2009年4月29日 三重県
雲出川(支流:坂本川)


 今シーズン、ブログでの現地更新と動画での速報、HTMLでの記事アップと言う3段階での更新方法を実践してますが、明らかに最後(つまり、この記事ね)の更新がダレダレになっている。

「アナタ・・・そんなに無理して・・・」などと嫁が言ってくれる訳が無いので自分で言ってみるのだが(←遊んでるんだから当然だよ)、ぶっちゃけ、この更新方法自体はそれ程無理はありません。


ブログ更新 → 画像付きメールを1通送る手間。休憩中にコーヒー飲みながら可能です。

動画更新 → 見た感じ大変そうに見えますが、余分な部分をカットして繋ぐだけなので慣れれば意外と簡単(3分の動画で作業時間30分ぐらい)。私はWindowsに付属しているムービーメーカーしか使っておらず、ちゃんとした動画編集はアップした十数回。これだけの使用で慣れるレベルなんで、敷居は相当低い。

つまり、最も地味に見える長文の記事が、最も手間がかかる訳です。文章だけは、考えないと出てきません。
それでも流石に長く続けていると、書くコツと言うか、要領を心得てきます。
私の場合、最初に使う画像を全て貼ってしまい、画像毎に簡単なコメントを付け、そこへ肉付けする形で全体が完成します。この方法だと、書きかけで止めても、すぐ再開できるのが最大のメリットでしょうか。


・・・そんな偉そうにハウツー語ってんだから、さっさと更新しろとか言われそうですが、更新が遅れる最大の障壁は、そもそもパソコンの前に座っていられない、という悲惨な現状にあります。

まぁ、あれですわ。子供が二人になるとですね、やれ熱が出た、水疱瘡だ、薬飲んでくれない、ビー玉飲んだかもしれん定額給付金の申請用紙を食いやがったくじ引いたら保護者会の役員になった(泣)などなど、予想外のハプニングだらけ。

書き出しこそ「よーし、書くぞ!」と、カツカツカツカツ、キーボードを叩くのですが、大抵娘のどちらかが起きて中断される。
まともに釣行記を書けるのは、上の子が小学生になるぐらいかもしれません(珍しく邪魔が入らず、前書きが長くなったな・・)


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連休最初の飛び石休日は、解禁1ヶ月を経過し、魚もすっかりいなくなったであろう雲出川へ。
当初は岐阜県庄川まで遠征予定だったが、1000円高速乗り放題制度の影響で、川に人が溢れてそうだったのであえて地元の川、しかも高速のICから遠いこの川を選択した。

正直、獲らぬ狸のなんとか。大して期待はしていなかった。


ところが、予想に反して各ポイント(放流してそうな場所)ではライズが見られ、入渓して数十分で4〜5匹の釣果。型は小さいが、意外な展開。

ハッチは多数見られ、逆に釣り師はほとんど見かけない。上流域は相当期待できると判断し、水温の低い午前中は下流域をウロウロ。この時点で釣果10匹を軽く突破

気になったのは釣れる魚。

昨年ぐらいから、異様に朱点の濃いアマゴが釣れだした雲出川(坂本川)。今年はさらに拍車が掛かり、体全体が真っ赤なアマゴ、上の写真のように、目の中(人間で言えば白目部分?)まで朱点が出ているアマゴが多数。
私は、エラより前に朱点が明確に出てるアマゴは、ほぼ間違いなく放流魚という即席の判断基準を以前から書いているが(ほっぺたの部分に黒っぽい朱点がポツンとある天然魚はいるようだが・・)、朱点の濃さが「気味悪い」レベルにきてしまっている。

坂本川近隣の養魚場は、最終的にこんなアマゴを目指しているんだろうか。(上のアマゴも、朱点が一部盛り上がり、触るとかさぶたのような感触があった)ちょっと・・勘弁してもらいたい。

少し上流へ移動すると、反応は上々。そして、釣れてくるアマゴは控え目な朱点の魚体。コレが雲出川のアマゴ本来の姿に近いと思うんだけどねー。

小型を多数追加した後、3m前のポイントへロールキャストでフライを送り込み仕留めた24cm。普通に釣れて驚いた。

同じ区間で釣れた、朱点が極めて地味なアマゴ。毎年釣っているが、ようやく生息している区間が分かってきた。
こんな魚を定期的に親魚にすれば、濃すぎる朱点のアマゴの発生はある程度抑制できると思う。

話は逸れるが、坂本川上流にある川魚料理屋、大吉と坂本小屋の前は、20mぐらいに亘って小石が敷き詰められた浅い流れになっている。
今年、そこに大量の稚魚が泳いでいるので(坂本川は発眼卵での放流はしていないらしい)、2004年の豪雨災害から川の状態が回復し、野生魚の産卵が相当上手くいっている可能性がある。

岩を抱き込んで成長する木と、今が最盛期の渓。川を眺めているだけでも気持ちいい。



最終的に、上流域で存分に楽しんだ後、下流で再度放流魚のライズを狙って1日中楽しむ事ができました。デジカメの全画像を見た限り、チビも含め、どうやら釣果は30匹オーバー。

気になったのは、明らかな放流魚は意外と少なく、どの魚も尾鰭が丸くない。
と言うことは、あの朱点の濃いアマゴも、年越し魚か、再生産された魚という可能性がある。一度、付き合いのある養魚場の方に、養殖魚のアマゴについて話を聞いてみたいと思う。


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