えー、えー、なんだよ、どうして今日は車が多いのよ。
前に、すすめないよ、これじゃ。
山ろくに4時30分に着かないぞ、どうするー。
ふー、4時40分か、ギリギリだな、パワーモードオン。
グングン、九十九折り登ります、さすがです、いいぞ。
よっしゃー、駐車場に4時55分着。
走ったら間に合いそうだぞ、ダッシュ、砂利道は走りにくい、うう。
あっちゃー、納経所閉まっているよ、5時02分。
「ドンドンドン、お願いしまーす。」
何日か後。
いやー、今日の札所は、空いていて楽だったな、車も少ないし、あせらずにゆっくり走れるよ。
今、4時30分か、ここから15分あれば十分だね。
パワーモードオン、グングン、登ります、気持ちいいな。
対向車との離合も、楽だよ、時間があるということは、いいことだー。
ふー、駐車場に到着、4時48分。
「今日は、余裕で到着です、へへ、先日はありがとうございます。」
「はは、そんなこともあったね、今日は余裕でよかった、よかった、ハハ。」
明日のことを考えて、阿波の12番焼山寺は、5時00分までに打ち終える計画で進みますが、
交通事情で遅れる場合もあります、その時は焦ります。
この時も、17番恩山寺で時計を見たら、3時00分。
山ろくへ4時30分に着けば、そこから、九十九折りを15分で上って、
4時45分に駐車場に着けて、ちょっと掟破りの先に納経所へ歩いて10分なので、
ギリギリの4時55分に着けると出発したものの、
かなりきわどい時間に到着でした。
こんな時は、札所へ事前電話するのですが、電話に出た方がトンチンカンな返事、ラチがあきませんでした。
納経所が閉まる5時00分を2分超過、当然閉まっていました。
納経してもらえたかは、ご想像に任せます。
後日、余裕の時間で山ろくに着いて、パワーモード作動させて、ゆっくりと九十九折りを登りました。
所要時間18分です。
急いで登って15分。ゆっくり登って18分。
たった、3分なんですが、これが納経所に間に合うか、間に合わないかにかかります。
たった、3分なんですが、納経してもらえなかったら、次の日にまた、ここへ来ます。
当然、計画が変わってくるので、あせります。
しかし、急いで15分、ゆっくりで18分、この3分のために危ない目に遭うのはイヤですよね。
こんな標語があったな、「注意一秒、怪我一生」です。
○17時00分に鐘が鳴る。
納経所が終わるときに、鐘が鳴ります。
鳴るのを聞いたらあきらめて、次の日にまた来ましょう。
|