続いて細かい部分の肉づけをしていきます。乳房や膝などの部分は本体を作り上げてから肉づけした方が失敗がありません。
これまで同様ポリパテを盛って乾燥後に削って形を出していく方法でももちろん良いのですが、今回はエポキシパテ(エポパテ)を使った工作を紹介します。エポキシパテとはA剤とB剤の2種類のパテを練り合わせる事で硬化させる粘土状のパテです(画像・中)。全く粘土と同じように作業できるので、とても便利なマテリアルです。しかも化学反応で硬化する粘土なので、石粉粘土などの様に硬化後にヒケる(収縮する)心配もありません。硬化後はポリパテよりも硬く丈夫になります。エポパテは模型店やホームセンターなどで手に入ります。いろんな種類があるのでいろいろ試して使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
今回は乳房と鎖骨部分の肉づけを行ないます。画像では本体パーツに分かりやすいようにグレーのサーフェイサーを吹いてありますが、実際に作業する時は必要ありません。
エポパテのA剤とB剤を適量取り出し良く練り合わせます。A・B剤はそれぞれ違う色になっているので、2つの色が均一に混ざり合うまでしっかりと練ってやります。練り合わせたパテは形を作りながら本体にくっつけます(画像・下)。このまま固まるのを待ちましょう。エポパテの種類にもよりますが、だいたい数時間で完全硬化します。
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