2010年5月8日 三重県
雲出川(坂本川)
更新にかなり間が開いてしまいましたが、GWの釣行を。
前回は家族サービス中心だったため、殆ど釣りが出来ませんでしたが、この日は丸一日釣りが可能。
逸る気持ちを抑えつつ、午前9時には現場到着。さぁ、釣るぞ!
サンダル脱いで、ウェーダー穿いて、ウェーディングシューズを・・・・・・
忘 れ た(滝汗)
ちょ・・これどーするの!?
裸足で川歩く訳にもいかんし、ここまで来て撤収??悲しすぎる。
しばし途方に暮れていたが、ふと今日穿いてきたクロックスのサンダルを見て思った。
「これって、結構伸びる素材ですよね?」
おもむろに、かかと部分のストラップを思いっきり引っ張り、強引に足をねじ込む。なんか裂けそうだけど、些細な事は気にしない。
そして・・・。
ママ、はけたよ!(゜▽゜)
おぉぉぉ。人間、追いつめられれば、なんとかなるものだ。
無論、無理は出来ないが、とりあえずウェーディングは出来そう。そのまま川へ入ってみる。
水中の藻が付いた岩では滑るものの、乾いた石や花崗岩なら問題なし。むしろ、無茶苦茶軽くて川原は歩きやすく、そっちのメリットの方が大きいような?意外と普通に歩ける。
チビが数匹釣れただけだったので、少し場所移動。
途中、二ホンカモシカが堰堤下のプールを覗き込んだまま、固まっていた。
怪我でもしたのか?少し小柄なので若い個体のような感じもするが・・・。親が川に落ちたとか?
ジーーーーッ
3mぐらいまで近付いても逃げない。やはり怪我をしているのか?
ジーーーーッ
ものすごく見つめられる。好奇心が強い生き物だと聞いた事があるが、仮にも野生動物なら、人間をここまで近づけちゃダメだろう。
見てるのも飽きたので、入渓点へ移動し始めると、カモシカもトコトコ歩いて山の中へ。怪我ではなかったようで良かったね。
入渓してすぐに飛び出すチビアマゴ達。大物(いるのかよ)が食うより早く、3〜4匹でフライを突っつきに来る感じで、否応無しに釣れてしまう。
そんなチビの猛攻を掻い潜り、なんとか釣れたお兄さんサイズ。雲出川の地付きアマゴの特徴が出ている感じの魚。そう言えば、今年はまだ朱点が濃すぎる放流魚しか釣ってなかったような・・・。
その後も、このサイズが際限なく食ってくる。
気分を変えて水中撮影したりするが、もう少し大きい魚が釣りたい。
来る途中、下流部では結構な数の放流魚がライズしてたのを確認済みなので、その区間へ入ってみる事にした。
目視出来るだけでも5〜6匹のアマゴ。
食ってるものは何かよくわからなかったが、中型のメイフライがハッチしているので、とりあえず#16のソラックスダンを投げてみる。
すると、どうでしょう。
あれほどライズしていたのに、波紋は綺麗サッパリ無くなり、魚影も一瞬にして姿が見えなくなった。
スレていると言うより、完全に人間が来た時の対処法を心得ている感じだ(汗)
ライズ狙いは諦め、仕方ないので釣り上がる。
ここからは好反応。
いそうなポイントには高確率で魚が付いており、横っ飛びでフライに食いついてくる。戦略も何も無い。一投目で、核心ポイントへフライを落とす。ただそれだけ。
ま、釣れる魚は、もはや坂本川名物と言っても良い朱点がど派手な養殖アマゴだが、解禁から日が経った事もあり、かなり元気に走り回る。
こんなサイズの放流魚が、コレほど残ってた年はあまり記憶にない。
毎年、下流部のプールへ大量放流するのがこの川の恒例だったが、上流を中心に分散放流すると言う方法は、単純だが釣り切られるのに効果がありそうだ。
え?サンダルはどうだったか?
2回ぐらい軽く滑ったけど、緊急時の代役としては意外と使えそう。
バッタモンが安く出回ってるので、車に放り込んでおいても良いかもしれない。