お気楽、お四国巡り 車遍路の注意点(安全確保)

九十九折り、自衛手段。 60番横峰寺。

ヒェー、危ないよー、なんでスピード落とさないの。
「あんたがカーブミラーを見ていないからでしょ。」
「いや、見たんだけど、わからなかったんだよ。」
「視力落ちたからじゃない。」
「うーん、そうかもしれないけど、相手の車が黒だったんだよ。」
「ここからだと上の道が見えるじゃない、それでもわからなかったの。」
「いやー、景色に溶け込んでわからなかったよ。」
あれ、こんどはライトがついた車が、来るよ。
あっ、狭い、離合だ。
登りの私が離合帯までバックだな、うう。
あれ、あれ、すごいー、あっという間に道沿いにピッタリ沿ったよ。
うーわー、バックで、いとも簡単に、すごいな。
「あんたが、もたもたしてたから、バックしてくれたんだよ。」
「うう、ありがとう。」

いつも緊張する伊予の60番横峰寺の林道。
九十九折りで、ガタガタで、狭いの三拍子がそろった車遍路の難所です。
ここを登り35分、下り20分で走行します。
お遍路さんのオフシーズン、平日ならば車の台数が少なく、ちょっと安心?して走行できますが、
オンシーズン、土日祝日は車が多く、離合にみなさん四苦八苦しています。
わたしもそうです。
最近気がついたのですが、何回か同じ車に助けられたことがあります。
登り道、下り道で、バックしながら、道路際にピタリと止める方がいます。
へたくそな私からしたら、すばらしい技です。
見習いたいけど、到底身につく技ではありません。

○その方にお礼かたがた聞きました。

順倍回数、何十回で、お大師さんに呼ばれるつどにお四国入りだそうです。
趣味でオフロード、山道を走行しているので、バックは得意だそうです。

○お四国の感想を聞いたら

九十九折りの走り方を知らない方が多すぎる。
(街中しか走ったことがない方が、いきなりお四国で九十九折を走るので走り方を知らない。)

・カーブでブレーキを踏むのが遅い。
・狭いところで相手を早く発見して待つことができない。
・相手がよけてくれると思っている。

などなど。

普通の方が、普通にお四国に自分の車で来るので、トラブルを招かないためにも自衛手段を講じているそうです。

○自衛手段。

1.ライト(フォグランプ)点灯

相手に光で発見してもらう。カーブミラーに写りやすい、遠くから見てもわかりやすい。

2.クラクションを鳴らす

相手に音を聞かして、注意してもらう。遠くからも聞こえるので、車が来ているのがわかりやすい。

○一番危険な車だから注意している。

・景色に溶け込む色の車。
  黒>赤>青>シルバーと色の濃いもの。
  お四国のためだけに、車を買い換える、レンターを借りることは、ありえないので、
普通にお四国にも来ますから細心の注意を払うそうです。

最後に、この方曰く、お四国をよく知っている、何回も回られている先達さんは、
ほぼ白系で黒系の車にお会いしたことがありませんとのことでした。
そういえば、わたしも黒系に乗っている先達さんみたことが・・・・、会ったな、その方はライト点灯していました。