2010年12月30日 三重県 管理釣り場
サンクチュアリ
やれやれ。なんだか忙しい日が続いている。
釣りに行くのも、なかなか時間が取れず、行けると思ったら子供が熱を出す。こんな事の繰り返し。
更新も同じような感じなので、大抵記事を書いているのはビール飲みながら深夜2時とか。娘二人には、早く元気に逞しく育ってもらいたいものだ(そして、土日は元気に友達の家にでも遊びに行くのだ!)。
さて、釣りに行ったのがいつだったのかも記憶が怪しい中、メモ書き程度に書き留めておきましょう。
あの日は・・・寒かった(汗)
いなべ市に入った頃から雪がちらつきだし、釣り場に着いたらかなり本格的な雪。
三重県(中部)では、雪なんて年に5回位しか降らないので、積もりそうな勢いで降ってくると、市民は激しく動揺する。そして、オートバックスでは、安いスタッドレスタイヤが即座に完売する。あと、大の大人も仕事そっちのけでテンションがやたら上がる(汗)
雪属性への耐性が、-5ぐらいしかないのだ・・・。
釣りの準備をしていると、かなり激しく降ってきた。しかし、風があまりないので周囲の光景に反してそれ程寒くはない。
そう思い込んだのが悪かったのか、後で酷い目に遭うことになろうとは・・・。
釣り開始と同時に30cmサイズがポツポツ釣れる。
近くにある大安トラウトレイクでは、この時期魚は100%底にいる。同じように底を狙ってみるが、意外に着水してすぐに食ってくるパターンも多い。
20分ほど試したところ、フライが沈んでいく途中〜底に付くまで(せいぜい20秒以内)に9割ぐらいの確率でヒットする事が分かったので、インジケーターをボケッと眺めるのは止め、足元〜15mのポイントをどんどん探っていく。
反応が悪くなったら、回れ右して桟橋の反対側を狙う。
この繰り返しで、延々と釣れ続きます。フライの交換は、フックが伸びるかスレッドが切れてフライが壊れてきたとき。
何度も書いているが、この釣り場で管理人のお気に入りパターンは、ジャパニーズ・バグ。
マラブーとか、「細長くてふわっ」としたフライはここではイマイチ反応が薄い気がする。「小さめで、ころっ」としたパターンがお勧めだ。
コンスタントに30cmサイズが釣れるので、1時間経たず30匹を突破。
しかし・・・
雪がかなりの勢いで降ってくる。
実は、この雪が厄介。インジケーターを見続けていると、上から降ってくる雪と、濁った水が作用して、インジケーターが常に奥へ(上へ)移動しているような錯覚を起こす。
しかも、インジケーターが動いているような錯覚に加え、自分も上に動いているような感覚に陥り、酔った。
雪で10m先のインジケーターさえも見辛くなってきたので、取っ払ってフライラインの動きだけを漠然と見るように釣り方変更。
「インジケーターは、無い方が釣れる(魚がフライを銜えている時間が長い)」という話はよく聞かれるようになってきたが、この釣り場はその典型で、ひったくっていくようなアタリが連発。
サイズは測ったように30cm前後。ランディングまで20秒掛からないので、バレやすっぽ抜けがない時は、1分1匹ペース。
濁ってて見えませんが、多分、この池に入ってる魚の量って尋常じゃないと思う。
さらに雪は激しくなり、桟橋にも積もり始める。一時暖を取りに撤退する人も続出する中、カツオの一本釣り状態で延々と釣り続ける。
ふと気が付いた。
手が、ロッドを握った形で固まっている(滝汗)
風があまり無く、キャスト〜ランディング〜リリースでヒンズースクワット状態だったためか、足・体は全く寒くない。
手だけが異様に冷たくなっていた原因がこれ。
エラスティック二重袖。
冬の管理釣り場や根魚釣りで、自分はロゴスの防寒防水ジャケットを愛用している。値段が安い割にはしっかり作ってあり、しかも透湿素材が採用されているためだ。
ロゴスの防寒ジャケットの多くで採用されているのがこの二重袖なのだが、確かに袖口からの風の侵入を完全に塞いでいるので、強風の中での釣りでは大変重宝する。
しかし、今日のような雪の日の場合、この部分が水を吸ってしまい(タイツのような素材)、濡れたハンカチを手に巻いて釣り続けるような状態になる。そう、この部分は手袋と違い、ジャケットと一体のため外すことができないのだ。
気付いた時には何十年ぶりかの霜焼け状態。袖の形に手が赤くなり、暖めたら猛烈に痒い!
冬の釣りは、ちょっとした装備の違いで釣り場で立っていられる時間が全く異なってくる。
もうすぐ解禁だが、川へ行く前に、防寒対策の確認や鈍った感覚を取り戻すため、管理釣り場でウォーミングアップしておくのが良いかもしれない。