お気楽、お四国巡り 車遍路の注意点(安全確保)

お四国の道標は歩き遍路専用です。

歩き遍路は、遍路シールを頼りに、遍路地図を片手に1400kmを歩き続けます。
このシールが見あたらなければ、道が違うということです。

「へんろみち保存協力会」の代表「宮崎建樹」氏の尽力があってこそ、
平成の歩き遍路は、無事に札所に到達できるのです。
このシールを頼りに歩いていると、石とか木でできた道標を見かけることがあります。
「四国のみち」というものです。

国土交通省ルート(四国全域にある歴史・文化指向の約1300km)と、
環境省ルート「四国自然歩道」(長距離自然歩道構想に基づく自然指向の約1,600km)。

の二種類があります。 

これが、非常にやっかいなものです。
遍路道と重なっているときは、遍路地図の距離と道標に書かれている距離が違います。
歩き遍路は、地図の距離でペースを維持しているので、この数字が邪魔になります。
さらに、重なっていないときは、目障りです、その時は、完全に無視していました。

この道標は、歩き遍路のために配置されていますので、車遍路ではさらにやっかいです。
車からは、見慣れていないので、これがあれば、勘違いして、指し示す方向へ進んでしまいます。
さらに、ナビにころがされた後はこの道標にすがりたくなります、信じてしまいます。
しかし、車窓からは見ながら進んでも、道標の色が灰色か茶色のため、景色にとけ込んで見失い、結局、迷子になります。
車遍路にとって、非常にやっかいな道標です。

○歩き遍路をしたら、体が遍路道を覚えています。

迷ったときに、体が勝手にそちらの方へ進みます、だけど車が通れません。
何回か、パックするのが困難になって難儀しました。
こんなとき、きまって近所の方が誘導してくれました。
これも、お大師さんのおかげです。

○車遍路用シール。

最近、電信柱などに、車のマークが張り付いている場合があります。
車遍路用だそうですが、近くで見ないとわかりませんので、視力の落ちた私には見えません。

○「四国のみち」以外にも道標(石柱)があります。

・へんろみち保存協力会
・NPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」
・中務茂兵衛
・何かわからない団体名のシール。