2018年4月21日 三重県
雲出川(坂本川)


解禁日に大爆釣し、しかも魚も沢山残ってるとなれば、必然的にこの川へ足が向かいます。下心丸出しで出撃です。

今回は、集中的に放流された区間ではなく、支流や前回行けなかったポイントを重点的に釣ります。だって、どうせあとで釣れるからね!(笑)

 この支流は、もちろん放流もされているのだが、何といっても時々イワナが釣れる場所だ。
 おそらく、地元有志の放流だと思うが、しばらく来ていなかったので気になる。物凄く増えていたら、それはそれで問題なのかもしれないが、やっぱり、いてくれるとうれしいという葛藤を抱えながら釣り上がる。 

 渓相は良いのだが、釣れてくるのはチビアマゴばかり。残念ながら(?)岩魚の顔は見られなかったが、アマゴがしっかり残っていて安心した。
 いつもそうだが、この流れはいかにも釣れそうなポイントでは反応が薄く、細い沢のような、チョロチョロ水が流れてきているような場所でバタバタっと反応がある。餌釣り師が結構入っているのかもしれない。

 次は本流の有望ポイント近辺に入渓。

 ワサビが自生する区間で工事があったので、全滅してるかと思いきやしっかり残っていました。ただ、数は少なくなり、掘り取られるのを防ぐためか、金網でガードされていた。
 タラの芽もそうだけど、山菜って目の色変えて採る人がいるからね。見た目も悪く風情は無いが、仕方ない。

本流筋もチビの反応はあるが、放流魚の姿が見えない。解禁間もないとはいえ、流石におかしいと思っていると、上流から1つの黒い”塊り”が流れてきた。

ドナドナド〜ナド〜ナ〜 (←違う)



それは、”鵜”!


長良川中流域など、川幅の広いまったりした流れで魚を食ってるイメージがあるが、山奥の落ち込みの連続する自然渓流にもいるのに驚き。プールで遊ぶアヒルの玩具のように、結構な急流を流れてきたそのまま飛び立った。
もちろん、鵜が流れてきた上流へ進んでも釣果は薄いと判断し、ポイントを移動することにした。

しょうがないので、解禁日に爆釣&まだ魚がウヨウヨ残っていたプールに 仕 方 な い の で 移動。釣れると分かってる場所で釣るのはプライドが許さないんですよー。(←ホンマか)
簡単に釣れてしまう放流魚に、教育的指導を与えるべくポイントへ向かう。橋の上から覗くと魚が警戒するので、橋の横の脇道からそのまま皮へ向かう。
その矢先、バババババババババババッ!!

黒い影が3つ、水面から飛び立った。またしても鵜だ!そして、臆せず悠々とプールを泳ぐ鵜が1匹。正直、目が点になった。

言うまでもなく、プールに魚の姿はなく、解禁日の魚影は完全になくなっていた。

これは・・・深刻な問題かもしれない。この規模の渓流が、鵜の集団に”餌場”として居着かれたら、アマゴも鮎も深刻な被害が出る。

川鵜は一時数が減り、狩猟の対象から外れるなど、保護野鳥の対象だったようだが、最近あまりいい話を聞かない。
釣りに邪魔だから駆除せよというのは釣り師のエゴだが、ハンターの数も減っている中、雲出川漁協には対策を頑張ってもらいたいところだ。

ちなみに、こういったハプニングがあると、最近のyoutube動画のサムネイルって、すごい派手派手のにするんですよね。
別にアクセス数とかどうでもいいのですが(←ほんまか)、次の実験をしてみたいと思います。



〜検証! 大した事件は起きていない、普通の釣り動画のサムネイルを、
それっぽく派手派手にしたらアクセスは伸びるのか!?〜


すごいマイナス評価付きそう・・・


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