2009年3月29日 三重県
雲出川(支流:坂本川)


ようやく解禁した雲出川最大支流、坂本川。管理人的ホームリバーってやつです。

釣り行ってからしばらく経っているので、釣行記は簡単に・・・(まぁ、あれだ。手抜きだ

この川へ来る人の84%が車を停めて眺める光景。私は「赤い橋」と呼んでますが、正式名称はなんだろう。
毎年、橋の真下と少し下流の淵には、まとまった数のアマゴが放流され、早朝から餌釣り師が張り付いているのでフライの人は滅多に入れません。

それでも餌釣り師の猛攻を耐え抜いた魚が多数残るので、解禁後しばらくは楽しめる。
今は眺めるしか出来ないので、ここは無視して上流へ車を走らせる。


一つ、計算外な事があった。それは気温。
最低気温こそ1度の予報であったが、最高気温は14度となっていたので油断していた。無茶苦茶寒い(泣)

時折吹きつける強風により、体感温度は氷点下。

人の入った形跡の無い上流部で、午前中は時間を潰す。サビの取れた年越し魚が相手をしてくれたので、ここ最近はそれ程冷え込んではいなかったのだろう。

チラホラとハッチが増えてきたので、放流が行われているであろう支流へ少し寄り道。
このまま上流部で釣り続けても良かったのだが、解禁直後の放流魚を釣って釣って釣りまくり、アマゴに世間の厳しさを叩き込むのはフライフィッシャーの重要な役目。野生魚とのお楽しみはそれからだ。

そして支流へ移動。ハッチも増え始め、多種多様な水生昆虫が乱舞している。ライズも見られるようになったので、狙ってみると簡単にヒット。

しかし・・・


釣れた魚はこんな感じでした。
今年の放流魚だと思うが、ヒレの先端が痛んでいないので、もしかしたら去年釣れた朱点の濃すぎるアマゴが、生き残っている可能性がある。

朱点が濃くなる理由は諸説あり、養魚場内での近親交配、朱点の濃いアマゴを価値あるアマゴとして人為的に選んでいる、与える飼料に赤色の色素が多く含まれている等々。

アマゴ養魚場の方は、朱点と身を赤くすることに(商品価値を高める?)力を注いでいるようだが、正直申し上げて、「気持ち悪い」の一歩手前まできてる気がする。
アマゴは、もっと気品溢れる容姿をした魚だと思うんです。身をサーモンピンクにまで赤くする必要なんてないと思うんですけどね・・。

もう一匹釣れた魚も同じような朱点の濃すぎるアマゴ。これぞ雲出川のアマゴとか言われたら、なんかやだな・・。



寄り道は終了して、最初の橋の下のポイントへ移動。ハッチは増えていたものの、風がかなり強く釣りには厳しい。
案の定、餌釣り師は1名しか残っておらず、少し下流へ移動させてもらって釣り開始。

最初は上流で使っていた#16パラダンを投げるが、見に来る事はあっても口を使う素振りは見せない。30分ぐらいして、フライフィッシャーの方が一名様子を伺っている。少し雑談したところ、下流の淵でマラブーで2匹釣ったとの事。

「それもありか・・・」と思ったが、魚は水面近くに浮いており、ライズも単発ながら発生している。

ならば!と取り出したのは9Xティペットと#22ミッジフライ。

状況は一変。アマゴがフライを見に来る回数が格段に増え、まずは3匹ほどヒット。

ストマックを確認すると。茶〜ベージュ系の#20前後の水生昆虫多数。明色系のミッジサイズがキーポイントと判断し、同時にティペットを水面下に入れ、フライ先行で流す本気モードへ(要するに、長良川のミッジングみたいなもんだが)


連発。

右下の魚は特にそうだが、見た目がシラメっぽい魚も数匹。調子に乗ってソフトハックルを引っ張って2匹追加。
このままイブニングへ突入と思っていましたが、強風による寒さに耐えかねて4時半には撤収。極小のフェザントテイルニンフとか引っ張れば、面白い結果になっていたかもしれません。

もう少し暖かければ楽しめたでしょうが、あまり厚着しなかったのが失敗でした。

今回、炸裂したフライパターンを記念撮影。次は量産しましょうか。ソラックスはコック・デ・リオンだったかな?


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