキカエルの卵?


ウラジロヨウラク

道行山分岐付近はウラジロヨウラクが見頃を向かえ
小さなピンクの花が鈴なり状態!

どうやらヒキガエルの繁殖期らしい
山からどんどん下ってきて泥水の中にヒキガエルの群れ!
ムラサキヤシオ、コシアブラを眺め
足元には準絶滅危惧種になってるヒメシャガが咲いている
このヒメシャガを見るのも今回の目的の一つだ!

足元は雪融け水が流れてきて滑りやすい
大きな段差に足が上手く届かず・・・言わずもがな
滑って脛を強打!
かなりの衝撃&手袋が泥まみれ・・・。
8:25〜小倉山分岐着
小倉山から駆け足で男性登山者が下ってきた!
休まずに先へ駆けて行った・・・。
泥で汚れた手袋を雪で擦る
残雪の上で休憩
残念ながら駒ケ岳は雲に巻かれてる
10分ほど休んで出発



オオカメノキ

はて?

オオカメノキ、ナナカマドを眺め
登山道脇に目をやると・・・はて?この小さき白い花は?
息を止めてシャッターを切っていると
上から登山者が下って来た!
何気に見れば・・・おぁ〜〜〜バッタリ!
『早〜い!もう下山?何時から登ったの?』と聞けば・・・。
小屋泊とのこと・・・
今朝は雲海、滝雲、青空で稜線バッチリだったと言う

健脚な二人とバッタリ

今朝の画像をデジカメから見せてもらう
そこには素晴らしい景色が広がっていた・・・。
花の情報とおしゃべりに花が咲いて・・・10分ほど
二人と別れ先へ進む
9:15〜百草の池
まだまだ雪に覆われている
この先は、お花がどんどん・・・パレード!

ヒメシャガ

ナエバキスミレ?
昨年もこの時期に登って、ヒメシャガは前駒(1763m)手前に群生!
他にはキジムシロ、シラネアオイ、ミツバオウレン


9:45〜前駒(1763m)
駒ケ岳を眺めることは出来ず・・・真っ白
タテヤマリンドウが咲き始めてる
少し登って左の斜面にヨツバシオガマが3〜4本咲いている
ガスの切れ間から山肌の残雪模様が見える

あの小倉山で見かけた駆け足の登山者・・・もう下って来た!(9:50〜)
下りももちろん駆け足・・・。
行く手を見上げても・・・ガスのベールは切れません

イワイチョウ

小屋直下の鎖場に出ると
残雪があるため直登するようだ!
マーキングに沿って登りつめる
岩場にはツガザクラが咲いていた

ツガザクラ
10:05〜駒の小屋着
休憩せずに直ぐに山頂へと向かう
登山道脇は、まるで宝石を散りばめたようにタテヤマリンドウでビッシリ
少し進むと残雪と隣り合わせるようにハクサンコザクラが咲いている
 
タテヤマリンドウ              ハクサンコザクラ

ガスに覆われた残雪を登りつめ
昨年と同じようにミツバオウレンの密集地を眺めながら

10:23〜中の岳分岐に出た
やはり視界はない・・・。
山頂を目指して右へと足を向ける
10:27〜越後駒ケ岳!
残念ながら八海山、中の岳の眺望はない
真っ赤なベニサラサドウダンが印象的

ベニサラサドウダン

山頂より草原の残雪を望む

眺望を得たくてガスの上がることを願うが・・・残念
軽くパンとコーヒーでお腹を満たして
10:55〜お花畑広がる稜線へ散策開始・・・。

タテヤマリンドウ、ツマトリソウ、イワカガミ、イワイチョウ、ナエバキスミレ・・・。
その中でもハクサンチドリが一番の見頃♪
紫色も濃いものから薄いものまで・・・。
そして、昨年と同じ場所に白色のハクサンチドリ!
このお花に会うもの今日の目的だった
コバイケイソウ、ニッコウキスゲの蕾も膨らみ始めてる

ハクサンチドリ 

白色ハクサンチドリ


11:15〜稜線のお花畑と別れ再び駒の小屋へ
小屋前の美味しい水を頂戴して・・・今回も2リッター持ち帰る(^^)
登山者も増えて小屋前のベンチは賑やかだ

11:30〜ガスで覆われてる稜線を眺め
駒の小屋を後にする
直下の岩場〜鎖場は登りと下りの登山者で渋滞・・・。
その後は20人程のグループが登って来て
また登山道は渋滞

振り返り駒ケ岳がガスの切れ間から姿を現した!
後ろ髪引かれる思いでカメラを出す・・・。

越後駒ケ岳

11:45〜前駒に着く頃には全容が見えた

コミヤマカタバミ

12:05〜百草の池
駒ケ岳を眺めるが・・・またガスに覆われたようだ
登山道脇はコミヤマカタバミの群生
荒沢岳山頂付近もガスの中・・・。

12:30〜小倉山分岐
数名の登山者が休憩している
残雪から伝わる冷たい空気が気持ちいい
休憩しないで、そのまま下る・・・。
途中で単独の埼玉から来た登山者と会話しながら一緒に下山
明日は巻機山に登る予定とか

時折、駒ケ岳を振り返りながらの下山・・・。
今日歩いたルートを目で追う
下るに連れて暑さが増す
少し蒸し暑い

奥只見湖を右手に、正面に未丈ヶ岳を眺めての下り
枝折峠が見え始め
14:05〜枝折峠登山口着!