2019年4月21日・4月28日 三重県
安濃川


連休前は、大抵地元の川で遊んでいる管理人。
各地のフライフィッシャーが西へ東へ遠征される中、今年も出だしは遅めかつ近めです。

水量はまずまず、虫のハッチがあまり見られない中、パラシュートを落としていくとポツポツと反応がある。


うん、細かい(汗) いつものことだけど。

しかし、この川の油断できないところは、カワムツやオイカワの猛攻を受け、フライの浮力がなくなり、乾かすのも面倒くさくなってきたぐらいから突然やってくるサプライズである。

何の変哲もない30センチ四方の水たまり。

半分投げやりにフライをキャスト。ザバッと浮上する黒い影。「デカいカワムツか?」。落ち着いてフッキング。グングングン・・・・


ワイルドな魚体

これがあるから安濃川は面白い。
必然的に、細かい場所を徹底的に狙う必要があり、オフショルダーキャストで延々釣り上がる、フライを手でつまんでフォルスキャストするな、とにかくせこい釣り方が上達するので、練習にはうってつけだ!

さらに1匹追加してこの日は納竿。2時間ほどで6匹の釣果でした。
こんな感じのお気軽な釣りばかりなので、釣行記を書く気があまり起きないってのが最大の難点かもしれんね。





いやいやいや、「いくらなんでも手抜きすぎだろう」、という声が聞こえてきそうですが、その通りだ(←オイ)

何を隠そう、この日の目的は、釣りでは無くて山菜採りだからである。
ウェーディングシューズを登山用の靴に履き替え、秘密のポイントにレッツゴー。以前はそんなに山奥に入らなくてもタラの芽が結構取れたが、2〜3年前だろうか、タラの木を根元から切り倒して芽を摘んだアホがいたようで、大きなタラの木は道路から見える部分では殆ど無くなってしまった。

崩れ落ちそうな車止めスペースに駐車し、山奥へ・・・・入る前に、ふと幅1mぐらいになった崖下の川に目をやると、衝撃の光景が目に飛び込んできた。


推定30cm近く。
アマゴが小さいプールでユラユラ揺れており、時折派手なライズを繰り返している。その後ろには10〜15cmのアマゴが数匹並んでおり、同じようにライズを繰り返す。


唖然とした。

ロッドを取りに行くべきか。しかし、今からまたロッドをセットし、ポイントまで下りていくとなると結構時間が掛かる。釣りをしてから山菜取りとなると、戻る頃には日没になってしまう。
10分ぐらい凝視していただろうか。今日のところは魚は諦め、タラの芽採取に向かった。来週、必ず釣ると決意して。



翌週、私は”奴”がいるポイントの100m程下流に陣取った。町中近くの川とはいえ、山が荒れている影響で入渓は困難。
ボロボロと崩れる斜面を下り、倒木をくぐり、藪をかき分けてポイントに向かう。

ガサガサ



ゼーゼー、ゴミが多くて歩きにくい・・・

そして、ついにポイント10m手前に到着した。
先週の感じからすれば、キャストが決まれば一発で出る。

ティペットはグランドマックスの新品に交換し、フライは入念にドレッシングしてフックキーパーにセット。ライン先端にもフロータントを施し、動画の撮影準備も万端。
身を低くし、あと3歩でキャストできる場所まで近づく。



いざ・尋常に・勝負!!




屈んだ状態でフックキーパーからフライを外し、ラインを引き出し、フォルスキャストの準備に入る。ポイントには奴の姿が・・・・・・









いねーよ!!(泣)





ま・ま・マジで!?

こんな苦労してやってきたのに、いないってドウイウコト!?

念のため、空のプール(というか水たまり)にフライを投じるも、当然無反応。しばし、呆然とその場に立ち尽くした。




教訓:釣れそうな大物を見つけたら、すぐに釣れ。


クッソー、しばらく行くたびにいるかどうか確認してやる。



最強のティペットと名高い鮎釣り用の糸。0.25号〜0.3号が概ね8X相当。ここぞというときのために用意しておきたい。

そろそろメマトイの多い季節になってきました。現時点で最も効果があるのが、このはっかスプレーですね。

もはや夏の釣りの定番。いつの間にやらカラーバリエーションも増えました。これとネオプレーンソックス+WDシューズで軽快な釣りが楽しめます。


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