2021年5月29日 三重県
大内山川 → 安濃川
しょっちゅう雨に祟られる、大内山川での釣り。前日は比較的強い雨が降っていたが、この日は晴れそうだったので大内山川に出かけた。
鮎釣りが解禁し、本流筋はいたるところに鮎釣り師が入り、竿が林立していた。
半径1km以内に、多分100人ぐらいは釣ってる。
支流のアマゴ釣りのポイントに向かうが、一転してこちらは釣り人の姿は一人も見えない。こういう状況を垣間見ると、やはり日本の渓流釣りのメインは鮎であり、漁協があまりアマゴに力を入れないのもなんとなく納得ができた。
早速入渓すると川は増水傾向。川幅が狭いので見た目に反しかなり水流が強く、遡行するのに苦労する。#16の黒っぽいパラシュートで叩いて行くが、反応するのはチビアマゴばかり。
何度か場所移動を繰り返し、 ポツポツとアタリが出始める。しかし計ったように同じようなサイズばかりで、 いかにも釣れそうなポイントからも手のひらサイズしか飛び出してこない。
ハッキリ言おう。私はこの川で釣りをするときは、過去の実績からも尺アマゴを超期待している。
小場所を丹念に狙ったり、さらにはフライを沈めてみたものの、反応は芳しくない。もしかするとかなり早朝に先行者が入っていたのかもしれない。
多くの方が最後のポイントとしているであろう堰堤に到着。ここでもやはり手のひらサイズを超えることはなかったので、水中撮影を試してみる。
通常こういったポイントでは、釣れなかったとしても川底付近に大物がうろうろしていることが多いが、 魚の姿はほとんど見られなかった。
これ以上釣りを続けても厳しいだろうと思い、たくさん釣れたものの、いまいち不発な感じで午後2時半に納竿することとした。
帰り支度をしている時ふと思った。この時間だったら今から安濃川に行っても少しは釣れるかな?
ロッドにフライをセットしたまま移動開始。大内山川のありがたいところは、高速のインターがすぐ近くで行きも帰りもアクセスが非常に良いことである。
そのまま津のインターまで進み、一路安濃川へ。
大内山川と同様、なぜかまずは鮎のチェック。
鮎はいることはいたが、大内山川で見た魚と、同じ種類の魚とは思えないほど小さい。放流なし・ダム湖での再生産のみ・夏の終わりには投網やヤスでの乱獲と、鮎が増える要素が全くないのだが、逆に放流しなくてもこれほど繁殖できる、強い魚なんだと思う。
もしかすると、安濃川の鮎は、小型で成熟、産卵する個体が、遺伝的特性として固定されつつあるのかもしれない。
釣りを始めてすぐ 私は後悔した。何かボコボコと反応がある。しかもデカイ。1投してフライを見に来た魚影があったので、再度フライを流すと、反射的に食ってきた。
22cmぐらい
うん、ぶっちぎりで今日の最大サイズだ(汗)
安濃川でこれほど釣れるんだったら高速代(片道約1700円・・・) は何だったのか。時間的にイブニングであり反応が良かったのかもしれないが、いい意味で完全に期待を裏切られた。
以前、「遠くの大きな川へ行けば釣れるってわけではない」と書いたが、まさにその通りだった。 大内山川は増水すると意外と釣りづらい川だということが分かったので、次回は晴れが続いた後、天気予報とにらめっこをして出撃するタイミングを謀ろうかと思う。
|
|
|