2012年7月14日 三重県
雲出川(坂本川)
メッチャ久しぶりの釣行です。
本当は長野方面へイワナ釣りを計画していたのですが、雨と娘達の関係で近場への釣行となりました。
雨は余程の大雨でない限り、レインウェアを着て釣れば済む事なので大した問題では無いのですが、想定外なのは学校と幼稚園の行事の多さ。
ご多分に漏れず、我が家は夫婦共働きなので、上の娘は学童保育へ通ってます。小学校・学童保育・幼稚園・・・正直、この3つの組織は、予想をはるかに上回る数で親が動かないといけません。
まず、「お知らせ」のプリントの枚数が半端じゃない(泣)。
毎日、方々から3〜4枚届く印象です。仕事柄、書面は上の方3行程度しかまともに読まない癖があるのですが、学校行事のプリントって、上から下まで全部読まないとダメな内容が殆ど。見るだけで疲れる。
次に、「お手伝いの要請」が半端じゃない。
プール掃除手伝えとか夏祭りの準備手伝えとか花火に火を付けるの手伝えとか学童の建物掃除手伝えとか救急救命の講習受けろとかプール監視員やれとか交通指導手伝えとかキャンプ参加者名簿作れとか不審者対策パトロールやるぞとかベルマーク集めろとか・・・・ 殺 す 気 か。
ちなみに、各行事には殆ど「実行委員会」なる検討・準備組織があり、それにも参加しないといけない。次女よ、早く小学生になれ!
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その隙間を縫ってやってきた久々の雲出川(支流:坂本川)は、まさに初夏の雰囲気。心配した大雨の影響はほとんどなく、絶好のロケーション。
今夏の釣りで投入した新アイテム。がまかつのR17-3FTフックと、エアロドライウィングのシナモンで巻いた、何だかよくわからない黒い虫パラシュート。アントの次に、夏の渓流で管理人が多用するパターンです。
R17-3FTフックは、言うまでもなく全体がナノスムースコート(フッ素コート)されたフックで、抵抗の少なさから貫通力が凄まじいらしい。
実際、タイイングの際に下巻きのスレッドを瞬間接着剤で補強しないと、下巻き全体が滑って回転してしまう。針先を触ると、いとも簡単に皮膚に刺さるので、かなり期待できそうな印象。
また、エアロドライウィングのシナモンカラーは、口コミで以前から人気があり、売れ始める前に廃盤となった曰く付きのカラー。
一時少量の販売が再開されたが、一部ショップが買い占めたらしく、ほとんど出回らなかった模様。私がこのカラーの効果を知ったのは、大安トラウトレイクのマネージャー、柚木さんが作るオオユスリカフライのマテリアルで、「インジケーターはこげ茶系のカラーがお薦め。逆光でも見え、魚も警戒しない」とあったため。
かなり以前から気にはなっていたものの、売ってないし定番のオレンジで何ら困る事が無かったので忘れかけていましたが、ようやく入手できた次第。
大吉よりかなり上流へ入渓。昨年の台風被害の復旧工事により、下流が期待できないためだ(今年は放流も上流だけで行われた模様)。
釣り始めて2時間。
魚は・・・いる。しかし、相当スレている感じ。上の写真のようなアマゴは出るが、20cmクラスとなるとフライが着水しただけで隠れてしまう。フライに出たとしても、電光石火の早業&フライのすぐ近くで派手な水しぶきをあげるだけ(多分くわえてない)で、相当厳しい。
昼過ぎには見切りをつけ、別の支流へ移動する事にした。
あまり来ない支流なので、人が入って無さそうな区間が分からず、しばらく右往左往。斜面を下って少し歩き渓に入ると、かなり良い水質。
いつもメインの区間を釣り終わった後、気が向いたときに入る程度なので薄暗い印象があったが、これほど綺麗な支流だったとは。
入渓して第1投。
バシャッ!
おぉ!?結構デカい!!
しかもスレた感じの出方じゃない。
ほどなく、いかにも魚が出そうな場所から何度も反応があり、少しサイズアップ。
これより大きいサイズが何度も出ましたが、力量不足でランディングまでは至りませんでした。理由は後述。
時間はかなり余っていましたが、嫁さんと4時までに帰る約束をしていた事もあり撤収。次は朝一でじっくり釣ってみたい。期待出来る支流だ。
ちなみに、撤収した最大の理由。
脚の関節裏側の写真ですが、お見苦しいので薄消しモザイク(←何かエロい)で。
上流を釣ってみようと思い、一旦脱渓しようと斜面を登っていたところ、足を掛けた杉の倒木が完全に腐っており、バランスを崩して足を伸ばして座るような体制で尻もちをついた。
すると、木の真下には竹を斜めに伐採した切株が、数十本密生しており、そのうちの1本が脚の裏に突き刺さった(泣)
出血こそあまりなかったが、ジクジクと鈍い痛みが続いたので、早々に切り上げた。
しかし、なんでワザワザ竹を斜めに切るかな?伊賀忍者か、ベトナム兵のトラップだったのかもしれない。
そして、バレが多かった原因と思われる事について少々。
R17-3FTフック、刺さりやすいけど抜けやすいような・・・??
皮膚に軽く刺してみても、ナノスムース・コートの効果は実感できます。これは、確実にフッキング率を高めているでしょう。
しかし、抵抗が少なすぎて、抜けやすい面があるような気がします。
バーブレスフックだから、という面もあるでしょうが、少なくとも何種類もバーブレスフックを使い、20年近く雲出川でアマゴを釣っている自分の経験から言わせてもらっても、明らかにフッキング直後のバレが多すぎる感があります。
ポイント部分は良いとして、ベンド〜シャンク部分については、コーティングがマイナスに作用してる気がします(タイイング時を含み)。
そして、幻の逸品、エアロドライウィング・シナモン。
見にくい (←オイ)
断わっておくと、茶色系という地味カラーからは想像できないくらい見えます。
特に逆光時は、黒っぽいシルエットに加え、白くチラチラ反射?する感じで見えます。しかし、「見やすい」と言えるものではありません。
おそらく、大安トラウトレイクのような止水、もしくは長良川の関観光ホテル前のような波の少ない環境なら、逆光・順光問わず見えるでしょう。オレンジやピンクに比べ、魚が警戒しないのも分かります。
ただ、山岳渓流では全く意味を成しません。フライが着水と同時に食ってくる環境下では、一発で見えるオレンジやピンクの方が圧倒的に有利です。
(※お前の目が悪いだけ、と言われる前に弁解しときますが、裸眼で1.5、1.0の視力です)
今回試した新アイテムですが、個人的にはどれもイマイチでした。
シナモンカラー、3つも買っちまった(泣)