運送業の許可について | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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道路運送法・貨物運送取扱事業法により、自動車運送事業は概ね次のように体系づけられます。 |
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上記の運送事業は、いずれも国土交通大臣の許可、登録、届出制となっており、許可・登録なく営業した者は処罰の対象となります。 しかしながら、相次ぐ規制緩和で審査基準が緩和(免許制→許可制、保有車両台数制限など)されてきていることから、新規許可は従前と比べて比較的取得しやすくなってきています。 |
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一般貸切旅客自動車運送事業(観光・送迎バス) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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一般貸切旅客自動車運送事業を始めるには、国土交通大臣の許可が必要です。許可なくして経営を開始した者は1年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金、又はこれらの併科に処されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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許可基準は概ね次のようになっています <営業区域>
資金計画、損害賠償能力などについて、適切なものであることが必要です。 また、事業を始めるにあたり、運賃・料金を定め、地方運輸局長に届出を行い、運送約款を定め、地方運輸局長の認可を受ける必要があります。 |
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事業を始めるには、前もって許可申請書を主たる営業所の所在地を管轄する陸運支局へ提出しなければなりません。提出された申請書は陸運支局で形式審査が行われ、その後地方運輸局において内容審査が行われます。
なお、処分の決定までは申請受理後原則4ヶ月以内です 1 陸運支局へ申請書を提出 ↓ 2 地方運輸局での内容審査 ↓ 3 地方運輸局での処分決定 |
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許可申請にあたり必要な書類は、概ね次のとおりです。 |
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■ 平成12年2月施行の道路運送業法の改正について <事業参入規制の見直し> 一般貸切旅客自動車運送事業(貸切バス事業)に係る参入規制について、需給調整規制を廃止し、輸送の安全確保に関する事項を中心に審査を行う許可制となりました。 <運賃・料金規制の見直し> 貸切バス事業に係る運賃・料金規制については、認可制から事前届出制となりました。また、利用者利便の確保等の観点から、国土交通大臣は、不当な競争を引き起こすおそれがある運賃・料金の設定等に対し変更命令を行うことができることとなりました。 <事業の休廃止> 需給調整規制の廃止に伴い、貸切バス事業の休廃止を認可制から事後届出制となりました。 <運行管理者の権限の明確化> 輸送の安全の確保を図るため、乗合バス事業、タクシー事業等を含め、事業者が運行管理者に対し運行管理を行うために必要な権限を付与すること等を明確化するとともに、事業者が必要な権限の付与を行っていないと認められるときは、これを付与するよう国土交通大臣が命令できることとなりました。 <その他> 事業区域外運送の禁止、運送約款の認可制、運賃料金の割戻禁止、運賃料金及び約款の掲示義務等について、貸切バス事業について引き続き措置する等所要の改正を行うこととなりました。。 |
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弊事務所では、一般貸切旅客自動車運送事業許可申請に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一般乗用旅客自動車運送事業(法人タクシー・ハイヤー) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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一般乗用旅客自動車運送事業を始めるには、国土交通大臣の許可が必要です。許可なくして経営を開始した者は1年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金、又はこれらの併科に処されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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許可基準は概ね次のようになっています。 <営業区域>
申請者やその他の役員の法令遵守状況、資金計画、損害賠償能力などについて、適切なものであることが必要です。 また、事業を始めるにあたり、運賃・料金を定め、地方運輸局長の認可を受ける必要があります。 |
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事業を始めるには、前もって許可申請書を営業区域を管轄する陸運支局へ提出しなければなりません。提出された申請書は陸運支局で形式審査が行われ、その後地方運輸局において内容審査が行われます。
なお、処分の決定までは申請受理後原則4ヶ月以内です 1 陸運支局へ申請書を提出 ↓ 2 地方運輸局での内容審査 ↓ 3 地方運輸局での処分決定 |
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許可申請にあたり必要な書類は、概ね一般貸切旅客自動車運送事業と同じです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■ 平成14年2月施行の道路運送業法及びタクシー業務適正化臨時措置法の改正について <事業参入規制の見直し> 事業参入について、需給調整規制を前提とする免許制から輸送の安全確保等に関する資格要件をチェックする認可制に移行することになりました。 <緊急調整措置の導入> 著しい供給過剰により輸送の安全等を維持することが困難となるおそれがあると認められる地域において、一時的に新規参入及び増車を停止する緊急調整措置を導入することになりました。 <運賃規制> 運賃設定のわかりやすさを担保して利用者利便等を確保するため、引き続き認可制とし、認可基準を上限価格の基準に変更することになりました。 |
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弊事務所では、一般乗用旅客自動車運送事業許可申請に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定旅客自動車運送事業(旅客特定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特定旅客自動車運送事業は、ある特定の運送需要者に関わる限定された旅客についての需要(通勤・通学需要、等)に対応するための旅客自動車運送事業です。 経営を行おうとする場合は、国土交通大臣の許可が必要です。 |
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許可基準は概ね次のようになっています
申請者が使用権原を有するものであることが必要です。
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弊事務所では、特定旅客自動車運送事業許可申請に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一般貨物自動車運送事業(一般トラック) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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一般貨物自動車運送事業とは、トラックを使用して、お客様の荷物を運送する事業のことで、会社や個人の方から運送の依頼を受け、運賃を受け取る場合はこの事業にあたります。 一般貨物自動車運送事業を始めるには、国土交通大臣又は地方運輸局長の許可が必要です。許可なくして経営を開始した者は1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、又はこれらの併科に処されます。 |
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許可基準は概ね次のようになっています <営業区域>
輸送の安全管理体制の整備、必要な資金の計画、事業を始めた後の収支見積り(予定される収支内容)、車両の自賠責保険・任意保険の加入等が必要となります。また、事業を始めるにあたり、国土交通省又は地方運輸局に運賃及び料金の届出を行い、運送約款を定め、国土交通大臣又は地方運輸局長の認可を受ける必要があります。 |
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事業を始めるには、前もって許可申請書を営業所を置く都道府県の陸運支局へ提出しなければなりません。提出された申請書は陸運支局で形式審査が行われ、その後国土交通省又は地方運輸局において内容審査が行われます。
なお、処分の決定までは申請受理後3〜6ヶ月です 1 陸運支局へ申請書を提出 ↓ 2 国土交通省又は地方運輸局での内容審査 ↓ 3 国土交通省又は地方運輸局での処分決定 |
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許可申請にあたり必要な書類は、概ね次のとおりです。
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弊事務所では、一般貨物自動車運送事業許可申請に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定貨物自動車運送事業(荷主特定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特定貨物自動車運送業とは、特定の者の需要に応じて、有償で自動車(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車を除く)を使用して貨物を運送する事業をいいます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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許可基準は概ね次のようになっています <営業区域>
輸送の安全管理体制の整備、必要な資金の計画等が必要となります。また、一般貨物自動車運送事業と異なり、不特定多数の荷主の輸送依頼に応じることは出来ません。荷主は単数に特定され、且つ、特定した荷主の輸送量の大部分の輸送を行うことが出来る体制を作らなくてはなりません。また、荷主が他の運送事業者を使わず、2年以上の継続した運送契約を締結できることが条件となります。 |
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弊事務所では、特定貨物自動車運送事業許可申請に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
貨物軽自動車運送事業(軽宅配便) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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貨物軽自動車運送事業とは、軽トラック等を使用して、お客様の荷物を運送し、運賃を受け取る事業のことです。 貨物軽自動車運送事業を始めるには、陸運支局長への届出が必要です。届出なくして経営を開始した者は1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、又はこれらの併科に処されます。 |
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届出受理基準は概ね次のようになっています <営業区域>
運賃及び料金、運送約款を定め、車両の自賠責保険・任意保険の加入等が必要です。 |
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事業を始めるには、事業開始の30日前までに陸運支局長へ届出をしなければなりません。提出された届出書は陸運支局において審査が行われ、最短で30日後に事業を行うことができます。 1 陸運支局へ届出書を提出 ↓ (提出から最短で30日後) 2 事業の開始 |
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届出にあたり必要な書類は、概ね次のとおりです。
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弊事務所では、貨物軽自動車運送事業届出に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
貨物利用運送事業 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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貨物利用運送事業とは、会社や個人の方からの依頼により、運賃・料金を受け取って、自らが運送責任を負いつつ、他の運送事業者に貨物の運送を委託して運送する事業をいいます。 貨物利用運送事業には、航空又は鉄道を利用して行う貨物の運送に先行、又は後続して自動車による集配を行う第二種貨物利用運送事業と、第二種利用運送事業以外の利用運送事業である第一種貨物利用運送事業があります。 貨物利用運送事業を始めるには、第一種貨物利用運送事業については登録が、第二種貨物利用運送事業については許可を受けることが必要です。 |
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許可基準は概ね次のようになっています
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許可申請書は行おうとする事業の内容により、次の官公署に提出します。
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許可申請にあたり必要な書類は、概ね次のとおりです。
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弊事務所では、貨物利用運送事業登録・許可に関する相談、書類作成、並びに提出を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
運送取次事業 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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運送取次事業とは、会社や個人の方からの依頼により、他の運送事業者に貨物の運送を取次いだり、他の運送事業者に貨物の運送を委託したり、他の運送事業者から貨物の受取をして、料金を受け取る事業をいいます。 運送取次事業を始めるにあたって、許可等は要しません。 |
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