スクリーンには様々な種類があるが、これが結構いい値段なんだ。100インチともなれば安いものでさえ50,000円はくだらない。実際のところ表面の処理によって値段はかなり違ってくる。ビーズ・マットは定番だが重いという難点があるし、輝度的に反射性能の高い物は洒落じゃないが値段も高い。が、しかし簡単でしかも超低価格のスクリーンが作れる。それは真っ白の無地の発砲ボード(発砲スチロールとは違う)なんだ。写真1は80インチ、写真2は40インチで自作したパネル型スクリーン。材料費はボードが3×6尺版で1,000円程度なので、あとは大きさによって多少値段が変わるがそこに映し出される映像は大差ないのが嬉しい。スクリーン・メーカーには悪いけどネ。
高い値段をはたいて購入した100インチ型スプリング・ローラー式スクリーン(キクチ製)
写真1/80インチ型自作スクリーン
写真2/40インチ型自作スクリーン
以前に購入したポータブル・スタンド式スクリーンもなかなか使い勝手が良い。サイズは60インチで、ロール式にボックス(写真3)に収納されているので、簡単に持ち運べるんだ。スクリーンの高さも設置場所によって可変できる。(写真4は最大・写真5は最小) ちょっとした集会に利用するならベストなスクリーンと言える。
写真3/ポータブル・ロール・スクリーン 写真4/最大に立ち上げたスクリーン 写真5/低い位置に設定したスクリーン
投写距離とスクリーン・サイズとの相関関係
一昔前のプロジェクターはレンズ固定式だったので、サイズを大きくするためには本体を遠くに移動しなければならなかった。しかし現代のプロジェクターのほとんどはレンズ可動式なので一定の大きさまではズーム機能を使うことでサイズ調節が簡単にできる。通常、家庭内で映画を投影する場合は大きくてもせいぜい80インチが常識だろう。そのサイズをつくり出すためには最低L=2.8mという事になる。(下図参照) 我が家のメイン・マシーンXV−Z5000は最高で500インチまで投影可能。ただしそのサイズを実現するためには実に17.8mという距離が必要になる。これじゃまるで映画館みたいなもんだね。もちろん輝度の限界ってものもあるワケだから、いちばん効率の良いサイズで観るのがベストだという事は言うまでもない。最近ではソニーから斜め投射型の機種も発表されている。技術が更に進めばアッと驚く様なプロジェクターが登場するかも知れないネ。
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